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g r e e n つくり手の声 その13:ミヤマリカ (エリア3−2出展)



2015年春季「g r e e n」の全出展者より
A&C静岡スタッフがピックアップした つくり手の声をご紹介。

今回は絵付けの陶器をつくられる「ミヤマリカ」さん(以下、ミ)と
スタッフ藤本(以下、藤)のQ&Aをお届け致します。



ミヤマリカさんの作品といえば、のびのびとしていて可愛らしく、

古いビンテージのファブリックを連想する絵柄たち。

特に植物、花をモチーフとした幅広い絵柄のパターンが印象的です。


今回は会場全体がgreenをテーマとした開催となりました。

あたたかな春の訪れ、緑溢れる会場。

ミヤマリカさんの作品を、ぜひ会場で堪能したい!

そんな私による、ミヤマリカさんへのインタビューです。



藤:まずは簡単な自己紹介からお願いします。


  ミ:ミヤマリカといいます。苗字がミヤで名前がマリカです。

    静岡市生まれで地元の高校を卒業後渡米し、

    ニューヨークでMFA(美術学部修士号陶芸専攻)を取得しました。

    その後帰国し東京で就職、グループ展などに参加し活動していましたが

    家族ができたのをきっかけに千葉 ・九十九里に移住、自宅内にスタジオを作りました。

    今はネット販売を中心に関東エリアでアートマーケット ・企画展などに

    参加しながら活動しています。


藤:さらに今回はgreenという会場テーマがありますが、

  何か展示や制作へのイメージはありますか?


  ミ:私は静岡市出身で、思春期の頃に毎日通った中学校は会場となる

    この護国神社のすぐ裏手にあります。

    神社の裏には谷津山という低山があり部活の練習に上り下りしたり、

    実家に帰省した際もよく散歩に来たりと、とても馴染み深い場所です。

    greenがテーマと聞いた時、護国神社の会場そのままの風景が浮かびました。

    入口の鳥居から拝殿の道のりは背の高い木々に囲まれ本当に素敵ですし

    鬱蒼とした木々が真後ろに迫り広々とした緑の芝生の中にそびえ立つ

    拝殿もまた”green”抜きには説明ができないくらいです。

    私の作品は虹や草花など自然にあるものをモチーフとしたものが多いので

    今回のテーマにぴったりだと思っています。

    この会場の景色が大好きなので什器はなるべくシンプルなものを、と思っています。

    その中で自身の作品や展示が浮くことなくこの会場のgreenに溶け込める

    ような雰囲気を目指していきたいと思っています。



ミヤマリカさん、静岡の出身の作家さんだったのですね!

ここに生まれ育ち、慣れ親しんだ緑豊かな土地。

静岡の護国神社こそ、ミヤさんが思い浮べるgreenの景色そのものだったのですね。

他にはないこの会場の雰囲気、私も大好きです。

のびのびとした作品たちが、どんな風に緑の風景の中にとけ込んでゆくのか…

今からとてもワクワクしています。




藤:ミヤマリカさんの作品で真っ先に思い浮かぶのは、陶器に一つ一つ丁寧に描かれた、

  のびやかで可愛らしい絵柄です。

  様々な表現方法がある中で、ミヤマリカさんが「陶器」を選ばれた理由は

  何だったのでしょうか?


  ミ:1)窯を開けて作品を確認する際のドキドキ感を毎回味わいたいから

    2)使い手のアイデアひとつで器が様々に変化し、

    その生活を豊かにするお手伝いができるから


    1)の理由としては、全く同じ作品はできない、最後の仕上げを自分の手

    ではなく窯に委ねるという点で陶芸はいつまでも飽きることが無いのです。

    無限の色、形、柄や雰囲気を表現できる。

    100個作ったら100通りの作品ができる。

    結構飽きっぽい性格の私ですが、ずっと器を作り続けている理由は

    ズバリ飽きないからです。


    2)ですが、先日お客様に「ミヤさんの器を使うと気分があがるんです」と

    言っていただきました。作品が手から離れても使い手によってのせたり飾ったり

    することで気分を少しでも変えることができる”陶器”。工業品とは違い、

    ハンドメイドの陶器は少しづつ重さや形が違ったり手書きの柄もまた

    同一には出来ない、そんな陶器を感じて使ってもらう事でお客様の生活に

    寄り添えるということができるのも陶器を選んだ理由の一つです。



「最後の仕上げを自分の手ではなく窯に委ねる」

確かにその通りですね!

作家さんは、細部までこだわりにこだわって制作をされていると思いますが、

最後にはその出来を左右する仕上げを、窯に委ねるのですよね。

まさに経験によって創られる部分と、神のみぞ知る…という部分の融合。

自分の思いもよらない変化、発見を、楽しみながら制作されているのですね。


器から食卓、空間を彩る。

私もミヤさんの陶器にはそんな魅力があると思います。

全く同じ物は二つとして存在しない、人の手がこの器を形づくっていること。

作家さんの息吹を生活の中で感じることで、私たちは元気をもらっている。

ミヤさんの器を手に取るたびに、そんな思いを実感しています。


世界に一つ、自分の気持ちとぴったり合う器が見つかるはずです。

間近で、その世界観を堪能してみてください。 


スタッフ藤本



ご覧頂き有り難う御座いました。

「g r e e n つくり手の声」

次回更新、担当スタッフは高山。

是非ともご覧下さい!!




新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "




ARTS&CRAFT静岡手創り市







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