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11月28日


週末・日曜は東京の手創り市の選考会を行った。
来月は今年最後の手創り市ということもあり、申込数はいつもよりも多く選考会は長時間に及んだ。
本日アップされた「手創り市のルポ」を何度も読み返し、ぴりりと身がひきしまる思いをさせていただく。まだたったの3回しかやっていないけれども、既に精神的な部分で大きなものを受け取っているし、毎度程よい緊張感が嬉しくもある。これから更に楽しみが増えるだろう。

スタッフの中で手創り市ブルーなるものがあるらしい。
上手い事言うなあ〜そういうのわかるわ〜なんて感心しながら、せっかく手創り市にスタッフとして参加するのだからブルーにならずに個人的な目標をたてたらいいと思う。
漠然とした言い方になってしまうが、小さな目標・大きな目標を自分でつくり、具体的に物事を積み重ねてゆく事で間違いなく目の前の景色は変わってくる。
(ここでいう景色とは実体的な事と精神的な事の両方をさす。)
それは誰かから与えられるものでもないし、誰にでも見える事ではなく、自らが見ようとしなければ見えてこない類いのものだと思う。

話はそれるが、大阪でのダブル選挙は実際大変なことになったと感じてる。
変えてゆこうという人たちと、変わってゆかなくちゃという声が共鳴し合った大阪はこれから揺れ動きまくるだろうし、その揺れは周囲にも及ぼすはず。地殻変動だ、それこそ。

話にたいした繋がりはありませんが、ARTS&CRAFT静岡も静かに亀の歩みで変わってゆくだろうなあと思う今日この頃でした。
それではまた。

名倉




思い出す事

今日(11月19日)は、土砂降り、暴風の中を藤枝、清水と、静岡スタッフのYさんとお店を回ってきた。
別に高山が雨男だから雨が降ったのではなく、あえて今回は雨の日を狙って回ることにしてみた。
というのも、お店の方々は開店していると接客で忙しく、ゆっくりと話しができないので、雨ならば少しは話しをする時間ができるかなと思っての行動。(すみません。)
それにしても、ここまで雨、風が強くなるとは思っていなかった。やはり、自分は雨男だった。

※今回、機材トラブルでお店で撮らせて頂いた写真が今回は掲載できません。
 申し訳ありません。後日掲載させて頂きます。


藤枝では、久しぶりに「ことり」さん、初めて伺う「shop 363」さんへ。
ことり」さんでは、ここぞとばかりに長々と話しをさせていただいてしまった。
明日はイベント「おいしい日よう日 at ことり」(11月20日(日) 10:00〜14:00)を開催されるとのこと、皆さん是非!

shop 363」さんは、静岡のスタッフから聞いていたり、静岡懸護国神社の蚤の市でお見掛けしていて気になっていたお店。
お店には、古道具と、自身で制作された家具の展示、販売が行われています。
写真で過去に制作された家具を見せて頂きましたが、シンプルなデザインで、使われる場所を選ばない家具でした。
基本的にオーダーとの事なので、興味のある方は伺ってみると良いかと。
こちらで、当市のフライヤーを置いて頂ける事となりました。ありがとうございます。


清水では、こちらも初めて伺う「川村農園cafe」さん、そして最後に「sahanji+」さんへ。
川村農園cafe」さんは農業を営む傍ら、土、日、祝日のみcafeを開かれているお店で、cafeの隣の作業場では、野菜、加工品の直販もされています。
お店の方々が、とにかく気さくな方々で、お店の事から、農業の事まで様々な話しを聞く事できて楽しかった。
こちらにも、当市のフライヤーを置いて頂ける事となりました。ありがとうございます。

そして「sahanji+」さん。
相変わらずの商品のクオリティの高さと、お店の雰囲気に、姿勢を正されるような気がします。
こちらでも、色々と話しをさせていただき、嬉しい話しも聞けたりして、楽しい時間でした。

先週、今週と、色々と回っていて、静岡手創り市立ち上げ当初、名倉と共に静岡を回っていた日々を少し思い出して懐かしくなったり、あの頃の初期衝動を思い出したり。
忘れてはいけない事を思い出せた(思い出してきた)気がします。
あの頃を思い出して、当分静岡を回り続けたいと思います。

