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一年。

昨日(4/29)は、帰省した名倉と共に、様々な所に伺いました。

朝、9時に名倉を迎えに行き、GW初日のために渋滞する東名高速の下り車線を横目に、沼津にある「weekend books」さんへ。
色々な話しをさせて頂きつつ、駆け足で本を見させて頂く。
もっとゆっくり見ていたいと思うけれど、なにぶん予定が。。。
センスの良い本が多いし、お店、お二方の雰囲気が良いから、いくらでも長居で来てしまう。
また伺います。

次に向かったのは、「quatre epice」さん主催で、富士で開催されている「みんなでカフェ+本光寺」へ。

多くの人で賑わっていました。
本光寺は、大きくはないお寺ですが、そこに20数軒のお店が並び、様々なお客さんが訪れて賑わい、そしてお寺という雰囲気と、規模からか、のんびりした雰囲気がとても良かったです。

本光寺と、その隣にある「quatre epice」富士店さんの間を、楽隊の方々が演奏しながら練り歩き、これまた楽しい雰囲気に。音楽があると、良いですねやっぱり。
先週は静岡店でのイベント、2週連続でのイベント、「quatre epice」の皆さんお疲れさまでした。

その後、静岡に戻って適当に昼食を取り、静岡懸護国神社さんへ。

今後の自分達が取るべき対策についての説明と今後の事について、静岡懸護国神社さんの担当の方とお話をさせて頂く。

打合せ後、静かでとても気持ちのよい気候の中、護国神社内を歩き、直接現場を見ながら、どうすれば、もっとより良い市となるかを名倉と話し合う。
ただ、なかなか良い案は出ず、今後の課題へ。


その後、とある方からの紹介で、静岡の鷹匠にある「anmikunpe」さんへ。
とてもセンスのよいレディースの洋服店に、男二人。明らかに不審者。。。
忙しい中、店内を色々と見させて頂き、少し話しをさせて頂きました。
こちらにも、フライヤーを置かせて頂くこととなりました。ありがとうございます。

お店の詳細については、当ブログで追って紹介させて頂きます。
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anmikunpe
住  所:静岡市葵区鷹匠3-22-4 静香ビル2F
営業時間:12:00〜20:00
定休日: 火曜日、第3水曜日
電話番号:054-260-9231
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夜は、静岡のスタッフと共に「D&DEPARTMENT 静岡店」さんへ。
食事をしながら、様々な話しをする。
どうでも良い事から、今後の事について。

今日、護国神社に行って二人で良い案が出なかった問題について話しをすると、様々な案が出て来る。
何となく考えていたけど具体策がぼやけていた事や、思いも付かなかった事が出て来る。
文殊の知恵では無いけれど、職業も、出身もバラバラな皆で集まって話すからこそのこと。
1つの目標に向かって真剣に話し合って、様々な意見を出す。とても楽しい。

考えてみれば、当市の開催に向けて正式に動き出したのがちょうど一年前のGWでした。
最初は、手探りも手探りで、名倉と二人であれこれ話しをしながら、よく分からない上手くいく(はず)という確信と共に動いていた。
気が付けば、第三回に向けて動いていて、多くの方と面識を持つ事ができるようになり、またこうしてスタッフの皆と笑いながら、たまに真剣になって話しができるというのは、とても感慨深いものがあります。
あっという間の1年。
これからも、勢いに任せて、スタッフと共に進んで行こうと思います。

そして、例のごとく、話しは長くなり23時過ぎになってお開きに。
名倉はそのまま夜行バスで東京へ。
打合せが長く深夜に及ぶことと、名倉の無茶な行動は一年前と全く変わっていないのが、また良いなと思います。

それでは、また。

ARTS&CRAFT静岡運営スタッフを募集しております。
 お気軽にお問い合わせください。

高山 靖健
shizuoka@tezukuriichi.com




みんなでカフェ+本光寺

先週の静岡店での開催に続いて、4月29日(金・祝)に富士店でも、「quatre epice」さん主催のイベント「みんなでカフェ」が開催されます。

フライヤーの設置でお世話になっている、「HINA-CAFÉ」さん、「sinilintu」さんも出展されます。
GW初日、天気も良さそうですし、行ってみてはいかがでしょうか。



