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「 Q&A :旅のお供に 」まとめ

 

 

静岡手創り市2023秋

 

【 Q&Aのまとめ 】

 

テーマ「旅のお供に」

該当する出展者の一部とスタッフによる

Q&Aをお届けします。

 

ご来場前に作り手の言葉に触れていただけたら幸いです。

 

 

#旅のお供に2023秋

 

 

4-1 小倉夏樹

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1871

 

 

4-4 comorebito

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1863

 

 

4-5マツウラカオリ

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1873

 

 

4-8 土居祥子

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1870

 

 

4-9 向井真璃子

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1864

 

 

4-10 tronco

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1865

 

 

4-13 matsew

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1868

 

 

4-16 𠮷田可奈

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1862

 

 

6-1 湯浅記央

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1867

 

 

6-2 MAYAM

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1872

 

 

6-3 ipsilon

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1861

 

 

6-10 belleasie

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1866

 

 

6-19 あしゅ

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1869

 

 

 

▽会場マップ

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市

会期:10月7日(土)8日(日)

時間:9時から16時

会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋

 

*来場者専用駐車場なし

*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。






「Q&A:マツウラカオリ」#旅のお供に2023秋

 

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア4-5

 

マツウラカオリ

https://www.instagram.com/kaori_mts/

 

担当スタッフ

さとう(み)

 

 

2023年秋のテーマは『旅のお供に』  
これからどんな旅をしよう。行先は自由。 
長旅だって、小旅行だって、旅のお供にはとびきりのお気に入りを。 

1年前の秋、お話しすることができなかったマツウラカオリさんにお話を伺いました。 
ぜひご覧ください。 


「まずは自己紹介をお願いします。」 

出身は東京で、現在は愛知県瀬戸市で作陶しています。 大学でスペイン留学、その後、就職して生産管理コンサルタントとして働いてました。 思うところあり退職し、その後はバックパッカーとして海外・日本国内を旅してました。 デンマークのフォルケホイスコーレ留学を経て、日本で陶芸を本格的に学び今に至ります。

「今回の出展にあたり、意気込みなど教えてください。」 

2022年の秋で初出展した際のテーマが『お茶のこと』でした。 私は旅ばかりしてきたので、サブテーマとして旅を設定し、バックパッカーの旅持ち茶碗を出しました。 今回のテーマが『旅のお供に』ということで、時代を先取りしてしまったなと。色々ネタはあるので、それをストーリーだてて旅のお供なモノを出します。

 

「1年前、既にテーマを先取りしていたとは驚きです。色々とネタがあるとのことですが、具体的に『旅のお供なモノ』とはどのようなモノでしょうか?現時点でお話しできる範囲で教えてください。」 

申請時に提出したフラットなものと、741Hzストーンです。 

 


741Hzストーンは、浄化作用のある741Hz水を制作過程で使用した、お香立てストーン。 
旅のお供の『魔除』というか、結界の役目を果たすお守りのようなものを意識して作りました。 

旅先の宿でビジネスホテルとかいろんなタイプの人がいた場所に身を置くと、 その人たちの念がそこに滞留している感じがして落ち着かないことがあって。 
最近は旅先にお香とかアロマミストを持ち歩いて、嫌な空間だと思ったら香りの力で空気を浄化するようにしてます。 

そうした旅先での浄化アイテムを自分で作るなら何かと思ったとき 
741Hzという浄化作用のある音を聴かせた『水』

旅先のお守りとして持ち歩く『石』

そして浄化作用もある『香り』を組み合わせたら面白いと思ったのです。 
私の名前も『カオリ』だし。 

石のエピソードとして、 
奄美大島に行った時、丸い石だらけの海岸があったんです。 
そこの石は絶対にそこから持ち出してはいけない、 
持ち出すと悪いことがおこると言われていて。 
それを聞いてから、他の場所でも石を持ち帰らないようになりました。 
今回の石の形はその奄美大島のホノホシ海岸の石や、旅先で見た憧れの石の形を模倣してます。 

浄化作用があるという741Hzの音を聴かせた水をつけて制作し、石だけでも浄化作用があるようにしています。 
この741Hzが浄化作用は科学的根拠は証明されてません。 
あくまでも私と使う方の心のもちようです。 

そうした目に見えない世界のパワーを感じたり、プラセボ効果があればいいなと思ってます。

 

 


「741Hz…初めて聞きましたが、浄化作用があると言われているのですね。香りで空気を浄化するということは今まで考えたことがありませんでしたが、香りは記憶との結び付きが強く、香りを嗅ぐとその時の情景が蘇ります。香りは旅との相性が良さそうですね。 
申込書にありましたフラットカップは少量の液体が入るのでしょうか?」 

 

 


そうですね、普通のカップよりも容量は少ないです。 
一輪挿しとして買ってくれるかたが多いです。 
全集中すれば、コップとして飲めなくもないです。

「全集中、トライしてみたいです。 
国内外をバックパッカーとして旅をされてきたマツウラさんは今旅に出るならどこに行きたいですか?」
 

スリランカ。最近、身体と心の関連性に興味があって、アーユルヴェーダを体験してみたいです。 
アーユルヴェーダを施術する側として、学びたいこともあります。あとは旧ユーゴスラビア圏の国々や中央アジアらへんも。 ここ6年ほど海外に行っていないので、そろそろ日本を出たいです…

「スリランカが地球のどこに位置するかが分からず、検索してみました。日本と同じ島国なんですね。アーユルヴェーダ…もう一度検索してきます。 
そろそろ日本を出たいと思っているマツウラさんに敢えて伺います。静岡県で旅に行きたいところはありますか?」


祖父の家が静岡県内なので、割と静岡は知ってるつもりです。 柿田川はもう一度行ってみたいです。あと大井川鉄道に乗ってみたいです。 他、マイナーな場所があれば知りたいです。

「静岡県にゆかりがあるんですね。もしかしたら私より静岡県を旅されているかもしれません。マイナーな場所、ありましたら当日お伝えします! 
マツウラカオリさんにとっての旅のお供はなんですか?」 