ちなみに、高山が自宅に戻ると、雨風が弱まるのはいつもの話しで。。。
すごいなと、自分でも思うのです。



今回、回ったお店では「むすぶ」について紹介させて頂きました。
今は、まだ東部のイベントしか紹介できていませんが、今後は中部、東部のイベントも随時紹介していきますので、是非ご覧ください。

高山 靖健
mail : shizuoka@tezukuriichi.com
twitter : https://twitter.com/#!/a_c_shizuoka




富士、富士宮


(カメラを忘れて、写真取り忘れたので、関係ない写真を。。。
土手の夕暮れはとてもきれい。)


先週日曜、sinilintuさんが富士宮にあるGUCHIPANさんで、出張朝市があるというので、ふらふらと伺ってきた。
GUCHIPANさんに到着すると、店先で幾つかのお店がワイワイと楽しそうにやっている。
そう、せかせか、ばたばたでなく、ワイワイとやっている。
出店しているお店の主人達が楽しそうに話したり、もちろんお客さんと話したり、それが一つになってワイワイと。
規模がコンパクトなイベントはこういうのが楽しい。
自分達も、コンパクトなイベントができたらなと思っていたりします。
sinilintuさん、ロバギターさんに、「むすぶ」のお願いをちゃっかりして、後に。

その後、七五三でごった返す富士本宮浅間神社で、ささっとお参り。(おみくじは吉。ふつう。)

そして、浅間神社近くにある、quatre epice富士宮店さんにお邪魔して、店長さんとお話をさせて頂いた。
富士店、静岡店と違って、お店の規模は大きくないけれど、他店とは違う1号店は1号店なりの雰囲気と、これまたコンパクトならではのゆったりした雰囲気が良くて、近所に住んでいたら通うだろうなと。
店長さんが気さくな方で、とても楽しい話しができました。

最後に富士にあるcandle gallery +cafe / koko kaltio.さんへ。
何度か伺っているけれど、初めてcafe利用をさせて頂いた。
公園に面するテーブル席で、気持ちの良い風に当たりながら過ごす、慌ただしい日常から切り離された至福の時間。
ボリュームを抑えたクラシカルな音楽に、公園で遊ぶ子供達の声が上手く重なって、さらに心地良い音楽となって入って来る。何とも言えない、心地よい時間でした。
こちらでも、「むすぶ」のお願いをちゃっかりとさせて頂きました。

今回、富士、富士宮を回ってみて、地方は地方で良いところがあるなと、改めて思った。
このゆったりした時間は、都心ではあり得ない事。
地方である事を後ろ向き(内向き)に捉えるのではなく、地方だからできる事、味わえる事がある。それを体現して行きたいし、体感して行きたい。

さて、次週はどちらを回ろうか。


高山 靖健
mail : shizuoka@tezukuriichi.com
twitter : https://twitter.com/#!/a_c_shizuoka




雑談的打ち合わせ

高山家の親父さんがつくったサブレ。先日開催された勝山さんと湯本さんのリベラル食堂展覧会の為に型から作られたよう。かわいい。(この言葉を久しぶりにつかった)

今日は高山が東京に私用で来ていて、静岡に帰る前に事務局にて落ち合い今後の話をした。
話はあっちこっちと雑談の様相でしたが、そのわりには結構中身のある話をしたなあ〜 と。

つい先日はじまった静岡県内のイベント情報などを配信する「むすぶ」は現在独立したブログであるけれども、今後は完全にサイトに移行してゆき、これから作ってゆこうと思ってると、高山曰く。
サイト化は当分先だとは思っていたけれども、なかなかどうしてとてもやる気があるようで、こちらが飲み込まれそう。それこそ、ぼうっとしてると高山濁流に流され遭難しそうな感じ。もたもたしてるとおいてかれるぞ・・・と内心冷や冷や。
サイトの内容についても楽しそう、面白そうな感じであったし、こつこつ続ければ、静岡の輝ける小さな星になれる可能性をもった提案。 楽しくなりそうだ。

ほかにも来年から新たなことが運びそうな予感を持ちつつ、個人的な活動もしてゆきたい思う。

「むすぶ」は始まったばかりですが、温かい目で見守って頂ければ幸いです。

明日は川越のとあるギャラリーにてお手伝いにゆく。
私は運転手。いわゆる、アッシーくんだろうか・・・(死語?)

