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5月30日 小梅を漬ける。

 

 

梅酒は呑まないけど、漬けてしまう。

意外とあるあるじゃないだろうか?

私はまさにそう。

 

 

先日の大人の修学旅行の帰り道。

山梨の道の駅で手にいれた。小梅。

熟した小梅を漬けてみようと思っていて、

香りづけで青梅をいくらかブレンドしようか検討中。

こうしたことを考えている時が楽しいとき。

 

 

知識をベースに基本をおさえ、

基本をおさえたうえで仮説をたて応用する。

これが出来て初めて知識は知恵になり意味を持つ。

知識ばかり集めてもSDカードにおさまる行き先のない写真のデータと同じこと。

知識はあくまで素材で、それを加工して実際的なものに。

そうすると、話し言葉にも説得が生まれ、同じ言葉でも全くものが異なる。

 

ふと思い返した梅酒づくりで考えたこと。

 

 

 

 

6月上旬。

今年の「くらしのこと市」について大事なお知らせを致します。

おそらく6月5日頃には告知が出来るかと。

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

名倉

 

____

 

 

 

【次回A&C静岡開催について】

 開催日:10月13日(土)14日(日)

 申込期間:7月2日〜8月1日事務局必着まで 

 発表:8月11日予定

 

 

《A&C静岡手創り市・運営スタッフ募集中》

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=850

 気になることがあればお気軽にご連絡ください

 

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5月21日 2019年を思う…

本文と写真は関係御座いません。

 

こんにちは。名倉です。

 

2017年から2018年の小屋企画は、

または会場全体でのテーマは、

わたくし、名倉主導で進めてきました。

 

自分発信ですから、

ままならないことまで含めてやっていて楽しいのは勿論のこと。

けれど、それが2年も続くと、これでいいのだろうか?とも思ったりします。

 

 

そんな訳で、

2019年にむけて考えていること。

 

小屋企画であれ、

会場全体のテーマであれ、

スタッフが主軸となって形づくってゆくようにしたい。しよう。

これです。

 

 

ちなみに。

これまでスタッフ主導の小屋企画はこんなものをやってきました。

 

◯酒器と日本酒。http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=983(2016年秋)

◯おやつの時間 http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=911(2016年春)

◯ミドリノヒビキ http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=739(2015年春)

◯アキ 花めでる コヤ shizuoka-tezukuriichi.com/koya/201410/(2014年秋)

◯ハル 星まとう コヤ http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=588(2014年春)

 

酒器や菓子皿。

テーマを設けて数組と作家と実施。

花器だけを集めたもの。

アクセサリーとイラストレーションで形づくる場。

 

思えば沢山のことをやってますね。

 

 

7月になれば秋の申込みも始まりますし、

その頃からスタッフに話をしつつ、

アイデアを募ってゆきます。

 

どんな2019年になるのでしょうか。

なにはともあれ乞うご期待。

 

まだ早いか…

 

名倉

 

追伸

23日には「さとうの日記。」をお届け致します!

 

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5月15日 反省会を終えて…

 

 

先週末は春のA&C静岡の反省会を行いました。

 

10時よりスタートし、

まずはふた班にわかれフリートークよりスタート。

 

その後、搬入出のことから2日間のローテーションのことまで話をする。

 

搬入出については特別議論はなかったけれども、

2日間のローテーションの話になると議論は活発に。

 

例えばそれは、

スタッフによる場内見回りのことであったり、

フードエリアの列の整理のことであったり。

などなど。

 

「わかっているだろう。」

 

そう思えることでも、

些細なことで気になれば議題にあげてみる。

 

小さなことは他の誰かにとって気になる小骨だったりするし、

小さなことから話が広がり、

それまで気づかなかったことに気づけたりするのだから。

 

言葉にして発する。

それが反省会で必要な最低限の事柄。

 

「ためらってしまい話せなかった。」

 

そんなことがないような場でありたい。

 

 

最後に。

 

今回の春のA&C静岡で2人の男性スタッフが卒業をした。

 