自分です。

「旅のお供が『自分』という返答がくるとは1mmも想像しておらず、『モノ』がくると思っていたので、びっくり驚いています。 
国内外を幾度と旅をされてきたマツウラさんだからこその回答だと思いますが、もう少し聞きたい開きたい扉のその先。 
旅のお供が『自分』とは何かきっかけとなる体験や出来事があったのでしょうか?」 


バックパッカーで旅している時、いかに身軽に、荷物を少なく移動するかが私の旅のモットーになったんです。 
もしかしてと思って持っていった物って、結局使わないことの方が多い。 
それを突き詰めて考えると、海外だったらパスポートと現金があればいいんです。 

なんなら、近所を散歩することでも、目をこらして見ると面白い発見があったりする。 
それってもうすでに旅だと思うんです。 
散歩だったら究極、自分という身体のデバイスがあれば十分なわけで、旅のお供は自分自身だけでいいし。 

あとは私自身、会社員、バックパッカー、学生、陶芸作家、ファシリテーター、ライター、など、 
いろんなことを経験したこともあり、 人生自体が旅だと思っています。 
今後も違うことを始めるかもしれないし、これからの旅も不安だし楽しみもあります。


私、荷造りがぱぱっとできないので、できないなら一度手放してみようと思います。身軽で旅に出てみたいです。 

旅をすることは『知らないに遭遇する』ことの連続のような気がします。 
今回のQ&Aでお話しを伺う中でも知らないことのオンパレードでしたが、直接お会いした際にはもっと色んなことを聞いてみたいです。 
マツウラさんQ&Aにご協力いただき、ありがとうございました。 
この秋は護国神社をぐるっと旅してとびきりのお気に入りを見つけてくださいね。 」

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

さとう(み)

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。





「Q&A:MAYAM」#旅のお供に2023秋

 

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア6-2

 

MAYAM

https://www.instagram.com/mayam_jewelry_/

 

担当スタッフ

すずき

 

 

MAYAMさんといえば、  
シルバーで作られた、レースのバングルやピアス。  

一方で、  

手創り市onlineでは  
『noshiika・IKASOMEN・chiitara』のおつまみ3兄弟  
新米モチーフの『shinmai series』  
https://www.instagram.com/p/CGtHJEsFIWj/


静岡手創り市2021春『テーマ:black & white』では  
『okuba』『yaeba』『tsukeba』の『HA シリーズ』  
http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=1630


静岡手創り市2022秋『テーマ:お茶のこと』では  
番茶から型取りして制作された番gle(バングル)シリーズなど。  
https://www.instagram.com/p/CjPWumUOxIJ/


手創り市の開催毎に様々なシリーズが新登場し、楽しませてくれる。  

なんと今回も『旅のお供に』に向けて企画が進んでるのだとか!  

ワクワクがいっぱい詰まった、まるで宝石箱のようなMAYAMさんにお話を伺いました。  

 

 

 

「自己紹介をお願いします。」  

自宅の隅に小さな工房を構え、経年変化も含めてずっと永く大切にできるものをコンセプトとしてsilver、k10、天然石などをメインに制作しております。  

「MAYAMさんの作品は一点物かと思うくらい、『様々なレースのパターン』冒頭のような『シリーズが豊富』というイメージがありますが、これらはどのようにして作られるのですか?」  

レースは、その繊細な模様を消さないよう、丁寧にwaxで型取りします。  
さらに石膏で型取りし、焼成した中に溶かした金属を流し込む『鋳造』により、レースの質感をそのまま表現出来ます。  
出来上がったものを研磨し、リングやピアス、イヤリング、バングルを仕上げます。また、切り取ったパーツをパッチワークのようにいくつも組み合わせ、金属のロウでつけることで、新たな立体的な作品を作りあげたりもします。  

私は、以前手創り市onlineに参加してからテーマに基づいて考えることに楽しさを知りました。考えるのが面白くて制作中もブツブツとつぶやいています。制作時間以外のご飯を作っている時もつぶやいていると思います。(笑)  
実際に思いついたら制作をしてみて、足したり引いたりもしてみます。  
自分では技術が足りないと思っているので頭の中で想像していたものがちゃんとした形として表現できた時の喜びは大きいです。  


 


「型取りしたものが作品となるだけでなく、MAYAMさんの日々のつぶやきを表現していく挑戦から、様々な作品が生まれるのですね。  
それでは、静岡手創り市2023秋のテーマ『旅のお供に』に出展される作品について教えてください。」
  

『旅のお供に』というテーマを聞いて思ったのは、必需品ではなく、より旅を楽しくするものだったり、あれば安心できるものなのかなと思い、そこから『あったらいいなのソーイングセット』を制作してみようと思いました。  

お気に入りのアイテムを自由に組み合わせることができるもので、選ぶ時も楽しく、そのソーイングを旅に持っていくことを想像してさらにワクワクする。  
そんなソーイングセットとなってます。  

また、旅をする中で様々な移りゆく季節と景色はまさに旅のお供。  
MAYAMのレースシリーズの新作は、レースの石枠を窓枠に見立て、ピクチャーアゲートなどの天然石を用い、旅の景色を切り取ったイメージの作品たちです。  

 

 


 

「アクセサリーではなく、ソーイングセットとは……!  
お気に入りのアイテムを組み合わせ、オリジナルのセットを作ることができるのですね。アイテムの内容が気になります!」
  

アイテムとしてはまち針、指抜き、糸通しなどの制作を進めております。  
「旅のお供に」というテーマに沿って旅の御守りのような存在だったり、キラキラとした小さな宝物のようなものをイメージしています。  
指抜きは、リングや少し大きめのイヤーカフとして。  
まち針は、ストッパー(別売り)をつければ小さなブローチやハットピンとしても使えます。  

アイテムは、静岡手創り市でご縁をいただいた、horieeeさんとyueniさんに『3人でいつか作品を一緒に作り上げたい』という想いをお伝えして、コラボ制作に至りました。  

