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#静岡手創り市2019春:日記 後編

 

 

今日は5月9日。木曜日。

春の開催よりあっという間に一ヶ月が経とうとしている。

 

今週末はスタッフが集まり、春の静岡手創り市の反省会を行う。

反省会は毎度、朝から始まり夕方までと一日がかりのものとなる。

終わってみれば夕暮れと共にやってくる虚脱感。

虚脱感が心地よくもあるが、やいやい今回も疲れたぜ。

そんな気分になるし、そんなことを飽きずに続け9年が過ぎた。

本当に、本当に、あっという間である。

 

 

<#静岡手創り市2019春:日記前編>CLICK!!

<#静岡手創り市2019春:日記中編>CLICK!!

 

 

先日、とある作家さんに言われてしまった。

 

「後編も楽しみにしてますね。」

 

約束した以上は書かなければいけない。

という訳で、忘れた頃にやってくる、後編をお届け。

 

どなた様も、くれぐれも期待せず、ながら見、寄り目でよろしくどうぞ。

 

 

 

今季2日間は結果、お天気に恵まれた。

 

今季は新しいスタッフが4名加わり、久しぶりに内々的にも充実した人数で会場を運営できた。

それは、スタッフより届く2日間の感想文にも見て取れる。

 

どの感想を見ても、人数が多くて休憩時間を多かったことに満足しつつ、それだけで終えてはいない。

さらに前進してゆこう。少しでも良くしてゆこう。

こうじゃないか。ああじゃないか。いやいや、こうでしょ!

と、とても面倒臭く、気概があることに喜びを感じた。

(だから、大変なんです。)

 

 

スタッフの人数も多く、場内外の問題もさほどなかったこともあり、いつもよりも長い時間、会場を見て回ることが出来た。

 

会場を見て回る時に意識すること。

ほかのスタッフがどうかは知らないが、私の場合はこうだ。

 

良い作品を見つけたい(買いたい)というのは当然のこととして、それ以上に、これまでとは異なる変化、加えて、新たな工夫をしている出展者がいるか?そういったことを見つけたいと思い、目を凝らし意識し眺めている。

 

これまで、毎開催ごとに静岡手創り市特有?の会場の条件(環境)をお知らせしてきたからか、出展回数を重ねる方ほど出展時のブースの作りに変化を感じるようになった。

 

もちろん、屋外という条件下では、準備したことが思い通りにならないこと。期待とは異なる結果が起きてしまうこと。これはままあるし、仕方がない。

大事なことは、思い通りにいかなかったことを見つけたこと。工夫するまでの過程。思考する時間に価値があるのだから。

同時に。うまくいかなかった時、どれだけその場でリカバリーできるか?たとえそのリカバリーが無様な物でも、そのリカバリーは次なる工夫の一歩になるはずだし、ならない訳がない。

もし、そのリカバリーには意味がない!という人間がいたら、私はこう云うだろう。

 

あんた、めちゃくちゃつまんないね。

つまんなすぎて何か匂うよ。

ああ、くせえくせえ。

 

口汚くてごめんなさい。

でもまあ、間違ってはいないと思うんですよね。。

 

もとい。

 

今回も数名の出展者の方とそんな話しをした。

もちろん、罵りの会話ではなく。

そんな中でも、最も面白かったエピソードをここで紹介したい。

 

 

(本文と写真は関係御座いません)

 

 

とある作家さんは「キレとクチあたり」に出品する作品と、その作品を見せる為の什器を新たに新調して満足できる物になったというが、同時に、作品と新たな什器の調和が取れ過ぎて、お客さんになかなか手にとってもらえなかったと云う。

 

そのことを聞いた時、なぜそう思ったんですか?と聞いたら、その方は苦笑しながらこう答えた。

 

「いやあ、あんまりにも手にとってもらえないので、手にとってみてくださいね〜と声かけてみたんですよ。」

「そしたら、お客さんに言われちゃったんです。すごく綺麗に整っているから触っちゃいけないかと思ったんです〜って。」

「そのことに、ああ、そっか〜と思いましたし、なんとなく、お客さんの気持ちもわかるな〜って思ったんですよ。」

 

その先が気になったので更に続けた。

で、その後、どうしたんですか??

 

「まあでも、新しく作った什器は私も満足していますし、作品です!と言えるものなんですよね。けれど、それがあるばっかりに手にとってもらえないキレとクチあたりを意識した作品。それじゃあ本末転倒じゃないですか…なので、新しく作った什器をブースの奥に移動して、いつもの、なんてことのない什器、ただの古材の板なんですけど、そこに置いたら、これまでと打って変わってお客さんが手にとってくれるようになり、大抵のお客さんはそれを、私のキレとクチあたりの作品として認識してくれてたんですよね。なんだかなあ…と思いつつ、嬉しかったです。答えが見つかった訳ではないんでしょうけどね…」

 

その作家さんは起きた出来事をありのまま伝えてくれ、苦笑と共にちょっとした発見もあり、楽しそうだった。

私もブースを立ち去る際にひと声かけてみた。

 

今回、キレとクチあたりにむけていろいろと工夫して下さってありがとうございます。

これからも自分たち也に真剣にテーマを考えてゆきますので、機会があったらぜひ関わって下さい。

 

「そうですね。今回のテーマは個人的には当たり前のテーマでもあるので、敢えてそこにフォーカスしてくれたのは嬉しかったです。」

「あ、あと、さっき話していた新たに作った什器ですけど、お客さんに売って欲しいと云われて困ったんですけど、そのお客さん、最初に私が飾っていたキレとクチあたりの作品も一緒に購入したいって云ってくれたんで売ってしまったんですよね。最初に見た時からその組み合わせが良かった。そう云ってくれて。先に云ってよ〜と思いました。」