彼らはともに現場でとても頼りになる人たちだったのでその穴は大きい。

けれど、その穴はきっと今いるスタッフが改めて埋めるだろうし、

これから会場を共に作ってゆく新人スタッフの力も借りつつ、

きっと彼らがいる時よりも前進してゆくだろう。

 

人が変われば様子も変わる。

 

卒業した彼ら2人に笑われることのないよう、

秋にむけてひとつづつ歩んでゆきたい。

 

Uくん。Tくん。

どうぞよろしく。

 

それではまた。

 

名倉

 

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静岡の拠点。其の壱。

 

 

たまに呟いてみるのですが…

 

今後、静岡の拠点を用宗に持ちます。

 

すでに物件は手にいれていますが、

一向に手をつけることもせず野放し。

たま〜に様子見がてら行けば、

ささっと掃除をする程度。

 

用宗は静岡市の端っこの港町と知られ、

近頃、ちょっとした開発が進んでおり、

テレビで取り上げられることもあるそうな…

そう人伝に聞きました。

 

 

さらに詳しい用宗情報はこちら

http://excite.mochimune.jp/

 

 

なぜ用宗か?

特別な理由がありませんが、

あるとすれば、物件がお手頃だったから。

ただそれだけ。

 

けれど、

とてもいい所ですよ。

 

海もすぐ、

小高い山もすぐ、

名勝の大崩海岸もそばにあり、

なかなか風光明媚な場所なんです。

 

そうそう、わたしの好きなもののひとつ。

美味しいジェラート屋さんもすぐ近くにあったりします。

行くたびに通ってます。はい。

 

「A&C静岡の拠点のオープンはいつ頃でしょう?」

 

そう人に問われることも最近は増えましたが、わかりません。

いずれにしても、オープンする目処がついたらまた告知します。

 

 

「拠点。何に使われるのですか?」

 

これが大事なポイントですね。

実際聞かれます。当然のことでしょう。

 

拠点という位ですから、

ARTS&CRAFT静岡手創り市の事務局?ということになりますでしょうか。

 

また、器を中心とした展示会などを行い、

その時々で、食事会やワークショップなども行える場所にするつもりです。

 

さらにもう一点。

 

A&C静岡の有望なスタッフが自ら企画し、

自らの自由と責任で展示会を行える機会があってもいいと思ってます。

そのハードルは高いんでしょうけど…

 

 

とまあそんな感じのA&C静岡の拠点は、

これから私たちがより成熟し、

様々なことをチャレンジする場として機能してすることが役割です。

 

いつになるかわからないモノについて語ってしまってすみません。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

 

ARTS&CRAFT静岡

手創り市

名倉哲

 

____

 

 

 

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5月11日 反省会。

 

 

 

久しぶりに”すあま”をいただき

改めて思ったことがあります。

 

 

こんなにも主張しない姿と味なのに

なんて味わい深い奴なんだろう

 

日本中のすあま達は

どこも大凡一緒の顏をしているのに

なんでこうも疑うことなく

信頼できるんだろう

 

個性だ

オンリーワンだ

花屋の店先に並んだだの、

すあまの前でそんな我が儘は云えない。

 

 

 

 

すあまは崇高な存在。

 

やっぱり、そう思いました。

 

 

さて。

 

週末は春のA&C静岡の反省会です。

 

2日間のことを振り返り。

昨秋と比較したり。

次の秋にむけての改善を確認しあいます。

 

どうせ一日がかりになるのであれば、

終わった後にクタクタになれるよう頑張りたいです。

 

それではまた。

 

名倉

 

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テーマはマグカップ。(5月8日・一部改変)

 

 

こんにちは。名倉です。

 

「灯りだけ」を経て、

「春の開催」を終えて、

秋にむけて個人的な目標を設定しました。

 

 

灯りだけで改めて感じたこと。

展示会は既製品ではなくオーダーメイドでありたい。

そのことをひとりの作家の個展ではなく、

グループ展で、巡回展で、形にしたいと思いました。

目指す形は、テーマを違えず、それぞれの会場の特色づくり。

 

 