ジュエリーやアクセサリーを選ぶように、ワクワクしながらソーイングセットのアイテムを選んでほしいなと思ってます。  

ソーイングセットを入れるポーチは、落ち着いた光沢感がありながらも丈夫な生地のもので、今回特別にatelier shimaさんに作っていただきました。  

「また、レースシリーズの新作が登場。  
『ピクチャーアゲート』とは、断面の模様が風景画に見える天然石のことです。どんな天然石と出会えるか楽しみですね。
 

 

 

 

「最後に意気込みをお願いします!」  

再びあの場所で出展できるという嬉しさの中、作品に込めた思いがうまく伝わるかな?たくさんの方に楽しんで見てもらえるかな?そんな気持ちでいっぱいです。  
出展する私もお客様も、たくさん作品と作家様の出会いがあり、いつもワクワクしてしまう静岡手創り市。  
エリア6−2にてお会いできるのを楽しみにしております。  



ありがとうございました!  
まだまだお伺いしたいところですが、この続きはブースにて。  
みなさんにとって、お気に入りの『旅のお供』が見つかりますように。 

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

すずき

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。





「Q&A:小倉夏樹」#旅のお供に2023秋

 

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア4-1

 

小倉夏樹

https://www.instagram.com/ogura_natsuki/

 

担当スタッフ

あらまき

 

 

旅先では心動く瞬間がたくさんあります。 
雄大な景色、美味しそうな一皿、へんてこな看板、楽しそうな笑顔。 
そんな旅の思い出を、絵というかたちで残してみるのも、いいかもしれない。 
うまいへたは置いておいて。写実的でも、抽象的でもいい。 
心の機微を絵の具に溶かして。 
完成するまでの時間もまた、旅の記憶のひとつになる。 

今回、わたしは小倉夏樹さんにQ&Aをさせていただきました。 
ぜひご覧ください。 

・ 

「まずはじめに、自己紹介をお願いします。」 

愛知県で活動している小倉夏樹と申します。 
2014年窯業技術専門校を卒業後、独立してすぐに鎬の技法を用いて作陶を始めました。 
器づくりを通して使ってくださる方や楽しみにしてくださる方とのご縁が少しづつ増え、多くのことを学びこれまで続けてくることができました。 
これからも鎬と形、鎬と釉薬の組み合わせ方で自分が面白いと感じたことに向き合い制作をしていきたいと思います。 

「今季テーマ『旅のお供に』ではどのような作品を出品しますか?」 

陶磁器という素材の特徴と提案するものの面白さの両方を叶えるものが作りたいと思い『携帯する水彩パレット』に辿り着きました。 
持ち運びが容易なよう手に収まりのいいサイズ感であることと、素材の性質から本体をしっかりと固定すること、パレットとしての使用感など様々なことを考えこの形状になりましたが、実際に手に取ってみていただけたらよりわかりやすいと思います。 
多くの方に手に取り見ていただけたら嬉しいです。 

 

 


「今回『携帯する水彩パレット』の提案を申込書で拝見したとき、私の中にその発想はなくて、とても衝撃を受けました。ものすごく素敵な提案だと思いましたし、そこに辿り着くのもすごい!って。(小倉さん自身が普段から絵を描いているのでしょうか?) 
小倉さんは今回のようにテーマを与えられたり、新作を考えるとき、なにかすることはありますか?もしくはどんなことを考えますか?」 


今回のテーマで言うと、陶磁器という素材を扱う側からすると凄く難しいテーマだなと思いました。当たり前ですが割れ物である陶磁器を敢えて旅のお供にするだろうか?とすぐには答えがでませんでした。 
数日考えていると、ふと学生時代日本画専攻の友人が磁器の絵の具皿を使っていたなと思いだし、それならばと写生大会で屋外で絵を描いたことがある経験と旅のお供にというテーマが結びつくのではないかと『携帯できる水彩パレット』を思いつきました。 
携帯性とデザイン、サイズ感がなかなか納得のいくものにならず少し苦労しましたね。  

新作については鎬の魅力をどうしたら伝えられるか、という観点から器の形や釉薬、用途と鎬のバランスを考え、器ごとに出来るだけ違うアプローチを意識し、少しずつ組み立てていきます。 

「そういった経緯で生まれた作品なのですね。過去の日常、そして自らの体験から浮かんだアイデアを納得のいく形に落とし込めるのは、普段の作品づくりにおいて小倉さんがひとつひとつ考えていく作業を日々重ねているからだと、そんなことを思いました。 
そんな小倉さんにとって『鎬の魅力』とはなんでしょうか。」 


私にとって鎬とは、作陶において様々な表現の幅を考えるきっかけをもたらしてくれる存在です。 
例えば、お皿のリムに鎬が入ることでお料理がより映えたり、器のもつ印象で食卓を和やかな雰囲気にしてくれたり、鎬を意図的に使うことで器を一種の作品として楽しんでもらえるのではと考えています。 

 

 


「それでは最後に。小倉さんが個人的に持っていく『旅のお供』をおしえてください。」 

旅のお供とはちょっと違うかもしれませんが、、  
レオレオニの絵本に出てくるフレデリックというネズミの5センチほどのキーホルダーです。

普段乗っている車にぶら下がっているのですが、レンタカー等で遠出するときにも付け替えて持っていきます。

お守りの様なものでしょうか、そこにいると安心して道中過ごすことができます。 

・ 

小倉さん、ありがとうございました! 
当日、『携帯する水彩パレット』を拝見できるのを楽しみにしています! 
ご来場予定のみなさまも、ぜひ4−1のブースまで足をお運びくださいね! 