みんなでカフェ+本光寺」 富士店

会 期:2011年4月29日(金・祝)10:30〜16:00
会 場:quatre epice 富士店
住 所:静岡県富士市瓜島町152-2

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高山 靖健
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2011年 春 ARTS&CRAFT静岡、つくり手の声 no.03

2011年4月9、10日に開催された第二回 ARTS&CRAFT静岡手創り市。
参加者の方々より届いた「つくり手の声」の最後の掲載です。

作家の方々の、参加されての思いや考えに少しでも触れて頂ければと思います。

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【捧 陽子】



初めて参加したART&CRAFT静岡は、いろいろな事が整えられていました。
おごそかで美しい護国神社、楽しみにしていて下さったご来場者の皆様、
志の高いスタッフの方々、作り手。
一つ一つ整えることでできた空気が会場にあり、その一部になれたことが嬉しかった。
皆が集まれる場をつくり、難しい時期を誠実に対応して下さったスタッフには、
心から感謝します。
お客さまから、次回も是非来て下さい、と声かけて頂き、大変励みになる二日間でした。

今、家の回りは、桜も桃もツツジも一斉に咲き、美しい春の野山ですが、
毎年見てきたこの景色も、今までとは違うものです。
変わってしまった世界で、変わらずに考えたり、しゃべったり、たまには怒ったりしながら、ものをつくることを続けていきたいと思っています。

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2to



あたりまえですが、
はじまりがあっておわりがある、あっという間の2日間でした。
そしていまでも心地よい余韻を残し続けています。
 
立ち寄ってくださった方達とのささやかな時間。
馴染みの作家さん達との刺激的かつたわいない雑談。
初めてお会いした作家さん達とのご縁。
時間がなくて立ち寄れなかった作家さんの所も多くて、
次回は来場者として来てゆっくりまわりたいなぁ〜なんてことも思ったりもしました。
そして、駆けつけて支えてくれた友人たちや家族。感謝しています。


初日の雨も、翌日のあたたかい陽差しも、これも屋外イベントの賜物。
とはいえ、雨でこんなに大変なんだと思い知らされました。
僕たちは「雨じゃしかたない」と消極的ムードに陥りがちに。
そんななか、もくもくちゃくちゃくと準備を進める作家さんがいたり、
手創り市スタッフのみなさんは臨機応変(想定内?)に対応に追われ、
最善を尽くそうとテキパキと行動されているみなさんの姿を見て、
「よし。僕らもやるぞ」って気持ちになりました。
この雨の中でも、お客さんもちらほらといらっしゃいはじめ、
ちょうど僕らは鳥居をくぐってすぐの場所に居たので、
お客さんが会場に近づいてくる度にほっとしましたし、
なにより、この日を楽しみにしてくれてた方がいると思うと励みになりました。
 
だって、僕らも楽しみにしてたこと。
来てくれた方々にも楽しんでもらいたい。
 
 
 
今回ARTS&CRAFT静岡手創り市に参加させて頂いて、
なんかアウェーな感じがするのかなと思っていましたが、
不思議なことに、ホームのような居心地の良さを感じました。
それは、雑司ヶ谷で数回参加していて、スタッフさんや作家さんたちに馴染みの方が多く、
安心感や、一体感に近いものがあるからなのかなという気がしました。
 
また、手創り市が魅力的だなと感じるのは、
言葉ではうまく言えないけれど、「あの雰囲気」を大切にしていて、
それは静岡でも雑司ヶ谷でも同じように表現されていると感じられたこと。
さらに来場者のみなさんや、会場の神社やその近隣の方々への心くばり、
間合いとも呼べそうな距離感を保ちつつ、
みんなみんなに楽しんでもらおうと心掛けていること。
事をなあなあに済まそうとしないこと。
大変なこと、面倒なことの方が多いとは思いますが、
それもこれもひっくるめてご自身たちも楽しんでいるように見受けられます。
また得た経験や感じた思い、アイディアなどをちゃんと伝えていこうとしている姿勢。
そして実現、達成できる行動力。
そういったことに敬意を感じますし、いち参加者として信頼と共感を憶えます。