 

あんた、先にそれ云えよ。とは云わなかったが、すべて結果オーライ。フォースのお陰。ということにし、笑顔と共に、では!とひと言添えてその場を立ち去った。

 

 

(本文と写真は関係御座いません)

 

 

私たちARTS&CRAFT静岡は開催ごとにテーマを設けて数年が経つ。

 

その時々で掲げたテーマの結果を全て回収できる訳ではないし、その時に起きたエピソードを知れることなど少しの範囲でしかないだろう。

 

けれど、私たちはスタッフである以上、その時々のちょっとしたこと出来事に敏感に反応し、スタッフ内で共有し、時に周囲に語りかける必要がある。

理由は、時にスタッフは出来事を紹介する語り部でもあるのだから。

 

 

そして。

次の秋の開催のテーマは「ハレの日の装身具」

 

タイトルからして我ながら良いもの考えた、と自画自賛していたが、ところがどっこい、ハレの日をどう定義するのか?どういった作品を提案してもらいたいのか?そこをまとめるのが意外と大変なこと。

 

見切り発進で進む列車。それはいつものこと。

トーマスやパーシーはきっと優しく声をかけてくれるだろうが、ゴードンは手厳しいだろう。

そろそろ内なるゴードンを育てたいと思うが、なかなかうまくいかないのが人生。

それに、私は列車じゃないしね。人間だもの。

 

…とまあ、そんな言い訳じみたことを云っている場合ではないのもまた一方の事実。

という訳で、会場を歩き、探りを入れてみた。

 

 

(本文と写真は関係御座いません)

 

 

次回開催のテーマは「ハレの日の装身具」ということもあり、その印象を聞いてみようと思い、会場をうろうろ。

 

エリア6には多くのアクセサリーをつくる作家さんがいるので、「ちょうどいいね!」と思い、聞きにまわろうかしたら、どこもかしこも女性客でにぎわい、四十路に達した寝不足気味の男など相手にしてくれなそう。

どこかで読んだ、切り替えが大事!を実践し、すたこらさっさとエリア6を抜け出し、あたりをウロウロしていると焼き物の作家さんと目が合ったので、会話ついでに無理矢理はさんでみた。「ハレの日の装身具」のことを。

 

「そもそもハレの日ってなに?ってなるじゃないですか。」

「その辺りはすでにお考えだとは思うんですけど、ハレの日をどう定義するかによって、出品できるモノできないモノが出展者も定まってくると思うんですよね。」

 

はあ、ごもっとも。で?出品出来るものに制限があるってどう思います?

例えば、結婚式とかだと、おそらく昔からのしきたりとかあるでしょうし、そういうのを押さえた上で、どう崩してゆくのか?そもそも、崩さずにしきたり通りでいくのか?

いずれにしても、ハレの日の設定が曖昧だと、単なる言葉遊びで終わってしまうと思うんですよね。。

 

「そうですよね。言葉遊びで終わってしまうことだけは絶対に避けた方がいいですよね。。」

「もし、仮にハレの日を結婚式を想定した場合、そうなると、作品も高価なものになるだろうし、それが売れるのか?って、どうしても頭の中をよぎってしまいますし、けれど、売れることを第1に考えたら、このテーマそのものがぼやけたものになってしまいますしね。でも、でもですよ。主催者の方達がしっかり定義づけた上で提案してくれさえすれば、あとはそこに参加してみるのは出展者の責任ですし、チャレンジなので、やっぱり最初は主催者側がどういう案内をするのか?どういう作品を求めているのか?そういった線引きを案内してくれたらこちらも考えようがありますし、やってみたい気もしますね。」

「参加するしない、出来るかどうかはわかりませんが、楽しみにしてます!」

 

う〜〜〜ん、困った。

なんとなく、ハレの日という舞台設定は結婚式をイメージするのが良い気がするし、すでに答えが出ている気もしている。

とはいえ、結婚式に参加した経験よりも参加を断った経験の方が多い私にはいかんともしがたい部分がある。

こうなったら、新聞の募集欄で「結婚式の参加を求む」という案内を探してみようか。

となるとだ、、まずは新聞を手にいれることからだな。出来ることからやってみよう。

同時に、秋の企画はスタッフ女性陣におおいに頑張ってもらい、私は、先頭を走る女性陣の後をついてゆくことにしよう。

名付けて、金魚の糞は俺だ、作戦。めちゃくちゃださいがナイスアイデア!

 

 

(本文と写真は関係御座いません)

 

 

ええ〜そろそろ終わってもいいですか??

珈琲を飲みに行きたくて仕方ないんですけど…

 

 

本編も、ご多分に漏れずなんとも締まりの悪い日記になってしまいました。

ある意味、デフォルト。お約束。

 

最後に、私が時折読み返す書籍の言葉を紹介して今季の日記を終えたい。

 

 

 

 

「誰もが失敗を恥ずかしいこととして話す。それは大間違いで馬鹿げたことだ。」

「失敗は学習の同義語。失敗は避けられない。物作りは結果ではなく過程だ。」

「何度も何度も失敗すること。」

そう彼は強調した。

 

 

私たちARTS&CRAFT静岡手創り市は、クラフトフェアにおける試行錯誤を続けてゆくことを約束し、次の秋にむけて準備を進めます。

 

次回で19回目の開催。

秋の護国神社で会いましょう。

 

さようなら。

 

 

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名倉哲

スタッフ一同

 

 

 

 

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次回開催について。

 

【第19回ARTS&CRAFT静岡手創り市】

 

会期:10月13日(土)14日(日)

申込期間:7月1日(月)〜7月31日(水)事務局必着まで

発表:8月11日(日)予定

 

※次回開催は一部エリアをつかって「ハレの日の装身具」をテーマに開催致します。

 

 

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