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

あらまき

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。





「Q&A:土居祥子」#旅のお供に2023秋

 

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア4-8

 

土居祥子

https://www.instagram.com/coltempo.leather/

 

担当スタッフ

さいとう

 

 

旅先では普段と異なる景色や、聞き慣れない言葉、その土地ならではの味覚や気候など、新しい出逢いや刺激がたくさん。 そんな非日常を満喫する中でも、時折ほっと落ち着きたくもなる。  

だからこそ私は『旅のお供に』、  
そっと触れたら安心できるような、日常を共に過ごしているものを選びます。  

今回私が Q &A をさせていただいたのは、土居祥子さんです。  

選考会でコインケースの写真を拝見し、ぽってりした愛おしいフォルムや、革特有のそっと触れたくなる滑らかな質感に、きゅっと心を掴まれました。  

この Q &A を通して、作品のことだけでなく、土居さんのお人柄や作品への想いをお伝えできればと思います。  
それでは、よろしくお願いします。  

・  

「はじめに、自己紹介をお願いします。」  

滋賀の琵琶湖近く、田んぼが広がるのどかな土地にある自宅で革のものづくりをしております、土居祥子と申します。  
フィレンツェの伝統工芸の技法を用いて仕立てる革小物とシンプルな革のバッグを作って います。  

大学を出て企業に就職して、と、もともとはものづくりとは無縁の人生でしたが、 旅先で出逢った革のコインケースに魅せられ、 この技を知りたい、という一途な想いを胸にフィレンツェへと渡りました。  

フィレンツェでは教会に付属する鞄職人養成学校に通いながら、放課後に伝統工芸品を作 る工房に通い、技術を教えていただきました。  
今では、コインケースは私の定番の作品となって、 使う方々とのたくさんの出逢いを繋いでくれています。  

 

 


「旅先での出逢いが、土居さんの作品づくりの原点なのですね。 手創りのものには人の想いを突き動かすほどの力があるということを再認識し、手創り市もそのような出逢いの場になればと気持ちが強まりました。  
今回の『旅のお供に』では、土居さんのどのような作品に出逢うことができるのでしょうか。」 


私自身が、旅のお供に欲しいなと思い、今回新しく作ったのは万年筆ケースと巾着ポシェッ トです。  

万年筆ケースは、 旅先で湧いてくる感情を書き留めるためのお気に入りの万年筆をきちんとしまえて、 出し入れする度に嬉しくなるような特別感があります。  

巾着ポシェットは、 スマホ、貴重品、ハンカチ、小さなものがすぐに取り出せて使い勝手がよく、 早くも私のお気に入りのバッグの仲間入りです。 そして私が定番で作っている革のものたちも、旅のお供にいいなぁと思っています。 見知らぬ土地だからこそ、お賽銭や自販機にコインケースが活躍するはず。 薄マチのカードケースには、クレジットカードとお守り代わりに折ったお札を忍ばせて。 たくさん歩くから小さな巾着には甘いものを。  

革という素材は、動物として生きていた頃はその身を守っていたもの。 だから革のものは大切なものを包み、運び、守る、そんな役目がぴったりだなぁと常々思い ながら制作しています。  
革のものを、ぜひ旅のお供に。  

「土居さんの素材への想いを伺い、⻑く共に過ごしたくなる安心感や愛おしさの理由が少しわかった気がします。それとともに、より大切に、できる限り永く使いたいという気持ちが強くなりました。  
永く大切に使うために、お手入れのコツがあれば教えていただけますか。」  


十分にオイルが含まれている革を選んで使用しているので、 日々のこまめなお手入れは特に必要ではありませんが、 革のものと永く付き合っていくためのコツは、『日々、使うこと』だと思っています。  
使うことで、革の中で油分が動き色艶が増してゆくとともに、 革の質感を自分の手が覚えてくれます。  

人の肌と同じで、触れてみて乾燥しているかな?と感じたら保湿をしてみてください。 革小物用の無色の保湿クリームが 1 つ手元にあると便利です。  

そして、革のものにはブラッシングがおすすめです。 外出から戻ってきたとき、お出かけの前日や久しぶりに使うときに、 馬毛などの柔らかいブラシで、表面の汚れや隙間に入ったホコリなどをささっとはらうよう に取り除きます。オイルが含まれている革はブラッシングするだけで艶が出てくるので、 ご自身の手でお手入れすることでより一層愛着が深まるかと思います。 

 
 


「無理なくお手入れも楽しめそうです。 革ならではの経年変化も今からとても楽しみです。  
それでは最後に、手創り市への意気込みをお聞かせください!」  


護国神社の緑豊かな景色のもと、 集う人々が創りだすあの場の雰囲気がとても好きで、 出展できることをとても嬉しく心待ちに制作をすすめています。  

今回のテーマについての、スタッフの方々のコラムが私にはとても興味深くて!  
『旅のお供に』って、きっと 1 つじゃないなぁって思うのです。  

みなさんの『旅のお供に』は何ですか?  
ここから広がる会話を、当日楽しみたいと思っています。  

・  

土居さん、Q &A にご協力いただきありがとうございました。  

当日、土居さんと土居さんの作品にお会いできることを楽しみにしています。  
そしてここで出逢った作品を旅のお供に、旅に出ることも。  

土居祥子さんのブースは4―8です。  
みなさんもぜひ、旅のお供に出逢いに。  
足をお運びください!  

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

さいとう

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。





「Q&A:あしゅ」#旅のお供に2023秋

 

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア6-19

 

あしゅ

https://www.instagram.com/asyuasyusyu/

 

担当スタッフ

まつだ

 

 

今秋のテーマは『旅のお供に』 
旅行やちょっとしたお出かけの際などに、お気に入りのバッグを持って行くという方も多いと思います。 
今回の選考会で私が気になった作品の一つ、あしゅさんのバッグ。 
同じ色合いの中でも濃淡がある独特のデザインが目を引きました。 

より詳しくお話を伺いたい、ということで今回は、あしゅ 秋山さんにQ&Aをお願いしました。 
ぜひご覧ください。 

・ 

「自己紹介をお願いします。」 

神奈川県生まれ。3人兄妹の末っ子として育ちました。 
小さな頃から、一人でもくもくと手を動かして絵を描いたりなにかつくったりすることが好きでした。 
けっして手先が器用な子だったわけではなく、どちらかというと不器用な子だったと思います。 
今でもなにか一つできるようになるのに時間がかかるタイプなので、その不器用さは変わっておりません(笑) 
ただ自分が描いた絵を母はよく褒めて喜んでくれました。それが幼心にも嬉しくて絵を描くことがとくに好きになりました。 
自然と高校進学の時も美術コースのある学校に進ませてもらい、大学では油絵と版画を専攻し朝から晩まで制作し放題の日々を送っていました。 
今となってはとてもありがたい貴重な時間だったとおもいます。 