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ツグミ工芸舎



日本には人が住むところにはかならず神社がありますね。
一坪くらいの小さな祠(ほこら)だけの神社から、
立派な静岡護国神社のようなところまで。
街が大きくなっても人が住まない場所をもうけ、人は自然の恵みが
あってこそ生活ができることをあらためて、そこで感じ、感謝することができる。
神社はそんな大切な場所ですね。

昔の人が特別な場所として残してくれた神社で、工芸品だけでなく、
絵や音楽、料理まで、日本のまん中、富士山と海にはさまれて、
ジャンルごっちゃまぜの楽しい市です。

私達ツグミ工芸舎は、古材を使った木工品、一生懸命つくった作品を
お披露目するとき、まず、いろんな素材(きれいな水や木材、
漆や墨、蜜蝋など)を扱うことができたことを感謝します。
すると、
人ではないもの(神様の使いのようなもの?)が、スーと,近くに
やって来て「よし、おまえ、始めてよし!」って声なき声を聞く。
そんな場と心のやり取りが、自然と起こってきてしまいます。
そこで、自分はやっぱり、日本人だな〜って思ったりして。
そこがギャラリーでの個展や大きな公園で開催されるクラフト市とは、
大きく違うところですね。

スタッフも作家さんも若い人が中心のこのイベントは
昔の人が残してくれた、大切な場所や文化と新しい通信手段を上手に使って、
世の中がもっと多種多様であって欲しい、こんなに儲からないことに
真剣で一生懸命な人がいっぱいいて、結構楽しくやってるんだよってことも
伝わったと思います。

この市は、これからいろんなことをいっぱい発信してくれると思います。
そして、日本の文化の大きな流れのひとつになっていくと思いました。
これからの静岡手創り市がとても楽しみです。

ソイ

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2011年 春 ARTS&CRAFT静岡、つくり手の声 no.02

2011年4月9、10日に開催された第二回 ARTS&CRAFT静岡手創り市。
参加者の方々より届いた「つくり手の声」の第二回目の掲載です。

作家の方々の、参加されての思いや考えに少しでも触れて頂ければと思います。

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月日工藝



土砂降りの中、開催された2回目のARTS&CRAFT静岡 初日。
 
2度目の参加だけれど、初めての雨の中の出展。
買ったばかりの合羽を羽織っても朝の時点でもうずぶ濡れ。
 
「1日乗り越えられるのか・・・」という不安の中、
そんな私たちよりもビショビショにながら奔走してくれたスタッフさん、
設営をすすんで手伝って下さった他の出展者さん、
そして何より大雨の中を楽しみにしてきてくれたお客様の姿に励まされ
無事に1日目を終了する事ができました。
 
朝から晩まで感謝しきりの1日。
 
そして、2日目。
朝色々な人達と交わした「おはよう」の隠し言葉は
「今日こそは晴れるといいね」。
 
お昼頃、すっかり青くなった空の下参道を歩くと
昨日感じる事のできなかった開放的な空間が参道全体に広がって
思わず声が出ました。
 
風にゆれるガラスの風鈴、
まぶしい光をうけて嬉しそうな器、
昨日の雨で一層深くなった緑に映える木のもの
 
絶妙な場所に並べられたモノ達が
なんともキラキラして見えました。
 
「雨降って地固まる」の言葉通り
初日の雨によって得られた経験もあり、築けた関係もあり、改めて感じる事のできた感謝の気持ちがありました。
そして会場全体をとりまく、不思議な連帯感のようなものがとても心地よかった。
 
 
東北の震災から約1カ月。
それぞれの人たちが、
それぞれに悩み、考え、集まったであろう静岡。
 
たった2日間の幻の様な空間に
心躍ったのは私だけではないと思う。
 
「つくる」事は、
誰かの心を確実に明るくできるんだと
実感させられたイベントでした。
 
そして「つくる」側も、お客様の明るい笑顔から
大きな元気をもらいます。
 
そうやって、喜びが喜びを生んで
日本中が元気になればいいと
思わずにはいられない。
 
 
沢山の感謝がつまった2日間、
本当にどうも有難う御座いました。

・・・・
赤堀 友美



第一回目はお客さんとして、第二回目は出展者として参加させていただきました。
とても気持ちの良い季節と場所で楽しく過ごすことができました。
また地元という事もあり、私の作品を知っていると、たくさんの方に声を掛けていただき
大変嬉しく思いました。
一日目は残念ながら大雨となってしまいましたが、出展者の作品も
観ることもでき、訪れてくれた皆様とたくさんお話もできました。
これからもこのイベントが、静岡に根付けばいいなと思います。
そしてまた、この会場でお会いできたら嬉しいです。