それではまた。

名倉






「むすぶ」ブログはじめます



ARTS&CRAFT静岡では、
静岡で行われる魅力あるイベントを「むすぶ」と題して掲載してきました。

この試みは、
自分達がフライヤーを設置して頂くために静岡を回るうち、
魅力あるイベントを様々な場所、様々なお店が開催している事を知り、
それを自分が知るだけではなく、多くの方とそうしたイベントの情報を共有できたら、
こういったイベントを告知することで「静岡って面白いな」と思ってもらえたら、
と思ったのが始まりです。

現在は当ブログの1カテゴリでしかない「むすぶ」ですが、
これを独立させ、新たなブログを立ち上げます。
どんどん更新して行きますので、是非ご覧ください。
このブログを見て、休みの予定にイベントを組み入れてもらえるとありがたいです。

静岡県情報発信のブログ「むすぶ」をどうぞ宜しくお願い致します。





静岡手創り市BBQ at SATO

今日は、月イチのスタッフ親睦会。
名倉、一部のスタッフを除く10人で、木藝舎さんが運営する「SATO」さんでバーベキューをしました。



あいにくの雨だったけれど、屋根がある場所でのバーベキューだったので、特に気にする事もなく楽しく食って、飲んで、話す事ができた。
手創り市に関する事だけではなく、異なる日常を過ごすスタッフそれぞれの近況や、悩み、くだらない事や、名倉への愚痴(居ないからしょうがない)など止めどなく3時間。
毎回思うけれど、社会人になると、ある程度決まった仲間でしか話す機会が持てない。こうやって、異なる日常を過ごすスタッフが集まって話すのは、貴重な時間だなと。

バーベキューの合間には、木藝舎さんからとてもいい話を聞けたし、工房を見せてもらったりと、木藝舎さんからも楽しい時間を頂きました。
最近は、様々な方から紹介を受けたり、楽しい話を聞ける事が徐々に増えてきていて、自分達が思い描いている方向へと、本当に少しづつではあるけれど進んでいるのかなと、思っています。

手創り市を通して、多くの人が繋がり、もっともっと楽しくなっていけばいいなと切に思います。

それにしても「SATO」さん、いいところです。
森に囲まれ、とても静かな場所。
とあるスタッフが、「雨の音を聞きながら過ごすのもいいですね」なんて言っていて、いや本当にいいなと。
今回は昼間だったけれど、夜もランプや、蝋燭を灯したりしたら雰囲気があって絶対にいいと思う。(実際にいいらしいです。)
また行きたい場所です。


ちなみに、先週は「CAPU」さんで6時間に及ぶ反省会があって、今回は「SATO」さんで親睦会。
反省や、世間話しもあるけれど、もちろん今後の活動についての話もあるわけで、これから少しづつその辺りを、当blogで紹介して行こうと思います。
乞うご期待。


高山 靖健
mail: shizuoka@tezukuriichi.com
twitter:
http://twitter.com/#!/a_c_shizuoka





つくり手の声を、もっと

こんにちは、名倉です。

「つくり手の声」の配信を終え、これまでの「つくり手の声」を読み返している。
二日間の開催で感じた事、ここはなかなかよかったよ、もっとこうだったらいいよね、などなどそうした声を聞きたくて、聞いてもらいたくて掲載している。
個人的には「良かったよ」と同じくらいに、いや、それ以上に「こんなのどうでしょう?」「こうだったらいいよね」という声をもっと貰いたいと感じている。
リアルで、生の声を。
その為には違う方法を考える必要もあるし、それを次回にむけてさぐってゆきたい。

具体的にどんなことがあるだろう?