「私には娘がいるのですが、絵を描いたりするのが好きなので今日から褒めるようにします(笑) 
秋山さんは美術系の道に進まれていたとのことですが、その後どういった経緯で今の作品づくりに繋がっていったのでしょうか?」
 

その後、卒業後の進路に悩む時期となり大学にきていた硝子工芸の会社の求人に目が留まり、今までやったことがないことをやってみたい!という気持ちのみで就職しました。(今思うと大変失礼) 
しかし絵しか描いてこなかった自分に硝子はあまりに難しい素材でした。 
温度が下がるにつれてどんどん固まってしまいカチコチに。 
先を読んで手を動かさねばあっという間に作業できなくなる。おなじ『つくる』ことでも素材が違えばそこにいきつくまでの過程がまったく違うものなのだとこの時に学びました。 
2年ほど勤めた会社を結婚、出産を期に退職し、子育てしながらもやはりなにかつくりたい気持ちがふつふつと湧いてきて、息子にスタイをつくろうとミシンを買いました。 
本をみながら見よう見まねでつくってみると、なんとか日常で使えるくらいのものになり、自分がつくったものが身近な人につかってもらえることに新鮮な感動を覚えました。 
このことがのちのちの布での作品づくりの原点となりバックづくりへと繋がってゆきます。 

最初はお店で買った布で作品をつくっていましたが、やがて古着をリメイクしてバックや帽子をつくるように。 
やがてもっと布自体にオリジナリティが欲しいと感じるように。。 
そこから布に筆で着彩したもので作品をつくることをはじめ、22年秋の静岡手創り市のテーマである『お茶のこと』をきっかけにお茶染め(草木染め)をした布にアクリル絵の具で着彩した布をバックに仕立てることをはじめました。 
布の質感や風合いを大切にしながらも、日常で気兼ねなくかえる布作品を制作しています。 

「油絵・版画→硝子→布とやられてたんですか。 
それぞれの経験を経て、布に着彩という今の秋山さんの作品作りに辿り着いたのですね。 
着彩にあたって意識していること・大事にしているポイントなどはありますでしょうか?」 


着彩する時に大切にしていることは『質感』としてたのしんでもらえるものになっているかということです。 
ただ布に絵の具をぬりました、とはならないようにその質感自体がデザインとしてみていただけるように心掛けています。 
そしてそれが、自分が日常でつかいたいと思えるものになっているかということ。 
描いた布でバックづくりをはじめたころは、ただただ描くことが楽しくオリジナリティをひたすら追っていました。けれどできあがったものを眺めているときになにかしっくりきていない自分がいることに気がつきました。 
暮らしの中でつかいやすく魅力のある布とはなんだろうと思考をめぐらせつつ、日々筆を握っています。 

 

 


「”質感自体をデザイン”、ネットで物を買うことが当たり前になった時代ですが、実際に手に取って選ぶことができる手創り市にピッタリだと思いました。 
当日がより楽しみになりました。 
それでは次に今回出展される予定の作品について教えてください」 


旅というテーマをいただきましたので、荷物のたくさん入る大きめのショルダーを制作しました。 
あしゅとしては初めての両開きのダブルファスナー仕様です。 
斜めかけ、肩掛けどちらでもサマになり男性にもおすすめです。 
ファスナーの布の色、エレメントの素材や色、スライダーのカタチからこだわりぬいた作品です。 

 


そのほかには、軽くて持ち運びしやすいエコバッグを。 
こちらも旅をイメージしてはじめて制作しました。 
エコバッグというと素材やデザインがなかなかしっくりくるものがみつかりづらいのですが、シンプルで普段使いしやすく、どんな洋服にも合う、そんなことを意識してつくりました。 

定番のものからは、大切な小物をしまっておけるポーチ。ちょっとそこまで....の巾着など。 

すべてお茶染めした生地に着彩した布で制作いたしました。 

「どんな旅でも対応できるラインナップですね。個人的には使いやすいエコバッグを探していたので大変気になります。 
ちなみに出展などで各地へ旅されることが多いと思いますが、秋山さんご自身の「旅のお供」は何かありますでしょうか?」 


私が旅に持ってゆくものは枕です。 
荷物が多いと必ずしも持ってゆけるわけではないのですが、可能なかぎり連れてゆきます。 
どんな立派な枕?と思われるかもしれませんが、近所のお店で買った当時1000円くらいのものです(笑)。 
これにまたあまりオシャレとは言いづらいエンジ色のボーダーのカバーがついているのですが、それが車に荷物でのっているのをみるだけでホッとします。 

あとは、わりと喉を痛めやすいのでのど飴を...けれど飴ばかり食べていると歯にあまりよくなさそうなのでキシリトールガムを。 

私の旅を支えてくれる縁の下の力持ちたちです。 

「旅は非日常でもありますので、普段の力を発揮できるようなアイテムをお供に連れていってるのですね。 
それでは最後に今回の出展への意気込みをお願いします。」 


私自身、旅に出るぞ!というときには、まずは何を着ていこうかな〜とか、どんな靴を履いて行こうかなとかいうことにワクワクしてしまいます。 
今回の『旅のお供に』のテーマをいただき、こんなバックを持って街歩きしたいなあと思えるものをカタチにしました。 
男性にも女性にも『あぁー、旅したいなぁ〜』と思っていただけるようなブースづくりを目指してがんばります。 

・ 

私が あしゅ 秋山さんと初めてお話させていただいたのはつい先日、今年5月のvillage三島楽寿園。 
私があしゅさんのブースへ行くと笑顔で気さくに話しかけてくれました。 
そんな秋山さんの明るいお人柄と素敵な作品がこのQ&Aで伝われば幸いです。 