そんなグループ展で巡回展のテーマは『マグカップ』です。

 

 

誰もが知っていて

親しみのあるアイテムをテーマに、

それぞれの現場でそれぞれの試みを提案したい。

 

 

5月8日現在。

秋田と長野で開催することが決定されました。

もうひと会場の巡回を望んでおります。

出来れば西方面…

 

 

それぞれの会場では、

私と会場主のアイデアを持ちより、

共催という形をとり展示会を実施致します。

 

既にあがっているアイデアを眺めていても

楽しいものになりそな予感が大。

 

ご期待くださいね。

 

それではまた。

 

名倉

 

 

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過剰が好き…

 

随分前に手にいれた匙を眺めていると改めて感じる事があります。

 

私は整ったものへの愛情よりも、

過剰なものへの愛情が勝るな…

です。

 

 

この匙との出会いもそうでした。

 

いつかのA&C静岡の開催に参加していた、

とある木工作家のブースにちょこんとあったそれ。

彼の名を只木某という。

 

初日に見かけ目を奪われ、

果たしてこれが売れるのだろうか…

作品として強すぎて売れないだろうな…

そう感じました。

 

初日が開け2日目。

案の定、作品が変わらぬ場所に在り、

じゃあ買おうか(買わなきゃ!)と思い手にいれました。

 

 

それから数年が経ち、

昨年の東京会場でも見かけ、

おいおいまだあるのか!?と思い、

積極的な救済として、

最後のふた匙を購入しました。

 

我ながら良い買い物をしたと自画自賛。

 

 

舞台は変わり、今年の春。

 

その時と同様な気持ちで、

過剰な作品を手にいれました。

 

つくった当人もきっと、

心地よいくらいに前向きで作ったんだと思います。

 

 

今はまだ私は、

この作品に見合った人間ではないよな気がしています…

10年後、そうなれるよう年を重ねよう。

ついでに皺も重ねよう。

要するに、頑張ろう。

そう向き合える作品でした。

 

 

わかりやすいものが好きですか

整ったものが好きですか

人気のあるものに抗えませんか

 

 

人はどこかで、

過剰な部分への共感を持っているはず。

期待しているはず。

 

それこそが個人の感覚であり、

価値観であるよに思います。

 

 

共有出来ない部分があってなにが悪い。

 

 

そんなことをたまに考えてみたくなります。

それではまた。

 

名倉

 

追伸

4月30日〜5月4日まで事務局不在となります。

メールの対応は5月5日より再開致します。

 

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2018春季A&C静岡日記:後編

 

 

*2018春季A&C静岡日記:前編*click!!

*2018春季A&C静岡日記:中編*click!!

 

 

 

開催日記:後編ということで、

ここ数日、何を書こうか考えていた。

開催中のことに焦点をあてる。

それに変わりはないけれど何を伝えたいのか?

大事なことはそれ。

まあとりあえず書き出してみよう。

 

 

今回の小屋企画は「本とわたし」ということで、

「本」を軸にふたつの企画を提案させてもらった。

 

 

ひとつは「わたしと本」というもので、

出展者とスタッフによる2日間限りの図書館をつくろうというもの。

預かる本の中には出品する方のメッセージが書かれていた。

 

これは開催中に感じたことだけど、

一般的な本の入口は表紙から入ることだと思うが、

今回の企画によって、別の入口が生まれたように感じた。

それは、出品した作家のメッセージから入るケース。

そのことによって、ひとつの本にふたつの入口が生まれたようで面白かった。

 

後書きが似たような位置づけかもしれないが、

そこに生身の人間は存在しない。

けれど、今回の提案ではそこに、生身の人間(作家)がいる。

これは大きな違いだろう。

 

本にメッセージが添えられているちょっとした工夫があるだけで、

本にまったく別の切り口が生まれる不思議。

いいなあと思った。

 

 

もうひとつの企画は「つなぐ、ワークショップ」というもので、

これは出展作家の有志の方より制作の際に出た端材(ハギレ)を提供してもらい、

集まったハギレで自由に栞を作ってもらおうというものだった。

 

 

現場では多くのお子さま連れの方が参加をしていて、

これまでのA&C静岡にはない景色がつくれたように思うし、

スタッフ全員が順番に現場の管理をする事で、

これまでにないくらいに一人一人が現場にコミットしていた様子が微笑ましかった。

 

担当スタッフの藤本さんからすれば、

道具の使い方の説明等に四苦八苦だったと思うが、

これも、現場を全員でまわすということから生まれる副産物と思えば、ふつうのこと。

つくる側の人でもある彼女にとって、言葉やイラストで伝える作業は為になったのでは?