・・・・
三丁目工房  村上奨 鈴木敬子



初めて参加させていただいた今回。2回目の開催だと言う。
 
初日は予報どうりの雨。日本の天気予報技術はすばらしいものだ。
 
・・などと喜んでる場合ではない
搬入時に一番のどしゃぶりだったのでびしょびしょになりながらの準備。
おかげですっかり体が冷えてしまった。
 
昼過ぎ、ぬれた体を乾かしに車で休憩をしようと駐車場へ。
我々は2人組なのでこういう事ができる。
一人で参加の方はなかなか自由に動けず大変そうだ。
 
 
駐車場はお社のまん前で、そういえばまだご挨拶していなかったなあ、と 会場の
護国神社本堂へお参りをした。
 
普段は神社などでお参りしてもお願いなど特にせず手を合わせるだけなのだが、
参拝手順を読むと二礼、二拍(だったかな?)後、祈念しろとあったので、
今回の出展が良いものになるよう祈念した。
 
その直後、雨足が弱くなった。  お?
 
 
2日目の朝は少し降ったが、天気予報は晴れ。
もちろん日本の天気予報は良く当たる。
晴れ間が出てきたと思ったら、お客さんがどっと押し寄せた。
 
一日目とは比べ物にならないほどの客足で、晴天の中、祈念どうりの
よいクラフトとなった。
 
ここの神社、素敵なのは見た目だけじゃないんですねえ
 
 
参加させていただいて感じたのは
細かいところまでよく考えられているし、気遣われているということ。
 
 
スタッフの笑顔も静岡手創り市の雰囲気を良くしていると思う。
参加者のレベルも高いので、今後どんどん評判が高まるだろう。
 
ご来場いただいたお客さん、ありがとうございました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
スタッフのみなさん、ありがとうございました。
 
ぜひ今後も参加したいと思っています。
また護国神社でお会いできれば嬉しいです。
                             
                     三丁目工房  村上 奨


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2011年 春 ARTS&CRAFT静岡、つくり手の声 no.01

2011年4月9、10日に開催された第二回 ARTS&CRAFT静岡手創り市。
参加者の方々より「つくり手の声」が届きましたのでご紹介いたします。

今後、何回かに分けて掲載していきます。
作家の方々の、参加されての思いや考えに少しでも触れて頂ければと思います。

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mignon(ミニョン)



初めて経験することや見えないことに対して、
人は誰しも少なからずの不安感を、抱く。

昨年の初夏からさまざまな場所のイベントに参加している私たちも
“静岡”というのは未開の地であったから、本当に色々なことを考えながら準備を少しずつ進めていっていた。

とはいえ、扱うのは天然酵母パンと手作りのジャム。
“彼ら”は自分たちの感情や体調やらを人間の私たちよりも素直に受け止めてしまうから“彼ら”に悟られないように“いつもどおり”に丁寧にゆっくりと作っていく・・・

荷物の積みこみの直前にタイヤのパンクが判り、スタンドで修理をしてもらったり、初日の予期せぬほどの大雨、そして“温暖な気候”と思いこんで薄着で到着してまったりと自分たちの中では“静かに始まる”はずのこのイベントは“バタバタと”始まっていった。

今、思い起こせば初日のお昼を過ぎてもやまなかった雨は、私たち初出展のひとたちの心を落ち着けさせるための神さまからのプレゼントではなかったのだろうか?
「たとえ、どんな状況になっても、まず、落ち着きなさい。」と。

晴れのまま、お客さまもいつもとは感じが変わったりすると、その違いに戸惑って普段通りの対応ができなかったかもしれない。

2日目。
満開の桜と大きく山々に抱かれた境内に言葉では表現しきれないPOWERを戴き出展へ臨んだ。

お客さまとのあたたかい交流の中、「今のこの日本の状況の中、こうして
自分たちの作るパンやジャムの美味しく召し上がっていただく為の方法を話したり、お客さまの声をダイレクトに聞ける」ことの幸せを肌で感じることが出来た。