・出展者へのアンケート
リアルな声を聞くのであれば、署名ありなしにこだわらない方がいいはず。

・開催中の声をひろって、タイムラグなく届ける。
って言ったもののどんな形態かは具体的に思いつかず。

・出展者発表後から開催までにそれぞれのジャンルで数名紹介。
今でも出展者の紹介をブログで行っているのでそれとの差別化。

などなど。

何故こんなことを書いているかというと、やっぱりもっと開催に至るまでに気分をあげてゆけたらいいなあと思うから。
「気分をあげたら」なんていうと随分軽い言い草になってしまうが、言い換えれば、緊張しつつもそれ以上に期待をもってのぞみたいから。偶然の巡り会わせもいいけれど、より確かに繋がってゆけたらと思うから。
年間2回、2日間×2=4日間。これがARTS&CRAFT静岡のすべてが凝縮されている日と言ってもいい。だからこそもっとわくわくしてゆきたい。
主催者としてもっとなんか他に言う事あるだろ?って言われそうですけれど、計4日間の為に何を思うかというとやはりシンプルなところでそんな事を思うんです。
勿論、つくり手の声が全てじゃないにしても、なにかを加える作業をする前に、今ある「つくり手の声」という場をブラッシュアップさせてゆくのが私たちの務めだと。
今回のつくり手、そしてこれまでのつくり手の声を読み返してそんな事を思いました。

皆さんのご意見をお待ちしております。よろしければ是非!


今回とこれまでの「つくり手の声」をまずはご覧ください。


名倉




2011年 秋 ARTS&CRAFT静岡、つくり手の声 no.03

2011年10月8、9日に開催された第三回 ARTS&CRAFT静岡手創り市。
参加者の方々より届いた「つくり手の声」、最後の掲載となります。

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248 nishiya



10月8日。9日。

少しだけ思い出す。

嬉しいことが思い浮かぶ。
ふふふ と顔がにやける。

じっくり思い出す。

やっぱり嬉しいこと楽しいことが浮かぶ。
あれは良かった、これは良かったと語り合い、
最後にはありがたいありがたいと言いながら二人で泣く。

そんな二日間。


朝も早くに笑顔で車を誘導してもらう。
道路工事のおっちゃんに見せてあげたい。

ベンチで池を眺める。
そんな自分に優雅に浸る。

会いたかった人たちに再会する。
感謝感激。

夜間巡回してくれた人たちが昼間寝て日焼けしてる。
勲章ですよ。

ベンチに座って池を眺めている人たちを見る。
そんな人たちをみて、この静岡手創り市の和やかな雰囲気に浸る。

静岡手創り市終了の次の日、
カフェやアンティークなお店でスタッフさんたちとバッタリ。
しかも二回。
好きですよね。


やっぱりいいじゃん静岡手創り市。

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ARTS&CRAFT静岡のコンセプト
「工芸とクラフトを中心としたつくり手、生業として、それを目指す場として開催される市」
ものをつくりそれを売る、ものを通じて多くの人たちと繋がる
今回で3回参加させていただきましたが、私はこのコンセプトを強く心に留めていました。
 
1回目、はじめての静岡手創り市参加。このように野外でものを売る経験があまりない私は
周りの作家さんたちの展示方、売り方がとても勉強になりました。
今振り返ると私の作品や展示方は、まだまだお客様のことを考えられていなかったなと思います。
 
2回目、本格的に銃器をそろえ始め、いかに見やすくそしてコミュニケーションが取りやすいかを考えました。
什器が増えると車が必要です。私はもう10年もペーパードライバーでしたので誰かを頼るほかない
と思っていましたし、このときも親には大変な苦労をかけました。
 
私にとってこの静岡手創り市はあまりにも大きく、あまりにもリスキーなものでもありました。
実は今回もぎりぎりまで出展するかどうか迷っていました。
しかし、1回目、2回目と出会った多くの方々、次を楽しみにしてくださっている方々を思うと、どうしてもまたあの場所に立ちたいという思いが膨らみ「どうにかなる、どうにかするんだ」というような気持ちと
「えい!!」という勢いで今回に挑みました。
 
車を運転し、ホテルに泊まり、ものを展示し、ものを売る。 
当たり前のことですが簡単なことではありません。
3回目、付き添ってくれた家族はいましたができることはすべて自分でやりました。
このとき生業とするということはこういうことかと実感したのです。
大きなリスクも背負い、大きな覚悟をし、どんなときもやり続ける。
余計な肩の荷が下りると本番では本当にその場に集中でき
その空気に溶け込めたように感じました。
お客さんとの会話、やり取りが心のそこから楽しく心地よく思えるのでした。
 
この市での出展はこの2日間だけのことではありません。
今後に繋がるきっかけをいただいた場所
これからのスタート地点。
 
沢山の出会いを頂き本当に幸せに思います。
 
ここまで自分を動かしたのは
まずARTS&CRAFT静岡の主催者の方々の熱意です。
そしてしっかりとサポートしてくださったスタッフの方々のおかげで
私は安心して参加することができました。
そして何よりも、沢山のお客様の笑顔が私を次へと繋げてくれるのです。
 