…と私は勝手に納得した。

 

一点。残念というほどではないかもしれないけど、改善したいこと。

それは現場が余りにも自由すぎて、

ハギレの出所、作家の紹介にあまり紐つかなかったことだ。

参加者がを楽しめればいい。

そこに異論はないけれど、

自分たちが目指す先はそこではないだろうし、

企画を作り、表現した先にある目的を忘れてはいけない。

 

気づきの多い企画だったし、また違った形でチャレンジして欲しいと感じた。

 

 

話はまったく変わり、、

2日間共に晴れたことは「雨の静岡」を払拭する機会でもあったけれど、

(しかも、昨秋に続きだからなおさら!)

不思議なほどに寒かったり、2日間共に迷惑千万な風が吹いていた。

このことによって、2日間の晴れにケチがついたことがとても不満だが仕方ない。

相手は神様や地球の動向。楯突くとろくなことがない。黙って受け入れるほかはない。

 

 

今回の開催で、

これまでよりも会場の景色が変わったように感じた。

 

その共通項は光りの取り入れ方とブースへの親しみやすさだった。

 

そう気づかせてくれた作家さんは、

エリア5の角にいた榊麻美植物研究所さん。

 

 

自身で鉢をつくり、様々な植物の苗を植え、自然に任せつつ手をかけることを勧める。

そう勝手に納得している私は、開催ごとに彼女のブースに立ち寄り眺めてきた。

 

今回、ブースの場所の特性もあるだろうけど、

ブース全体に光りが届くような作りになっており、

それは特に、お客さんが立ち寄る場所ほどそうで、

そのことに心地よさを覚えると同時に、

沢山の方が自然と榊さんのブースに立ち寄るしかけになっていた。

仕掛けというといやらしいが、そこにある開放感に人が自然と惹かれたんだと思う。

 

 

そのことに気づき、

改めて会場をまわってみると、

テントがあってもなくても、

取り込む光りによって生まれる陰影が

更にその空間に心地よさを与える。

そういったブースがこれまでよりも増えていた。

 

 

 

 

 

とある革の作家さんは、直射日光によって革にあてるダメージを避けつつもテントと什器でクリーンな空間をつくっていた。ミニマルというだけに留まらないその空間。素敵だった。

とあるガラスの作家さんは、作品にそそがれる光を意識してか、ブースの奥まったところに作品を置かず、すべて参道に沿った面で魅せていた。そのことによってガラス作品は光りを蓄え、生き生きとしていたように感じた。

とある陶磁の作家さんは、テントのタープを外し、骨組みの構造を最大限利用し、ユニークさと上品さを兼ね揃えるブースを作っていた。むむむ。にやり。そう思った。

土で球体や立方体などの塊をつくる作家さんは、出展場所の特性を利用したかのように、光りが入った時とそうでない時のコントラストがはっきりと分かれるような展示をしていて、私が訪れた時は光りがそそぐ時間帯。本来であれば重さを感じてもおかしくない土のかたまりは、軽さというよりも浮遊感があるように感じた。なにより作品の持つ輪郭が美しかった。

 

…と、かなり断定的に紹介してしまったが、これはあくまで私が感じたこと。

作家さんがどう考えているのかはわからないし聞くこともないだろう。たぶん。

 

けれど、そんな一見作品と直接関係ないことを考え、勝手に想像することで、野外のクラフトフェアの楽しみは増え、買い物と会話以外の、その楽しさを知ってほしい。そう、主催者たる私たち運営スタッフは望みたい。