国産小麦特有のもっちりした食感、「パンはすぐおなかがすく」という概念を覆す、お客さまも思わず“笑ってしまう”ほどの重量感。

パンにつけるだけではなく、料理やお菓子作りにも使えるジャム。

私たちが伝えたいことは“食べることの愉しみ、そして大切さ”
マシンガントークになっていなかったかだけが不安だが
これは作り手冥利に尽きるのではないだろうか・・・

秋にはきっと爽やかな風を頬に受けながら、少しずつ紅葉していっている葉を愛でながら、また、この地に立てることを今から夢見ている私たちなのだ。

そして最後に黒子に徹底し、そして出展者みんなをスムーズに誘導して下さったスタッフの皆さんに惜しみない感謝をお伝えしたい。

なぜなら、彼らの存在なしでは私たちの存在すらあり得ないことなのだから。
どんな状況にあっても敏速に対応し、笑顔と冷静さを忘れない、彼らのプロ意識には学ぶべきことがいっぱいだ。

・・・・
クロヌマタカトシ



静岡護国神社。
初めて訪れたのは昨年の11月。
そのときの感動は今でも覚えている。
木々の圧倒的なエネルギーと美しさ。
静かで重厚。
僕には偶像崇拝や神仏信仰の習慣はないのだけど
思わず手を合わせたくなるような心境になった。
自然には八百万の神が宿るという
先代の日本人の価値観を共有することができた瞬間だったと思う。
 
そのような特別な場に2日間もいることができた。
桜が咲いて、緑が輝いて、鳥が鳴いて。
僕は普段作っているものを並べて、その横に立った。
楽しそうな会話をしながら目の前を通り過ぎていく人。
なにやらじっくり作品を見てくれている人。
なんかいいね、と言ってくれる人。
これください、と自分の匙を見つけた人。
 
人と人が出会って
モノや言葉や目に見えない何かを交換する。
それを家にもって帰って
時間をかけてそれぞれのかたちに育てていく。
そのサイクルが
なんだか自然でいいなと思った。
 
秋にはどんな表情をみせてくれるのだろう。
どんな出会いがあるのだろう。
僕はまた普段にもどって
もって帰ってきたものを育てています。

・・・・
こばやしゆう



雨が降っちゃった。こりゃいけない。

降って欲しくない気持ちと、晴れ女だから、という楽観的観測の元に
用意してるのは日よけ用のビーチパラソルひとつなのだから。

でも大丈夫。
雨は止まないけど、
私は膝までの雨靴とぺらぺらの合羽を着て、並べた作品の前に座る。

濡れたって平気だ。
陶の器はみるみる雨を満たして艶やかな色に変わる。
乾いた裸の入れ物は雨という上等の衣装をまとって美しくなった。

大きな樫木の下で小さくなって座る。
水をたたえた器の中に葉っぱが落ちてくる。
ぽとん、はらり。

ああ、なんてすばらしいんだろう。
こうして、日がな1日、雨だれを見て過ごせるなんて。

2日目は青空が見えた。
市が始まる前の誰もいない神社を散歩する。
大きな鳥居をくぐり、参道から落ち葉でふわふわな地面を隅々まで歩く。

拝殿までの道は心動かされずにはいられない程素敵だ。
緑の山が守るようにぐるりと囲み、本堂は威厳を放つ。

時は4月。
ソメイヨシノの花びらが舞い、
神様の歩く道を、私は深く息しながら行く。
これだけでも来た甲斐があった。
木漏れ日が差してきて、並べた作品たちは伸びをしている。

沢山の人に出会った。
いっぱいお喋りし、いっぱい笑った。
足を止めてくださった人と作品を間にはさんでの会話は、
ものづくり人の私にとって幸せな一瞬だ。
これがあるから、明日も作り続けよう、と勇気がわいてくる。

朝に帰りに、車を誘導してくれたスタッフの人たち。
耳にイヤホンをしていた。
手に持っていたレシーバーで連絡を取り合っている。
てきぱき迷うことなく指示できるのは、事務局の準備が周到なせいだろう。