ありがとうございました。

・・・・

ARTS&CRAFT静岡
mail: shizuoka@tezukuriichi.com
twitter:
http://twitter.com/#!/a_c_shizuoka





2011年 秋 ARTS&CRAFT静岡、つくり手の声 no.02

2011年10月8、9日に開催された第三回 ARTS&CRAFT静岡手創り市。
参加者の方々より届いた「つくり手の声」の第二回目の掲載です。

・・・・
iwakagu 岩崎 翔



今回を含め、静岡手創り市には第一回目から続けて、参加をさせていただきました。
毎回思うことは、スタッフさんの対応、働きぶりがしっかりしていて
お客様への対応はもちろん、出展する側にまで細やかな対応が行き届いており、
本当に気持ちよく出展をさせていただきました。
 
出展をする環境としても、
緑豊かな護国神社の境内に続く参道の中
春にはタンポポの花や桜が咲いて、
秋にはキンモクセイや木々が風に揺れて、
ドングリがぽつぽつと落ちてきたり・・・
 
物を売るということがメインの目的ではなく、
この環境の中で自分たちが生かされていることで
物を売ることも成り立っていると感じました。
 
出展をさせていただいた中で
一番の喜びは、地元静岡で、
お客様も、出展する側も心地よいと感じられる環境の中で、
作品を見ていただけること
その中で、さまざまな出会いがあること
 
この静岡手創り市をきっかけに仕事をいただいたり、
仕事でお世話になっている方々が見に来て下さったり・・・
日頃会うことが出来ない友人やお店の方々
静岡手創り市に出展をする作家さんやスタッフさんたちとの交流・・・
 
こうした出会いを通して
静岡手創り市は他のクラフト市とは、全く違う特別なもの
と参加を重ねるごとに思ってきました。
 
 
また出展を通して、
地元静岡でがんばれる人でありたい
と強く思いました。
 
物を売ることは静岡でなくても出来ることですが、
地元の静岡の方々に物を見て、買っていただくことは
特別なことだと気が付きました。
 
 
静岡で、自分も仕事をし、物を買い、
ご飯を食べて生活をしています。
そのサイクルの中の一部である、自分のした仕事が、
他の誰かのサイクルの中に納まり、生かされていることが実感できた時
何ともうれしく、心地よいと感じました。
 
そうしたことを続けていきたい。
続けるためにはこの場所、静岡で生活をし
物を作り、売っていく。
 
そのための場が、
静岡手創り市に参加することであり、
参加することで、
地元静岡でがんばることを意識することが出来ます。
 
自分の仕事をこれからも続けていく
 
今後も参加する機会があれば
ぜひ静岡手創り市に参加出展していきたいと思います。

・・・・
dot design



ARTS&CRAFT静岡手創り市、当日の朝。
前回の大雨を車中で思い出しながら、静岡へ。
 
終わってから2週間しか経っていない今、こうして思い出すと、
何だか遠い昔のよう。
 
楽しかったぁ。
 
今もまだ余韻が残っている。
 
あぁ、この道この道。
決して走り慣れていないのに、近くに来ると
何だか妙な懐かしい気持ちになる護國神社。
広い参道。そして本堂。
毎回、出展準備で忙しい朝の時間、
砂利を踏みしめ、お参りするのが日課。
背筋を伸ばし、手を合わせる。凛とする瞬間が心地よい。
 
すっかり顔なじみになった作家さん、
はじめましての作家さん、
前回来て頂き、またいらしてくれたお客さん、
初めて作品を購入してくださったお客さん、
そして、さらに連携が強まりパワーアップしたスタッフの皆さん、
皆の力がひとつになり、ますます成熟し、高揚していく。
 
楽しかったぁ。
 
 
2日目。陽が落ち、搬出を手伝っているとき、初老のおじさんが
ふらりと自転車で立ち寄り、何かあったの?あぁ終わってしまったのか、
もっと宣伝してくれれば、知らなかったと残念そうに帰る後ろ姿。
 