秋山さん、お忙しい中にも関わらず一つ一つ丁寧にご回答いただきありがとうございました! 
みなさまもぜひブース(エリア6-19)にお立ち寄り、直接手に取って”質感”をお楽しみください。 

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

まつだ

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。





「Q&A:matsew」#旅のお供に2023秋

 

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア4-13

 

matsew 

https://www.instagram.com/matsew_bagmaker/

 

担当スタッフ

あかほり

 

 

出展者を決める選考会のなかで 
心に残ったmatsewさまの申込用紙。 
一枚の写真とその想いを綴った文章。 
そこに映るのlittle foot(携帯靴べら)が 
佇んでいた。 

テーマ『旅のお供に』 

旅という少し日常から離れた世界に飛び込む。 
ワクワクという高揚感と少しの緊張感が入り混じる。 

普段から使えて手に馴染む相棒があれば心強い。 
旅をしている時も普段通り過ごせる気がします。 
そしてこのコンパクトで愛嬌のある姿も和みますね。 

matsewさまの1枚の写真を見て色々と想いが膨らみました。 
小さい靴べら。さりげなく使いこなす大人になりたいものです。 

それではQ&Aをどうぞ。 

・ 

「自己紹介をお願いします。」 

キャンバスバッグメーカーとレザーバッグメーカーにて合わせて14年間カバン職人としてデザインと製造を担い、その後独立しました。 
京都市にて主にレザーやファブリック等を使用したバッグ・小物を製作しております。 
使い込むことによって起こる経年変化や独特な表情がある素材が好きで、フルベジタブルタンニンレザーや野生動物の革を好んで使用しています。 
また、バッグ等に付帯する金具もレザーと同じように変化していく銅や真鍮を使用することで使い手の歴史が刻まれるようなものづくりを目指しています。 
ヴィンテージ感を生み出すハードな印象の素材や金具を使用することも多い分、デザインやフォルムはソフトで繊細な仕上がりにするよう心掛けています。 

「今回、テーマ『旅のお供に』に出品する作品のご紹介をお願いします。」 

 


 

『little foot - 携帯靴べら』 

足型をモチーフにしたコンパクトな携帯靴べらです。 
できるだけサイズをコンパクトに、できるだけ使い方をシンプルに取り出しやすく、そして目を引くデザインに。 
ジャケットのポケットやバッグに入れておいても邪魔にならず、出先での着靴シーンでスマートに使用していただるように製作しました。 
靴べら収納時にも真鍮が少し見えるようにすることで取り出しやすさとレザー・真鍮・銅鋲がバランスよく主張するようにしました。 

 

 


 

『copse master - 縦型ショルダーバッグ』 

古の旅のお供。江戸時代の旅人に用いられた「振り分け荷物」=「行李と呼ばれるつづら籠を紐で結び肩から前後に分けて用いた鞄」そこから着想を得て製作した縦型のショルダーバッグです。 
生きてきた証となるキズが多く残る野生動物の革を使用しています。1点1点異なる表情ですので個性を感じていただきたいです。 

 

 


 

『finder - ミニファスナーショルダーバッグ』 

旅先での少しの荷物でよい散策時に使えるミニショルダーバッグ。 
本体は長財布が収まるサイズですので、わざわざ小さな財布に入れ替えしなくてもいつものお財布でお出かけしていただけます。 
また、ipad miniも入りますのでスマホだけでは物足りなさを感じるときにもしっかりと持ち出せます。 
もちろんスマホも前ポケットに収納可能です。 

 


「最後に、ご来場のお客様にメッセージをお願いします。」 

静岡手創り市には初めて出店させていただきます。 
初めてお目にかかる方も多いと思いますが、 
作品に隠された個性を感じとっていただけると幸いでございます。 
当日みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。 

・ 

初出展のmatsewさま。 

どの作品も、柔らかく優しい雰囲気を持ちながら芯が通った力強さを感じます。 

little footの様な小さな作品はもちろん 
大きめな鞄や他の作品や素材や対する想いなど 
当日聞いてみたいですね。 

出展エリアは4-13。 
ぜひ皆さまもお話し聞いてみてくださいね。 

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

あかほり

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。





「Q&A:湯浅記央」#旅のお供に2023秋

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア6-1

 

湯浅記央

https://www.instagram.com/norio_yuasa/

 

担当スタッフ

はしもと

 

 

もうしばらく、"やってみたいなー"と思っていて 
でもまだ手を出せずにいることがある。 
1人キャンプとか、車中泊とか、そういうの。 
始めたら深みにハマってしまいそうで、まだ踏み出せずにいる。 

だからかな。 
今季の申込書のなかで、ザクっと私に刺さったんです。 
小枝の先に刺さったスプーンとフォークが、 
柔らかく輝いて見えたから、 
そのつくり手にお声をかけてみようと思った。 

 

 

「湯浅記央さん。まず、自己紹介 をお願いします。」

主にステンレスを素材としてカトラリーを中心に制作しています。 
子供のころからただ金属が好きで、 
硬貨を磨いたり、瓶のふた集めを趣味にしていました。 
自分が感じる金属の美しさを 
日常の道具の中で表現できるよう意識して制作しています。

「子供の頃に好きだったものって、 
やっぱり自分の根っこになるものなんですね。 
そんな金属好きだたった湯浅少年が 
"ステンレス"をご自分のメインのおとも(共?友?)
に決めたポイントなどありますか?」


今も、どの金属も好きですが、 
遍歴としては銅、真鍮がやはり好きで、 
集めたり、素材としても使用することが多かったです。 
しかし食器を作ってみようとなった時、 
銅、真鍮が向かない部分が多く色々な金属を試す様になり、 
錫→アルミ→ステンレスと変わってきました。 
加工しにくいことを除けばステンレスはとても食器に向いている素材で、 
また、現時点で自分の考える金属らしい存在感を1番表現できる素材です。

「金属らしい存在感… 
確かに感じるその存在感は、 でも、私が知ってる"ステンレス"とはちょっと印象が違う気がする… 
テーマ"旅のおとも"に関連する作品について聞かせてください。」 


