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2017春季A&C静岡日記その1(名倉)

 

4月8日9日のARTS&CRAFT静岡を終えて。

ようやっと冷静になって今回の開催を振り返ることが出来ています。

今だから話せるあれこれ。自分への戒めとして日記として残しておきたい。

 

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雨のなかの前日準備。ついに独りで行うことになったか…と思っていたが、急遽スタッフのKくんがやってきてくれた。

とはいえ、雨も風も強まる一方のそれは、作業という作業の全てが阻まれた。

これまで開催時の雨天対策を常に考え、ひとつひとつ実行に移し、出展作家さんにオープンにしてきたけれど、前日準備の際の雨天対策を考えて来なかった…。

今思えば何故その程度のことを…としか思えないが、事前対策がなされていなかったことに愕然とした。

あれもできない。これもできない。やれることと云えば、本来は翌朝に建てるはずだった小屋企画の小屋組み立て。

それも雨風にさらされてままならず、徹夜明けということもあり思考は徐々にぼんやりとしてきた。

そんな私を見かねたスタッフのKくんは「ちょっと休憩しましょうか?」と気遣ってくれた。が、私はその気遣いにすぐに呼応出来なかった。あまりにも腹立たしくて。

びしょぬれになった、30代後半に差し掛かったおっさん2人。

ずぶぬれの服を乾かすため、エアコンの乾いた音ばかり響く車内。

Kくんより差し出されたぬるくて甘い缶コーヒーがなぜだか沁みた。

気をとりなおし、スタッフのKくんに伝えたことは、

「ブースNo.のガムテ貼りは止めよう。」

「東京の会場でやっているようにロープでやってみる…」

と伝え、私は買い物に出かけた。

「じゃ、僕は小屋の組み立てをやってます…」とKくん。

そこにあったのはお互いの不安だけだったが、とにもかくにも動くしかなかった。

その後、市内のホームセンターをあちこち巡り、ようやっと必要な400mのロープを手にいれ会場へ戻った。

気がつけばいつもの前日準備を終える時間がやってきてしまったが、当初の予定の半分も終わらず夕暮れのすえ解散。

その後、スタッフのKくんと分かれ実家へ戻り、場内外に設置する看板の作業をし、日付が変わる少し前、スタッフのSくんが手伝いの為にやってきた。なによりも肝心な出展者のブースの区分け。そのロープの作業が残っていたから。

スタッフSくんとロープの作業を始めたものの、あまりにも長過ぎるその作業はまるで先の見えない拷問のような時間だった。不安は的中、400mのすこし手前でタイムオーバー。2人して徹夜のまま会場へ急いでむかうことに。久しぶりの2徹。こうなってくると嫌でも身体は動くものだ。

通常、私はスタッフが集合する2時間ほど前に会場に到着し、あとは搬入にむけてスタッフにバトンを渡すのみ、という状況をつくっておくが、それもままならずスタッフが到着するギリギリの時間に会場に到着。

むかう途中の車内。怒りが込み上げてたまらなかった。

会場に到着すると現場は雨。半年前のそれと同じ。むしろ、ブースのロープ張りをしていなかったことを含めるとさらに現場は後退。

そんな中、A&C静岡が始まって以来、初めてスタッフとのミーティングもせず搬入が始まってしまった。泣きたくなった。

A&C静岡を開催する上で最も重要なことは、前日準備をしっかりと完結すること。

始まりさえ整っていれば、仮に不測の事態がおきても大凡対応が出来る。

A&C静岡のスタッフにはそれだけの力があるし、何があっても対処する為の個々の粘りがある。

けれど、それも事前の準備があってこその前提。

そう思ってこれまでやってきたのにも関わらず、この体たらく。そのことを考えると、身体が粟立って仕方なかった。

初日の搬入が始まり、各所に散らばるスタッフの様子を見ながら、徐々にペースを取り戻してゆくさまを眺め少しだけ安心した。

実際、いつもよりも全ての搬入作業を終えるのに時間がかかってしまったが、現場スタッフのおかけでどうにかこうにか問題もなく終えることが出来たように思う。

雨天ということもあり、出展者の方にはいつもよりも待たせてしまったけれど、それは何よりも安全第一を優先するため。

出展者の方の急ぐ気持ちに敢えて呼応しないことも現場にいるスタッフにとって必要な判断である。

とはいえ、心と身体は得てして別のもの。必要な判断とはいえ、雨のなか待たせることに心苦しさがあった。これもまた本音。

搬入を終え、よいよ会場が幕をあける。

ちらほらと見える来場者の方々。東京よりやってきた見知った顏の人もいたり、舞台の幕開けをひしひしと感じつつ、会場に散らばるスタッフと朝の搬入時に問題がなかったのかを確認してまわることに。

「特に問題もなく終えました」「朝は大変でしたね」「あっという間だったな」と笑顔で語るスタッフの表情を見て、気持ちが落ち着いた。

9時。14回目の初日がスタートした。(つづく)

 

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ネガティブな話題、且つ、お前の懺悔など知ったことか!…というようなお話をすみません。

ここで私は退散し、初日の様子はスタッフ荒巻に語ってもらおうと思います。

よろしければご覧ください。

 

名倉

 

・・・・

 

今秋の開催は「白と黒」をテーマに開催。

出展申込みなど詳細は4月下旬に公開とさせて頂きます。

 

 

ARTS&CRAFT静岡

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