 

 

ここから先は出展してくださった作家さんに伝えたいこと。

まだ続くのか!?と叱られそうだが、続きます。ごめんください。

 

 

野外のクラフトフェアには、その場所ごとの環境による違いと制限があり、大まかに展示の構成を決めていても(それを準備と云う)、現場で柔軟に対応出来る作家さんのブースこそが生き生きとしていて、それによって見た目の明るさではない明るさ、風通しの良さが生まれると思う。

具体的に云えば、私どもA&C静岡の会場なら、ブースの奥に誘い込む什器で囲うコの字型のブースのつくりは、自然と空間に圧迫感が生まれ、結果、風通しの悪さと威圧感が生まれてしまう。

時折、そうしたブースを見かけることもあるが、そうしたブースほど大抵の場合、奥の会計的なところで作家さんが鎮座ましまししているので声がけづらい。きっとお客さんもそう気持ちになるだろうな。そんなことを感じる。

何を伝えたいか?それをひと言で云えば、準備して更に現場で工夫をする。たったそれだけのことをして欲しい。

何故ならそれは、用意されたブースにはあなたの自由と責任があって、そこにあなたの2日間の生業があるのだから。生業とはなにもお金を稼ぐことだけではないはずだから。

 

 

さて、云いたいことも云ったし、

そろそろ締めに入ろうかと思いますが、

秋季開催の宣伝をさせてください。

 

 

 

2018年A&C静岡のスタッフ小屋企画は「日日、はさむ」というタイトルで実施します。

ここではスタッフの考える機能のあるもの機能のないものが並列に並び展示されます。

春に続いて、またまた舞台は本の上。

企画の原作者は静岡スタッフの中でも最も若手の望月さん。

彼女のユニークな提案によって今回の企画は生まれました。

ひとまずの告知はこちらとなりますが、後日更なる告知を致しますね。

乞うご期待!

 

 

では締めに。

 

 

今回で16回目の開催となったARTS&CRAFT静岡手創り市。

 

代表たる私も、集うスタッフも、

工芸への深い造詣がある訳でなければ、

これから深めてゆこうという気持ちもそこまでありません。

人に言われたら嫌だから自分で云いますが、いつまでも素人でいい。

けれど、少なくともそこに参加する作家さんからは、

信頼を得られるような現場でありたい。

そして、いくらでも入ってくる便利な情報に時々流されつつも、

常に選び取るのは自分たちの現場から感じたことを、見つけたことを原資に、

これからの会場づくりをしてゆくこと。

 

そのことを約束し、次回にむけて日々歩んでゆきます。

 

これにて第16回目のA&C静岡の開催日記は終わり。

ここまでお付き合いくださってありがとうございました。

 

ARTS&CRAFT静岡

手創り市

名倉哲

 

(了)

 

____

 

 

 

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リ・コモンワードはヨネザワ

 

今春開催のA&C静岡の日記が終わっておらず、

とある人に「次はいつですか?」と聞かれてしまいました。

「閑話休題ということでお願いします」とご勘弁いただき、

「そういえば知ってます?」と間髪おかず話題をすり変えた。

 

元A&C静岡スタッフだった米澤あす香さんが

インタビュー紙「Re:common word」を創刊しましたのでご紹介致します。

 

 

【Re:common word】とは?

モノやコトを作っている方をご紹介するインタビュー紙

「Re:common word」(リ・コモンワード)を創刊しました。

作り手と使い手の架橋となる”共通語”=”common word”となることを目指します。

 

 

ついに出来上がったか〜と感心した私は、

どれどれと久しぶりに彼女のサイトを開いてみると

こんな記事があがっていた。

 

「Special Thanks」と題して投稿されていた記事。

 

タイトルはまあいいとして、

そこに書かれていることに感心し、

彼女の姿勢があらわれていることを感じた。

 

同時に、紙面をつくる上でとても重要なポイントである、

デザイナーさんを自身の足で見つけお願いし形に出来たこと。

このことに凄いと思わざるを得ませんでした。

 