応募時は単純に自分が普段外に持ち出しているカトラリーなどの道具を見ていただきました。 
テーマの"旅のおとも"については日々の制作の中で今も考えています。 
最近は(他の素材にも言えることですが)金属は特に旅をしている素材だな、と思うようになりました。

 

 


「旅をする素材…普段から持ち出して、 ご自身のカトラリーも一緒に旅をさせているってことですね。」


金属は色々な国のはるか昔の地層から掘り起こされて、 現在の日本で今たまたまスプーンの形をしているわけで、 どちらかというと金属の旅の一時的なお供を私たちがしているのかな、という思いです。 
なのでそれ的な作品ができないかと今は考えています。

 

「私たちがお供をさせてもらっている… 確かにそうなのかもしれない。 私にとってはなんだか不思議な気づきでした。 
普段から持ち出しているとの事ですが、 どんなところに一緒に行っているんですか?」 


カトラリーヘッドのみならずカトラリー全般なのですが、楽しむという意味ではキャンプやピクニックのようなアウトドに持っていっています。 
作りてとしては(周りに迷惑がかからない時に限りますが)外食に持っていくことも多いです。 
自分が普段食べないものを食べた時にカトラリーが良い感じなのか、また家や展示会場以外での姿を見れる良い機会なのでそうさせてもらっています。

「器もそうだけど、置かれる場によって 色味や質感が変わって感じるの不思議ですよね。 
今ふと浮かんだのは、 いつか行った琵琶湖の湖畔で、 ちょっと雲がかかって柔らかくなった光の中であのフォークでオムレツを食べたい。そんな景色。 
最後に、今季の出展に際して意気込みをどうぞ!」

 

 


久しぶりの野外のイベントの参加なのでいろいろな人とお話させていただくのが楽しみです! 
皆さんの感性を刺激できるようなものを作れるように頑張ります。


私の"やってみたいなー"をまた刺激してくれた 
湯浅さんのカトラリー。 
皆さんの"おとも"にも、いかがですか?

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

はしもと

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。





「Q&A:belleasie」#旅のお供に2023秋

 

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア6-10

 

belleasie

https://www.instagram.com/belleasie_/

 

担当スタッフ

まつかぜ

 

 

旅行に着て行く服、皆さんはどのように選んでいますか?  
おしゃれ優先?着心地優先?それともコンパクトさ優先?  

私は着心地が良くて、着ると気分が上がる服を選びます。  
それでいてゆったり身体を締め付けない服。  
美味しいものをたくさん食べられるようにワンピースを選びがちです。  
海外だとその土地らしい服を現地調達したりするのも楽しかったり。  
私的には普段着よりちょっと冒険した服を着る事が旅の非日常感を高めてくれて好きです。  

今回Q&Aしたのは静岡手創り市初出展となるbelleasieの五藤さん。  
ベーシックな服から、民族衣装にインスパイアを受けた異国の空気を感じる服なども製作されています。  
初めてbelleasieさんを知ったのは昨年のVillageでした。  
クラシカルなアーミッシュのワンピースの美しさがとても印象的で、それからずっと活動を追っていました。  
今回、護国神社でお会いできるのがとても嬉しくてQ&Aをお願いしました。  

「では自己紹介をお願いします。」  


愛知県にて洋服を作っています、belleasie(ベルアジィ)と申します。  
アパレルメーカーにてパタンナーをしておりました。パターンを活かして、着心地とシルエットにこだわって洋服を製作しています。  
色々な国の文化や時代背景を日常に落とし込み手仕事とプロダクトのいい感じの間をめざしております。  
イベント出店に加え、年に数回展示受注会をしております。こちらはお客様のサイズに合わせて作るセミオーダーのような受注会となっていて、年齢層幅広く楽しんで頂いております。  

「実は私も6月に名古屋で行われた展示会にお邪魔させていただいたんですよね。  
あれこれお話ししながらたくさん試着して、素敵なワンピースをお迎えすることができました。  
今回のテーマ「旅のお供に」に出品する作品はどのようなものでしょうか?」 
 


自分が旅をするときに考える、あったらいいなの服を出品予定です。  
3ピースで着まわしのきくワンピースや、羽織にもなるシャツやワンピース。  
動きやすく疲れないパンツ。肌寒くなる季節に重宝するコットンのインナー。  
シワになっても大丈夫な羽織物。などなど。

 

 


「私、夏休みに台湾に行ってきたんですが、旅のお供はbelleasieさんの服でした。  
ノースリーブのワンピースなんだけど肩が隠れるデザインのもので、  台湾って外はもの凄く暑いけど室内や交通機関の中はクーラーが効きすぎていることが多いので、  体温調節するのにちょうど良かったです。  
それと、とにかく軽いところも快適でした。動きやすく着ていて疲れない!  
今後も夏の旅のお供として大活躍間違いなしです。  
10月は秋冬シーズンの服も見られそうなので楽しみにしています。」


「以前、NYで展示会をしたそうですが、  
そこでの『旅のお供に』なエピソードなどありますか?」  


NYでの旅には、静岡手創り市にも出展しているMIHO IMURAさんの靴を持って行こうと前々から決めていました。彼女の作る靴はおしゃれなのに歩きやすく、靴擦れもなく快適に過ごせるのです。スニーカーを普段履かない私としてはもはやスニーカーです。  

「靴選びも旅の重要ポイントですよね。履き慣れた靴じゃないと疲れたり靴擦れしたり、一気にテンションが下がることにもなりかねない…。  
MIHO IMURAさんの革靴、見た目はクラシカル且つドレッシーで全くスニーカー感を感じないのにすごい。  
今季はブースNo.4-2にいらっしゃるのでぜひハシゴして欲しいですね。」  


自分の服で言えばパンツとシャツを。  
私はポケットに色々と突っ込んでしまう質なのでポケットの大きさが決め手。(もちろん履き心地もいいと思っているのですが)  
私のつくるパンツは割りとポケットが大きいと言われることが多く、スマホやハンカチ、チケットなんかすぐ取り出したりするもの何もかもポケットにしまいたくなります。  
上も下も上着もポケットがあるとどこに入れたかわからなくなることもあります…。  