スタッフの人たちの笑顔が、初めて来てうろたえる私を安心させた。
またお会いしたいなと思うような笑顔。

事務局の皆さん、本当にありがとう。
おかげで心地よい春の大気の中で2日間過ごすことができました。
感謝します。


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ARTS&CRAFT静岡
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明日は晴れ(予報)

今日から2日間(4/23、24)、清水アート・クラフトフェアが開催されています。
静岡手創り市に出展された作家の方々も多数出展さています。

初日の今日はあいにくの雨。
当市の初日を思い出し、出展作家さん達は大変だろうなと、ずっと考えていました。
天気予報では、明日は降水確率0%と言っていますので、明日は良い一日なりますね。
自分は今日行きましたが、明日も時間があれば、再度行きたいと思っています。


明日は、静岡県内でのイベントが多数開催されます。
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第二回 ARTS&CRAFT 静岡手創り市に出展頂いた「quatre epice」さん主催のイベント。
フライヤーの設置でお世話になっている、「ombak」さん、「サリーズガーデン」さんも出展されています。

みんなでカフェ」 静岡店

会 期:4月24日(日)10:30〜16:00
会 場:quatre epice 静岡店
住 所:静岡県静岡市清水区天神2-6-4

・・・・・・・・・・
こちらも、第二回 ARTS&CRAFT 静岡手創り市に出展頂いた「cafe CAPU」さん、「焼き菓子 ひより工房」さん、「ché」さん、「鳥仙珈琲」さん、そしてフライヤーの設置でお世話になっている「ことり」さんが出展されています。

「ソザコウマート」

会 期:4月24日(日)10:00〜16:00
会 場:藤枝清里分譲地内
住 所:藤枝市清里1丁目3-5

・・・・・・・・・・
そして、フライヤー設置でお世話になっている、「COЯEM」さん、「un jour」さん主催のコトコト市。

第9回 コトコト市

会 期:4月24日(日)9:30〜15:30
会 場:法多山尊永寺
住 所:袋井市豊沢2777

・・・・・・・・・・
明日は、天気も良さそうですし、清水アート・クラフトフェア含めて一日静岡を回ると楽しいですね。

そして、明日より第二回 ARTS&CRAFT 静岡手創り市に出展頂いた作家の方々の「つくり手の声」の掲載を始めます。
作家の方々の、参加されての思いや考えに少しでも触れて頂ければと思います。


明日の静岡は、晴天で暖かい一日となりそうです。良い一日となりますように。


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高山 靖健
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雑司ヶ谷にてアンケートを行う


事務局の物置としている部屋に住む猫<縞子>、人が部屋に入っても微動だにしない、我関せず。

ARTS&CRAFT静岡の終了後、翌週日曜は東京・雑司ヶ谷にて手創り市の開催でした。
3月の手創り市は中止であり、久しぶりの開催。
そして震災から一カ月とちょっと経っての事で出展者の方へむけてアンケートを行った。
センシティブでデリケートな話題であったのでなかなか難しいアンケートであると思ったし、質問内容も敢えて漠然としたものにした事もあったのでなかなか協力してもらうのは厳しいだろうと思っていたけれど思っていた以上にアンケートに答えてくださって驚く。
紙面からタイプしブログにて紹介をはじめました。
多くのつくり手がこんな事を考えています。
良かったらご覧ください。

→ 【4月手創り市出展者アンケートの紹介】

東北から送られてくる山菜も終わりを告げて、次はたけのこが西からずんずんやってきます。
季節はどんな時でもめぐる。当たり前のようだけれども人間にとって当り前こそ難しいなと。

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名倉哲
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第9回 コトコト市