元々顔見知りだとか、

親しい人間だから、

という理由でお願いするのではなく、

自分の足で目で信頼出来るデザイナーさんを見つけることが

これからの彼女のつくるものへの布石と信頼になる思うからです。

 

 

 

【Re:common word】は彼女自身の仕事。そう感じました。

 

出来上がったものへの評価はきっとこれからでしょうが、

ひとまずは第1号へのおめでとうをここで伝えたいと思う。

ついでに、第2号に更なる期待を込めて。

 

それではまた。

 

名倉

 

____

 

 

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2018春季A&C静岡日記:中編

 

 

今日が昨日でも、明日が今日でもわからないような人生なんてまっぴらごめんだ

 

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*2018春季A&C静岡日記:前編*click!!

 

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今回で第16回目を迎えるARTS&CRAFT静岡手創り市は、半年に1度の開催なので丸8年継続してきたことになる。

たしか始まりは、私が30を迎えた頃から準備をむかえた。

東京・雑司ケ谷の手創り市に出てくる作家さんたちの活動に変化を感じ、実際にその変化を具体的に知る中で、「それなら作家を生業とする、生業とする事を目指す人たちが集まる場を作ろう。」そう決め、始まった。

あっという間の8年だったようにも思うし、たったの8年とも思う。

いずれにせよ、心がけてきたのは集うスタッフ達と現場の基準を作り、常に更新することを目標とし、同時に、自分たちにとって新しいと思える取り組みを重ねてゆこう。そう決めてやってきた。

ひと言でいえば、強い現場と面白い現場を両立すること。

ストイックなだけでは駄目だし、かといって面白ければいい、というにのは余りにも下品だから。そのことにゴールはないし、故に苦しいこともあるけれど、私たちのものづくりはそうあるべきで、その心がけがあるからこそ、自分たちなりの考えを持って作家と対話することが、ようやく出来る。

今ではたくさんの来場者のお陰で参加する作家さんにとっても有意義な2日間をつくることが出来ているように思うし、運営側・出展者・来場者が三位一体となってはじめて会場のワクワクが生まれ、そのワクワクが人に伝播し次に繋がってゆく。

そう、だからこそ出来るだけ現場で起きたことを紹介したいと思っているし、他人がどう思うとも自分の考えを述べてゆくのが主催者としての役目だと思う。

思うじゃなくて、そう決めている。

 

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様々な人たちが集まる場所では大なり小なりのトラブルがない訳がない。

大はなくとも小はある。それは私たちの会場でも同じで、そのトラブルを出来る限り未然に防ぐ為、起きてしまったものの程度を広げない為に私たちスタッフは会場内外あちこちに散らばっている。

ただし、出展者のブース内にはルールに則ってさえいれば基本的には立ち入ることはないし、ブースの中は出展者の自由と責任が担保されている場。そう考えている。なので、商品(作品)の紛失についても、原則は自己責任という認識だ。

 

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今回、初めて盗難の現場がおさえられ私のもとへ連絡が届いた。

現場にむかう途中、スタッフからの状況報告を受けつつ気になることがあった。

 

「お子さま連れの方が盗難をして、そのお子さまは受付で預かってます」と。

 

こうした場合、被害を被っていない周囲の大人の考えること、共通することは、「子供の前だから…」「よしなによしなに」という理由と思惑で様々なことを決定しそうになることだが、私はそうしたことを一切考えることはなかった。

 

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盗難を発見し犯人が捕まえれば、その後は粛々と警察に受け渡す。

警察がやってきたら、盗難にあった作家さんが正式に訴えるのか、商品(作品)の弁済をどうするのか、これら2点を決定してゆくことが優先され、警察の方には申し訳ないが、出来るだけ速やかに撤収して頂けるよう運営側として協力をしてゆく。

その間、そのお子さんに対する同情はあれど、構っている暇はない。

あくまで、出来るだけ犯人たる母親に近づけないよう、けれど、余りにも遠ざけることのないよう保護し、同時に、警察の方に「お子さんを保護してもらう為、近親者を早く連れてきてあげてほしい。」そうお願いするだけだ。