旅に必ず持っていく物はお気に入りのタオルですかね。寝るときにあると落ち着きます。  
ホテルなんかは乾燥しているので顔にかけて寝たり。  

「同じく私もポケットはマスト派です。浅いポケットだとスマホが落ちそうで不安になることも…。  
おしゃれな服ってデザインは素敵だけど着心地がちょっと…ということもたまにありますが、  
機能性とデザイン性どちらも兼ね備えているbelleasieさんの服は本当に快適。  
ご自身の体験から製作されているからこそ、着る人に寄り添った服が出来上がっているんですね。  
では最後に出展にあたっての意気込みをお願いします。」  

 

今回初めて出展させて頂きます。  
出展してみたいイベントでしたのでとても嬉しい。  
素敵な作家さんも沢山なので、私自身楽しみたいと思います。


普遍的なもの、古くから親しまれているものへのリスペクトを感じるbelleasieさんの作品。  
シンプルでありながらちょっぴりスパイスが効いている。  
だからこそ何気ない日常の一部にもなるし、旅のような非日常でも目を惹く存在感があるのだと思います。  

デザインのルーツのお話など、Q&Aでは聞けなかった話もまだまだあるので  
護国神社ではぜひ五藤さんとのおしゃべりも楽しみながら洋服選びをして欲しいと思います。  
着回しの仕方やお手入れ方法なども、気軽に教えてくださいますよ。  

五藤さん、Q&Aのご協力ありがとうございました。 

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

まつかぜ

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。





「Q&A:tronco」#旅のお供に2023秋

 

 

スタッフと出展者による

Q&A

 

【テーマ:旅のお供に】

 

出展場所

エリア4-10

 

tronco

https://www.instagram.com/tronco_work/

 

担当スタッフ

向井

 

 

旅に出かける時、皆さんは何を思い浮かべますか。 

私はなんと言っても『荷造り』 
何を持っていこうか、どんな靴を履いて行こうか。 
新しい靴も良いけれど、足に馴染んだ靴も良い。 
カバンの中には何を入れていこうか。 
必要な道具はひとまとめに整理して、 
移動中の慌ただしい時でも、 
サッと取り出してしまえる様に。 

考えるだけでワクワクしてしまいます。 

旅のお供に=革靴とお道具入れ 
そんな素敵なご提案をしてくださる作家さんに出会いました。 
今回は、東京都から出展のtronco(トロンコ)さんに 
お話しを伺ってみたいと思います。 

「まずは自己紹介をお願いいたします。」 

はじめまして、東京の国分寺で靴やかご、革小物を制作しているtroncoの立花です。

東京造形大学では建築や家具を勉強していましたが、卒業後に靴の学校に2年通い、革製品のブランドで鞄やお財布の作りを学びました。 
革を染めたり、縫ったり、編んだり、革で何ができるか日々試行錯誤しています。

使ってもらう人の暮らしの一部になるものを作りたいと思っています。 

「立花さんは今回テーマでの参加となりますが、どんな作品を出品されるのか教えてください。」 

革のはきものや、かごバッグ、お道具入れを出品します。 
わたしの「旅」に欠かせないものは革靴とお道具入れ。 
旅に出かけるときは革靴を履きます。 
脱ぎ履きは大変だけれど、足に馴染んだ革靴は疲れづらく、出発前に靴を磨くと特別な気分になります。 
荷物の収納にはお道具入れを。 
パスポートや旅の思い出のチケット、キャンプではカトラリーを入れるなど、 
購入した方から教えてもらった使い方は旅にピッタリで、わたしも真似して使っています。 
染めた生地は時期によって内容がかわり、秋は栗染めや柿渋染めを準備中です。 

 

 


「作品を拝見していると、風合いのあるキャンパス生地で、シンプルなデザインのお道具入れ。開けた時は箱状に、しまうときは折りたたまれて、バックにも収納しやすく考え込まれています。旅行中のチケットや、訪れた場所のパンフレットなど、私も大事に持ち帰る派なので、このお道具入れがあれば、楽しみが倍増しそうです。 
また、troncoさんの革靴は、染め上げた革の質感と、靴そのものを大切にしたデザインに感じます。履く人によって、歩き方次第で、作品がその人に馴染んでいきそうですね。 
よろしければ『troncoさんと革靴の出会い』について、お聞かせいただけますか?」 

 

 


大学のときに金属で靴を作る授業があり、それをきっかけに靴のフォルムに惹かれ、どのように靴を作るのか知りたくなりました。 
同じ時期に靴職人の方が靴は設計図を描いて、材料を調達して、図面通りに作り上げるのは、「家をひとりで建てるような仕事」と、お話しされている記事を読みました。 
自分の手で最初から最後まで作ることができる靴に魅力を感じ、 
それからすぐに靴の教室に通い始めたのが靴との出会いです。 

 

「家を一人で建てるような… 壮大さが、靴一つ一つに凝縮されているなんて... 
靴への考え方が大きく変わる素敵な出会いだったのが伝わってきます! 
最後に。ご来場のお客様に向けてメッセージをお願い致します。」 


旅には海外旅行や日帰り旅、キャンプなど、いろいろな旅があります。 
当日はその人にとっての旅をお話ししながら、使い方を提案していきたいと思います。 
素材の質感や靴の履き心地を実際に試していただくことが楽しみです。 


出展ブースは4-10。 
当日はあなたにとっての『旅』をtroncoさんにお話してみてはいかがですか? 
あなたにぴったりの使い方が見つかるかもしれません。 
是非手に取ってみて下さいね。 

 

troncoの立花さん、今回はQ&Aのご協力いただき誠にありがとうございました! 

 

#旅のお供に2023秋

 

担当スタッフ

向井

 

 

 

 

第27回ARTS&CRAFT静岡手創り市
会期:10月7日(土)8日(日)
時間:9時から16時
会場:静岡縣護国神社

 

#旅のお供に2023秋


*来場者専用駐車場なし
*雨天開催、台風など荒天の際には中止の場合もございます。








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