4/24(日)に、袋井市の法多山で、第9回 コトコト市が開催されます。
主催は、フライヤーの設置でお世話になっている、COЯEMさんと、un jourさんです。

多くのお店、作家さんが参加し、毎回多くの人で賑わうイベントです。
楽しみですねー。
・・・・


↑前回の様子

第9回コトコト市 

日時:2011年4月24日(日) 9:30〜15:30 雨天決行
                 
場所:法多山尊永寺 (袋井市)
   袋井市豊沢2777 
   
   →交通アクセスはこちら
    *JR袋井駅から「法多山」行きのバスがあります。(約15分) →遠鉄バス

会場:本坊前、紫雲閣周辺からおだんご屋さん下の公園までとなります。
   →境内案内図はこちら


*駐車場について*

法多山周辺の有料駐車場をご利用ください。
時間制ではございませんのでゆっくりお過ごしいただけます。

1台¥100〜¥500 (場所により料金が異なります。)

*駐車場におけるトラブルに関して主催および法多山は責任を負いかねます。
どうぞお気を付けください。


*コトコト市に関するお問い合わせは主催までお願いします。  
 
 COЯEM(コレム) 0537-21-4224
 アンジュール  0537-23-3891 
shop@unjour-web.com

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「ガリガリ絵はんこ教室」#4

いつもお世話になっているsinilintuさんで、第二回 ARTS&CRAFT 静岡手創り市 に参加して頂いたカキノジンさんのワークショップが開催されます!

まだ、予約受付ているそうですよ。興味のある方は、お早目に。
それにしても「おやつ付」ってのが、なんとも可愛らしい。
・・・・・・・・・・
「ガリガリ絵はんこ教室」#4

【日 時】 2011年4月24日(日)〜26日(火)
      朝の部 10:00〜13:00 / 昼の部 15:00〜18:00

【場 所】 sinilintu

【講 師】 カキノジン
               1978年台湾生まれ。2001年より石を使用した判子作家として活動開始。
               2006年、著書「ガリガリ絵はんこ帖」出版。

               個展・企画、徒然と。ワークショップ「ガリガリ絵はんこ教室」にて
     全国巡業中。

【定 員】 各回とも8名程度

【対 象】 小学生以上ならどなたでも

【参加費】 3,500円(材料費込・おやつ付)

【お申込】 店頭・お電話・FAXにて、参加される方のお名前・ご住所・お電話番号を
               お知らせください。
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東部へ。

久しぶりに書きます。高山です。

第二回目を終え、一週間と少しが経ちました。
二日間開催、雨天決行に変更して初回で雨が降り、また大きな課題が幾つも自分達に提示されました。
次回に向け、1つ1つ対応して行こうと行動を開始しています。
それは今後、当ブログを通して報告して行きたいと思います。

先週土曜は、静岡県内のフライヤーを設置させて頂いているお店を、スタッフの小林さんと伺いました。
今回は東部方面へ。

伺った順に。
sinilintuさん、weekend booksさん、昼食はあぐりさん、デザートはirodoriさん、ロバギターさん、candle gallery+cafe / koko kaltio.さん。

みなさん、忙しい中いつも通り笑顔で迎えて下さる。本当に感謝します。
当日の会場の様子や、問題となった事、お店の事など色々と話をさせて頂いて、とても楽しい時間でした。

また、各お店で、色々な企画を計画されています。
こちらのブログで、順次紹介していこうと思っています。

今回初めて、スタッフと一緒に回った(名倉とはよく回りますが)わけですが、手創り市の今後や、それぞれの考えを色々と話す事ができ、考えを共有することができてとても有意義だった。(小林さんがどう思っているかは分からないけれど。。。)
今は、色々な連絡手段がある。簡単に手っ取り早く済ませる方法はいくらだってある。
だけど、時間を共有して、顔を突き合わせて、話しをする事が一番伝わるし、ある意味、1番手っ取り早いと思う。
もちろん、それは手創り市だってそうだし、お店の方々と話すのだってそうだ。
今後も、そういった時間を積極的に作って行こうと思う。

翌日、日曜は昼に護国神社に行ってみると、花見をする人や、散歩する人など、穏やかな空気が流れていて、とても気持ちがよかった。


そして、やはり足が向くのは、問題と考えている地点へ。
そこを行ったり来たりしながら、対策をあれこれと1人で考える。
完全に不審人物。

護国神社では、今色々な花が咲いているし、新緑がとても奇麗です。春ですね。
きっと、すぐに夏が来て秋(第三回)が来る。徐々にではなく、どんどん次回へ向けて準備を進めなければ。


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高山 靖健
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