しょせん私たちスタッフは家族ではないし、その子の為を思って優先的に物事を決定することはしない。

子供だからといって、目の前で何が起きているのかわからないことはないし、きっと理解出来るし、罪は罪と云えど、母親が捕まってしまったことに哀しいことを知る。彼は被害者だけど、家族という関わり、呪縛に、ここでは逃れることは出来ない。なぜって、家族はそういうものだから。その後、このことから何を学ぶかはその子次第で、大人がしてやれることは傍にいてあげること、その子の傷を理解してあげること、けれど、背負うことは出来ない。ただし、無視すること(放っておくこと)だけはいけない。ただそれだけのこと。

 

こう言い切ってしまうと随分と冷たいようだが、盗難の報告があったその瞬間から、私の考えていたことはまったく別のところにあったし、2日目の朝がやってくるまで、夜間警備の間もそのことが頭から離れなかった。

 

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起きた事件は警察がやってきて現場検証し、決められた手続きのもと片付けられてゆく。

少しの間、騒々しくはなるけれど、事件が処理されれば現場は一見元通りになる。

 

けれど、私が最も気がかりなことは別のところにあった。

事件が処理されても、元通りにならないものがある。

それは直接的な被害を被った出展者の内面と、その周囲にまつわること。

ここが私にとって大切で、切なくて、狂おしいポイントだ。

 

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起きてしまった盗難の被害者たる作家さんは、その後も2日目の閉幕までずっとその場にいることが義務づけられ、当然それは仕事でもあるからだけど、実質的な被害を受けていない周囲の出展者さんから見れば、被害を受けた作家さんは被害者としてずっと印象づけられる。気にしないように…という思いや優しさは生まれるだろうが、また別の事実も同時にそれ以上にのしかかる。忘れることはない。そういうものだから。

出展者同士、半年に一度たまたま隣同士になり、そのほとんどが「はじめまして」のお互いで、気が合えば徐々に会話をする事になり、2日目の終わり頃には「またどこかで会えたらいいですね」とか「今度ご飯に行きましょうよ」とか、「いつか一緒に仕事出来たらいいですね」なんてことが期待されるはずなのに、盗難を受けた被害者というレッテルが出来上がってしまうと、どうしても話題は盗難の件から入ることになってしまうはず。「さっきは大変でしたね…」なんてゆう風に、本来、誰も必要としていないし、望んでいない、そんな会話から始まってしまう。

という風に考えると、被害を受けた人とその様子を一部始終を見ていた人との間には、見えない境界線というのか、壁のようなものが生まれてしまうかもしれない。いや、きっと生まれるだろう。なぜなら皆、分別のある大人だからこそ距離をおくということがある。それ以上に、作家同士だからこそお互いに理解しあいたい反面、こじれたものに触れるのが難しい。結果、話しかけづらい、という2日間では埋まることのない心の距離が出来てしまう。

 

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こうした考えは極端かもしれない。

考え過ぎなのかもしれない。

全てにおいて正しいとも思わない。

 

けれど、私は会場を運営する立場として、まずは出展者のことを考える。

 

警察でも被害者でもない私は、あれもこれもできる訳ではない。

であれば、自分の考えをまとめ即行動する。

茫然自失とただじっとしていたら運営者としての資格はないのだから。

 

パトカーで連れられていったあの子を思うと、今も尚うずくものがあるけれど、同じケースがこれから同様にあった場合、きっと同じような気持ちで、実際的な行動を選ぶだろう。誰が何と云おうとも。

 

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楽しくない話を延々とすみません。

 

今回の盗難の件により、私たちスタッフの意識で修正するべき点が見えてきたので、秋にむけて目に見える形で活かしてゆこうと思った次第であります。

ネガティブなことをどうにかこうにかポジティブな意識に変えて、よりよい会場づくりをしてゆくこと。

私たちの役目はそこにありますから。

 

…という訳で、中編はこれにておしまい。

 

後編では2日間に渡って見つけた会場の出来事を記してゆこうと思います。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

 

 

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名倉哲

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