今回、テレビの取材もあった。
後々、WEBで探したけれど観ることができなかった。
どんな様子で映像には映っていたのか。
 
砂利撒きや夜間警備等、裏方として、会場作りに奔走してくれたスタッフの皆さん。
今回のイベントをどう想い、感じたかを、出展者視点だけでなく、スタッフ個々の声として紹介する場があればと思う。
 
そうした話をも共有することで、作家、お客さん、スタッフの力がひとつに、より大きくなっていくと感じる。
 
いろいろあった2011年。
毎日毎日を大切に、精一杯活きようという気持ちが強くなる中、
より多くの人が、そして皆が、もっともっと楽しめるARTS&CRAFT静岡手創り市であって欲しい。
 
その為に、私たちは人と人とをつなぐ、ココロを込めた作品を創り続ける。
そしてこれからも、この静岡での出展を、朝から晩まで、最初から最後まで目一杯楽しもうと思う。
 
ご来場くださった皆さん、スタッフの皆さん、そして作家の皆さん、本当にありがとうございました。

・・・・
歩馥×日々ノ根 野村・室根




早朝3時。
寝ていないのでむしろ夜が続行中のまま車に乗り込み静岡県護国神社へと出発。
車のエアコンの設定温度をあげるくらい、この日はとても涼しい。というか寒かった。

あたたかな静岡を期待して一路静岡へ。

自分たちのエリアの搬入開始時間、7時。
目的地周辺に到着、とカーナビが告げる。

到着…だよね。
入り口まちがえた? 看板とかないのかな?

一旦越えた踏切を戻ったりまた渡ったりしていたら、他の出展者さんと思しき車を発見。
その先にはスタッフの方!
 
その後は道に迷う隙もない連携プレーで搬入口へ誘導される。
はじめまして。
よろしくお願いします。

ブースは搬入口の目の前。背中には大きな池。
色づきはじめた木々の葉。
秋の気配をたたえたひんやりとした朝の空気。
でもどことなくあたたかい。
雑司ヶ谷鬼子母神でお世話になっている手創り市さんが主催という安心感からなのか、
その場に快く受け入れていただいているような気がする。

向こう岸からは、すでに搬入を終えた出展者さん同士があいさつする声。
私たちのブースの前も知っている顔が行き来しはじめ、お互いに「がんばろう」の笑顔であいさつをする。

そうしてはじまった2日間のARTS&CRAFT静岡。

組み立てたテントの柱に、出展者用に配られた会場の地図を貼ってみた。
私たちがはじめての参加で会場に詳しくないということもあり、
同じようにはじめて来場されたお客さまの会場案内になればと。
ふと気づくと現在地やトイレの場所を確認している方々がいたので、
少しばかりお役に立てたことに内心にんまり。

お客さまが革でできた四つ葉のクローバーのようなものを見つめる。
「それは赤ちゃん靴の革見本なんです」「えっコースターかと思った!」
もはや定番になりつつあるこのやりとりを幾度となくできたこと。

お客さまが今回初お目見えのリング&ペンダントをのぞきこむ。
「それ、革でできてるんです」「えっ革!?」
という反応を幾度となくいただけたこと。

うれしさの繰り返し。

手創り市の醍醐味である、つくり手とお客さまとのコミュニケーションをゆっくりと味わい、
地元の放送局からの取材を受けたり、写真館から写真撮影にお声掛けいただいたり
静岡の他のイベントで赤ちゃん靴をご注文くださった方が
靴を履いた赤ちゃんと親子三世代でいらしてくれたことに喜んだりしているうちに、
あたたかくなった2日間も終わりの時間を迎えた。

搬出は搬入のときの入口ではなく、玉砂利の道をたどってゆく駐車場から。
何往復もしながら荷物を運んでいると日が暮れてしまった。
玉砂利の足場はなかなかカートが進まない。
「もう終わりですか?」「手伝おうか?」と声をかけあいながら撤収完了。

車を動かしはじめると同時に誘導のスタッフの方が目に入る。
「ありがとうございました」を込めた笑顔で会釈をし、護国神社を後にした。


今回から静岡スタッフのみで運営されたとのこと。
こうして特に大きなトラブルもなく2日間を終えられた陰に
どれだけのご尽力があったのかは想像に及ばない。
その一部を知ることができる会場シュミレーションのルポを読んで
感謝を深めるばかりです。

