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ミドリノヒビキ 繋がる想い。




初めはとても漠然としていました。

ミドリに包まれた会場で、ミドリをテーマに何ができるのだろう…と。


3人と、何かしたいと思ったのは、

この3人の作家さんのことをとても好きだから。

私の生活の中で、3人の作品はいつも傍らにあり、

そう、今だって前田さんのカップでコーヒーを飲みながらこれを書いています。


ARTS&CRAFT静岡手創り市には初期の頃から参加してくれた3人。

初めてきちんと話したのは、多分東京、雑司ヶ谷の会場で。

それぞれ別の形で話したけれど、

作品への想いから、生き方が伝わってくる、そんな時間でした。


3人と、ミドリ。


「お茶室」が浮かんだのは、3人の作品が、それぞれもちろん表情は違うけれど、

そこに向かうときに、背筋が伸びるところがあるからかもしれない。

日常であり、憧れである。

お茶は日常であるけれど、お茶室は特別。


春のミドリの護国神社の会場で、区切られた箱の中で、

3人の作品を、光と共に魅せられたら…と思い企画しました。


そして、企画を進めていく中で、そこに向かう4人の想いを、

リレー形式で文章にすることにしました。

言葉という形にすることで、想いがより具体的になり、より響き合える。

言葉をつくる時間、言葉を待つ時間。


それは、3人の作家さんの想いを、私の想いとヒビキ合わせてつくる、

ミドリ溢れる時間です。


 


やわらかな春の光を

まぶたに感じながら耳を澄ますと、

ミドリの息吹が聞こえます。


響き合う3人の手から生み出された 

その、新しい音色は、

ていねいに、おだやかに、

静寂の中に注がれていきます。



スタッフ 川手幸子 

 



切りとられた景色


切りとられた空間


内と外


光と土と緑で繋がり


根の深いところで響き合う


こころの景色



前田美絵

http://maedamie.com




手を引かれるまま迷いこんだこの森に、

新しい芽がたくさん風に揺れているのを見たはじまりの時。

覚束ない足元と、不安で一杯のこころは、


いつしかこの土の心地よさに惹かれていた。


自分も皆のマネをして、力一杯手をひろげてみるのだけど

頼りない根っこなもんでちょっとの風にもグワンと倒れそうになる。


五年がたち、雨に風に地震まであったけれど

心震えたときほど、きっと根はのびていたようで

少しだけ強く響かせることのできる

自分の土と想いを手に入れていた。



いつも聴こえてくるあの音色は

ミドリの衣をまとった素敵なあの子とキラリと格好いいアイツだ。


見た目も好みも違うけど

自分達だけにしかだせない音がある

さぁ行ってみよう、呼ばれる声がする方へ。


光溢れるあの小屋へ。



近藤康弘

http://400pottery.exblog.jp




目に見えない何か。


信じられないくらいに曖昧で、信じられずにはいられないもの。


時に言葉にならず、時に言葉に隠れてしまうものは、

薄曇りの神社の境内で、共有する時間の中にじんわりと滲んでいった。


脚の裏で触る、木の根。

湿り気を増した土。


ディスプレイの上で揺れていた朧気な文字は、熱と背景を手に入れて、

しっかりと質量を持ち始めた。


根が水を吸い上げる音。

枝先はいつも、それを待ち侘びていた。


意味の裏側で怯えているものを、無意味の力で引きずり出した。


森が勢い良く音を立てた。

風は春の静岡へと抜けていく。


共有する景色と時間の中で、目に見えない何かを手に入れた。


まるで緑の波みたいな。


ミドリノヒビキを。


yuta 須原健夫

http://www.yuta-craft.com


・・・


【 ミドリノヒビキ 】はエリア5にて開催致します。

ぜひともお越し下さい。


スタッフ 川手




新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "




ARTS&CRAFT静岡手創り市







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