RSS1.0 | Atom0.3



2014春季A&C静岡開催日記・前編

第8回目のARTS&CRAFT静岡手創り市を終え、次の舞台へむかっています。
なにごとも前進あるのみ!!と、かっこいいことを言ってみたいですが、いつだって私は少し前の過去を振り返りつつでないと前には進めません。
過去を美化するつもりはないけれど、かといって、なにも持たずの手ぶらじゃ怖い。
だから、記憶をたずさえて歩き続けます。
走らずとも、歩き続けていれば、目的地に辿り着け、走ってしまっては却って見えないことが沢山ありますから。やはり、歩き続けます。
想い、歩き続けていると、いつの間にか周囲に仲間ができます。
常に言葉を交わす人もいれば、そうじゃない人もいますが、仲間は仲間。
代わりは、いない。


4月11日。
翌日に開催を控えるARTS&CRAFT静岡手創り市の前日準備を。

前日準備をしていると、明日からの景色がはっきりと想像でき、エリアごとの見える人々の様子が浮かびます。そんな時、うっかりにやけた笑みをこぼしてしまいますから、眉間に力をいれるのですが、そんな風にいつも感じることを喜びを見いだしたりしています。

今回の前日準備は、スタッフの川手さん米澤さん、そして久しぶりに登場のまきさん。それから絵描きの清水さんとライターのうえおかさん。いつも少ない人数ですが、慣れた人たちとの作業は回数を重ねるごとにスムーズになってゆきます。


前日準備は日陰の作業ですが、彼ら彼女らがいなければ、開催にこぎつけないことを思うと、ARTS&CRAFT静岡の開催は前日より始まっていると云えます。

前日準備を終えて、鷹匠にあるピザ屋さんで前日準備組と疲れをねぎらう晩餐を。


明日から迎える怒濤の二日間の前の束の間の休息。
他愛のない話をしつつも、やっぱり開催の話になってしまう。
美味しいものを食べていても、やっぱり会場の話になってしまう。
一晩寝れば本番がやってきますからね。
行き着く際の話はどうしても…そんなことに。


4月12日。

私はスタッフとの集合時間である2時間前には会場へ到着し、場内と場外の看板をすべて設置してまわります。看板の数はかなりの数で、それが広範囲にも渡りますから、慌ただしい搬入前ではなく、スタッフや出展作家さんが集まる前に完了しておく。いつの頃からか今のやり方になりました。大切なことは、現場スタッフがやりやすくなる為の方法。今はそれが定着しています。

スタッフとの集合時間の前、本殿のご開帳をひとり眺めに行きます。
「二日間の開催をよろしくお願いします」とご本殿に挨拶をし、ひとりの時間を過ごします。
これもまた、いつからか自分の中で定着してきたことですね。

初日搬入がスタート。
新人スタッフの高木くん・荒巻さんは、思っていた以上に…というより、既に以前よりいるスタッフと遜色ない対応をしていて、特に心配することもないことがわかり、ひと安心。
スタッフ全体では、前回の反省点を生かし、かなりの部分でやれていることが見受けられた。
そうはいっても、搬入をお待たせしてしまうことはありますから、今後もよりスムーズにやれるよう、現場スタッフの工夫を皆で重ねてゆきたい。



搬入が終わると同時に、男性スタッフはハルコヤの組み立てに向かうことに。
小屋の組み立ても今回で3回目となりますが、毎回本番はリハーサル通りにはいかず、途中危うい場面もありつつも、どうにか組み立てることが出来ました。


小屋の組み立てが終われば、次はハルコヤ担当スタッフ3名へバトンタッチ。
大急ぎで展示作業を。
予め決められた箇所へひたすらピンを打ってゆく作業も、限られた時間の中では大慌て。
途中、現場に居合わせた木藝舎の八木さんが「こうすればいいんだよ」とお手伝いをしてくれ、どうにか11時のオープンに間にあうことに。




11時のオープンと同時にハルコヤは人で溢れ返っていた。
どんなに小さなイベントでも、はじまってすぐに人がやってこないというのは、そのイベントへの期待値が低いということ。そこは真剣に捉えないと良いモノはつくれない。けれど、現場の熱気を見て、今回の「ハル 星まとう コヤ」の期待値が高かった事を感じることが出来ました。
それと、ハルコヤ3人娘のほっとした笑顔。
昨年から続く半年の間はきっと今までにない体験の連続で、時に嫌になってしまうこともあったかもしれない。誰しもそんなに強い訳ではないからこそ、同じ目標を共にする仲間がそばにいてくれたことで想像を現実にすることが出来た。そして、ようやっと現実となった時、こうして見知らぬ誰かが楽しみにしてくれていたモノをつくれたこと。笑顔がこぼれるのは当たり前のことですよね。


ハルコヤ担当の3人娘と共に最後の最後まで制作に携わってくれた絵描きの清水美紅さん
ふだんとは違うアートディレクターという役割を担ってくれた彼女は、彼女なりにアートディレクターってなに?というところから始めてくれたそうで、それを踏まえて彼女なりのやり方で最後まで関わってくれました。


「ハル 星まとう コヤ」にてお買い物をされたお客さまに撮影をさせて頂きました。
シンプルな包装、でもそこにはこだわりが。
細部を見れば、持ち手の紐がハルコヤの壁面と同じ深めの青であったり、フライヤーをパッケージとして生かしていたり、台紙の幾何学が星座や鉱石を思わせたり、女性らしい細やかなアイデアがそこかしこにちりばめられていました。
自分のしごとをつくって、たのしむって、まさにそういうことだと思います。

ハルコヤのことばかりでごめんなさい…

最後に…


毎回、開催初日の終了後はスタッフと共に夕飯をとります。
決まって鍋なのですが、それは私がつくります。(野菜をきるのはスタッフ)
この日は、4月誕生日のスタッフ一生くんと清水さんのお祝いをしました。
それから、とある方にもささやかながら、これまでのお礼を。

初日の緊張感と疲れをいやす時間には甘いものを。

締まりが悪くてすみません。

後編は会場のことを中心に書きます。
出展作家さんの様子を見て、今回も多くの気づきがありました。

ここまでご覧になってくださってありがとうございます。


※次回A&C静岡開催は10月11日・12日となります。
 お申し込みは7月1日よりスタート。
 アキコヤでは、よいよ公募を取り入れてゆこうと検討中。
 こちらの発表はまた後日致します。


名倉哲






Profile
New Entries
Archives
Category