手創り市がすきという気持ちにあふれたスタッフのみなさま、
美しい会場を提供してくださった静岡護国神社さま、
ほんとうに気持ちのよい空間をありがとうございました。

回を重ねるごとに魅力を増したARTS&CRAFT静岡が
この地に根づいてゆきますように。

・・・・

ARTS&CRAFT静岡
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2011年 秋 ARTS&CRAFT静岡、つくり手の声 no.01

2011年10月8、9日に開催された第三回 ARTS&CRAFT静岡手創り市。
参加者の方々より届いた「つくり手の声」を、当記事より3回に分けて掲載します。

参加作家の方々の、直接声が聞ける数少ない企画の一つ、スタッフも楽しみにしている企画でもあります。
是非、ご覧ください。

・・・・
前田美絵



今回初めての静岡出展。
まず、無事に着けるかどうかの不安と、
滅多に静岡に行けないということもあり、静岡観光。
ということで前乗りして埼玉を出発しました。

東名高速をひた走る。
海無し県に住む私は海に感激し、間近の富士山に感動し、
一人旅を満喫しつつ静岡市内に到着。

美術館やショップを巡り、
大分、日も傾き始めていたが、最後は、静岡手創り市の会場となる静岡縣護國神社へ。
何も設営されてない普段の境内も拝見してみたいなと思い。

そこでは静岡手創り市のスタッフさんが明日の準備をされてるご様子。
私、のんきだな。
と思いながらも静岡手創り市が無事に終えられることをお願いに参拝へ。

鳥居からまっすぐに神社へと繋がる参道。両サイドは奇麗な芝生。
パンフレットと同じ景色が広がる。ここか〜!
ちょっと感激し、大きく息を吸い込んだ。
緑青色の本殿の屋根が印象的。好きな色。

境内にいた猫と戯れ、
その日は明日に備えて早めに就寝。


昨日確認した道を走り、緊張しつつ会場へ。
着くなり、スタッフの方のスムーズな誘導で、ブースへせっせと搬入。

顔見知りの作家さん達とごあいさつをし、だんだんと緊張が解けていった。
昨日は暗がりで見えなかった池、木々が広がる。
今日は天気に恵まれ、気温も調度いい。
奇麗な木漏れ日が器に当たっていたので、テントは張らなかった。

セッティングが終わり、ぐるっと一周。
嗚呼。なんていいロケーションなんだろう。
うまく言葉には出来ない、心地良い空気が静かに流れていた。

出展出来て本当に良かった。
とすでにもう満足してしまった。

初めての出展ということもあり、初めてお会いする作家さんも多く、
他のブースが気になり、気になり。
初日、ブースを多々不在にしてしまったことを反省しております。
お客様より先に自分が楽しんでしまった。
素敵なものを買ってしまった。美味しいものも食べてしまった。

一通り拝見したら、少し気持ちが落ち着いて、ブースに腰を据えた。
ブースは3mx3mと広く、気持ちよく沢山並べることができたので
ゆっくりじっくりと、いろいろとお手に取って見て頂けたことが嬉しかった。

お客様とはいろいろとお話をしたり、ご意見を頂いたり、どれにしようか一緒に迷ったり
「この器にはこんな料理を盛ると合いますよ」とか、「この器はこういう風に風合いがかわりますよ」とか。
作家さんとは、「今日の調子はどうですか」とか、「これはどんな技法ですか」とか、「この什器いいですね」とか、「次の展示はどこですか」とか情報を交換したり。

沢山いろんな方とお話しをした。
やっぱり自分にとって、この機会、すごく大事。
と再確認。
ずっと続けていきたいこと。

二日間とも、お天気に恵まれ、自然あふれる中、本当に充実した時間を過ごし
終始、幸せをかみしめていた自分がいた。
終わってしまうのがとても寂しく感じた。


開催前にブログに掲載されていた、ライターの植岡さんの、
会場シュミレーションルポからもひしひし感じられたスタッフの方の真剣さ。
そのルポを拝見して、私は身が引き締まり、準備に精を出した。

今をありのままに伝えてくださる主催者の方の姿勢に、
刺激を受けますし、気合いも入りますし、勉強になります。

当日を迎えるまでの、スタッフの方々の綿密な打ち合わせ、シュミレーション、
そして当日の誘導、夜間の警備などのおかげで
私たち出展者が気持ちよく、スムーズに進み、そして
のんきに楽しんでいた私も、無事二日間を終えることが出来た。

この場を与えて、支えて下さったスタッフの皆様
優しい声をかけてくださる作家の皆様
作家という活動を支えてくださる沢山の方、
そして家族。
皆様のおかげで今の自分があります。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


また春にここへ来て、沢山の方に笑顔でお会い出来たら、どんなに幸せなことか。

・・・・
只木 芳明



来場者の皆様、ならびにスタッフの皆様。
幸せな時間を有難うございました。
 
 
8日早朝。
 
会場に着くと心地よいリズムが。
神社の静かな、生物の微かな息。
参加者の皆様が設営する什器の音、梱包を開く音、足音。
この音を聞くたびに胸の奥がジワっとする。
 
この日が楽しみでしょうがなかった僕は、規則正しい生活をなんていいながら
毎晩のように徹夜して作ったうつわをゆっくりと並べる。
 
10時前、菓子切が二つ巣立っていく。
何か作る事は時に苦しいことだけども、作ったモノが誰かの暮らしに寄り添う
この瞬間に少しだけ幸せに変わる。
 
夕方、タープの屋根を外す。
西日が心地よく花器を照らす。常に空間は流動的に。
 
 
9日。
 
朝の澄んだ空気の中で珈琲を頂く。
普段珈琲を好んで飲まないが、珈琲が美味しかったことを強く覚えてる。
 
什器の配置を変えたせいか、前日よりブース内に人が。
このころには肩の力も抜け、来場者の方とのお話も弾む。
相変わらずこれ下さいにはビクッとするが。
気がついたらあと20分で静岡手創り市は終了、なんだかあっというまだ。
 
2日間共に“気持ちいい”に尽きる時間を過ごせた。
何時もは出展が終わり帰路につくころには寂しさに襲われるのだが
そんなことはなく体中が充実感でいっぱい。
これってものすごく幸せなことだと思う。
 
あの2日間で考えたこと、向き合ったこと、得たことは
ここで書ききれないほどある。
でも言葉にした瞬間に、なんだかつまらなくなりそうで。
だから本当に大事な“感覚”はそっと心にしまい
また作り続ける日々です。
 
あの感覚は、来年には言葉ではなくモノになっているのかな。

・・・・
kinome 高田 淳一



初めて参加させて頂きました。
たくさんの作家さんが集まるイベントには、これまであまり参加したことがなかったのですが、
手創り市の空気に引き寄せられ、ぜひ参加してみたいと思いました。

出身が東京なので、当初は馴染みのある東京で参加させてもらえたらと思っていましたが、
手創り市のブログをじっくり読んでいるうち、全く見知らぬ静岡にも行ってみたい...
という思いが徐々に強くなり、静岡手創り市に参加させて頂くことになりました。

会場の護国神社に着くまでは、緊張していましたが、(心地良い緊張です!)
朝早く着くと、すでにスタッフの方が搬入の誘導をされていて、
その姿を見たらとても安心して、ゆったりとした気持ちで準備をすることができました。

開始後は、とにかく夢中でしたが、来て下さったお客様がshopカードを見て、
「栃木からですか!?」と驚かれるのが、何だか嬉しくて、
初心に戻るようなそんな想いで2日間を過ごしたように感じます。

みなさんとの何気ない会話はどれも楽しいものでしたが、
「並んだ姿がきれいですね」と言って下さった方がいらっしゃって、印象的でした。
木目や木の質感、佇まい、を大切に製作をしていきたいと思っているので、
私達にとって、とても嬉しいひとことでした。

私達の出展場所はエリア5。
木々を避けるように配置された区画。
正面には池を望み、キンモクセイの花が舞い落ちる演出までありました。
ゆったりとじっくりと作品を見て頂ける、とても素敵な場所でした。

この静岡手創り市からは、大きな喜びを頂いたとともに、
自分を見つめ直す良い機会にもなりました。
この想いを原動力に、これからも日々製作に励んで行きたいと思います。

そして、スタッフの皆様ありがとうございました。
あの会場の空気は、相当な準備、努力、想いがあってのもの。
また、行ってみたい場所です。

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ARTS&CRAFT静岡
mail: shizuoka@tezukuriichi.com
twitter:
http://twitter.com/#!/a_c_shizuoka








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