RSS1.0 | Atom0.3



2012年春季会場シュミレーション・ルポ

s_rupo2012.04-1.jpg


2012年3月20日・ARTS&CRAFT静岡手創り市・シュミレーションルポ 


午前10時半過ぎ、護国神社、正面鳥居前。

集まったスタッフ4名が黒一色に塗られた看板に、白いペイントマーカーで文字を書き始めた。看板は大小合わせて20数枚。これらの看板は、このARTS&CRAFT静岡手創り市の会場となる護国神社の至るポイントに配置される。

時間が増すごとに、一人二人と集まるスタッフの数が増えていく。そして皆、挨拶を交わし合い、自然と看板の作業に加わっていく。


s_rupo2012.04-2.jpg


そんな合間を見て、お手隙のスタッフに、僕は早々とインタビューを始めた。

一番最初の声を掛けたのは、去年、秋の開催からこの手創り市のスタッフになった宮原さんだ。


昨年の開催から今回の開催迄の半年間、今回の手創り市に向かって、特に個人的に意識して来た事はありますか?

「カフェとかクラフトのお店に行く回数が増えた。そういう所に興味を持ち始めた。空間に触れるだけで気持ちが満たされるようなことがありましたね。中部で、行けそうなエリアを探して、行けそうなお店に行ったりして、清水でも僕の知らなかったお店とかリストに結構あって、それで地理が広がったというか、視野が広がったというか。クラフトが、自分に関係のあることになって来たという変化はありますね」

前回の開催時の思い出は?

「トランシーバーでみんなの動きを把握し合い、わりと綿密に動かし合ったのもので、協力して物事を成し遂げるのはいいなって感じました。一体感を感じました」


次に話を聞いたのは、古株のスタッフ川手さんだ。

「前回、はじめて静岡のスタッフだけで開催できたのが大きかったですね。東京のスタッフさんがいてくれても良かったんですけど、やっぱこれからもずっと続けて行きたいから、やっぱり静岡のスタッフだけできちんと出来た事が次につながるなと思いました」

これからも続けていきたいという想いと、次につながるという実感を得られた事は大きな事だと僕は思った。そして今回の手創り市ならではの改善点、変更点を聞いた。

「飲食のブースを道に向かってお店の顔が見える様に配置するとか、正面の鳥居前にフードを七店配置することになりました。つかみは大事」

今回の手創り市に期待していることはありますか?

「自分で欲しい物もあるのでゆっくりそれを探したい(笑)。前回スタッフになって初めて、ちゃんとお店を周って見ることが出来たんですよ。それまでは、ちゃんとお店が観れなくて。気持ち的に仕事モードになっちゃって。他のことも気に掛かるし。みんなの動きとかも気になるし。前回自分に余裕が出来て、観れて、一番楽しかった」

開催迄の半年間意識して来たことは?

「人のつながりが大事。スタッフも知らない人達がこうしてせっかく集まっているのに、開催前しか集まらないってのは勿体ないと思って、月一会(つきいちかい)をしようと言って、なるべく月一回集まろうって事をやってて。普通に飲み会とかなんですけど。そこでみんなと会う事でみんなの近況とかも聞けるし、プラス、名倉さんとかがどう言う風に考えて動いているのか? とかみんなで知れたら、もっと手創り市はいいものになっていくから、そういう場とつながりを活性化させることに意識を注ぎました」


昨年のシュミレーションを思い出してみる。そして、まだ入ったばかりのスタッフが多かったあの時から半年経った今のスタッフたちを見詰めてみる。確かに半年前には感じさせなかった自然さがそこにある。皆、当たり前の様にリラックスしている。

昨年のルポでは、古株のスタッフさんが主に、スタッフ間の距離を縮めたいと言っていた。それが確実に縮まったのだなと実感できる風景がここにあった。


s_rupo2012.04-3.jpg


12時半近く、各ポイントの説明が始まった。

会場内の各ポイントをみんなで歩いて周り、その各ポイントでの担当者の確認や、注意事項、質問事項などを投げ掛け合う時間だ。

僕は、このポイント巡りが始まってすごく驚いたことがある。それは、極度に緊張しているのは、ライターの僕だけだったからだ。(今回からスタッフになった小川さんよりも僕の方が緊張していたと僕は察する)

何故、僕が緊張していたのか? それは前回のシュミレーションでは、初めてのスタッフが多く、皆がかなり不安と緊張を持ったまま、このポイント巡りを行っていたのが、強く記憶されていたからだ。(軽いトラウマの様に)

しかし、数分で、「あれ?」という肩透かしの感覚を覚えた。それもそのはずだ。今回のシュミレーションは、初めてのスタッフは小川さん一名しかおらず、他のみんなは、開催を経験しているのだから。

ポイントごとに立ち止まり、名倉くんからの説明を受け、時には質問が飛び交い、時には「こう工夫したらどうだろう?」と詳細な提案までなされた。この光景は去年にはないものだった。

歩きながら、前回新入りだったスタッフに声を掛けると、

「前回のシュミレーションの時は名倉さんが何言ってるのかチンプンカンプンだったんですけど、今回はすんなり飲み込めました」

と答えが返って来た。そしてスタッフ一同は会場を一周し、昼休憩に入った。


古株のスタッフ、橋本さんに聞く。

「踏み切りからの駐車場への入口に、搬入の時用に今回看板をつくって貰ったんです。絶対出展者さんがたまっちゃうんですよね。踏み切りもあるし、道も細いし、自分が何時からの搬入かって理解されてる方ばっかりじゃないので。そこで止まっちゃうと、大渋滞が起きちゃうんで、とりあえず、このまま進んでくださいてっ看板をつくって貰ったんですね。それがどう言う風に効果が出るがわからないですけど、どうしても渋滞が起きたり、車同士危ない場面があったりするので、開催する側としてはトラブルなく行えるようやっていけたらと思っているんです」

一周会場を周ってみてどうでしたか?

「半年振りに色々見たりすると、色々思い出したりする、搬入のときにどうしてたとか、ポイントポイントでもっとこうした方がいいんじゃないか? とか、新しい発見はあったかなと思います。自分がついたことのないポイントにみんなと一緒に周ったのでどう連携すればいいのかなって。毎回私、朝の場所が違うので」

「小川さん以外、一回やってるし、同じ場所を今回もやるんで、もうちょっとスムーズに出来るんじゃないかな? 名倉さんが何をどうしたいか? わかるのではないかと?」

前回の開催はどうでしたか?

「私は初日しかいれなかったけど、もうちょっとかなってお客さん、そんなにぱんぱんでもなかったし。スタッフは前回が初めての人ばっかりだったので、それをどう回すか?っていうんですかね。ある程度気を抜くポイントをみんなずっと一生懸命やっちゃうから、それを上手く抜いてあげなきゃいけないな、と思いつつ私はいたんですけど。私は手づくりのものは好きだけど、作家さんのことはそんなに詳しくはないんですね。それよりは護国神社でやってる雰囲気とか空間自体が好きだから、その現場を回すって方が好きなんです」

「自分の中の課題としては、新しい人も一人入って来たし、前回ローテーション表みたいなものをつくったんですよね。それがまだ上手く回らなかったし、自分もその場にいなかったので、今回はスタッフも楽しみつつ、上手く回していければなと」

今回の開催で楽しみにしてる事、期待している事は?

「晴れたらいいな! 去年の四月が雨だったので。その雨の時に私がはじめてスタッフとして入った時だったんですけど。エリア5が好きなんですよ。木が立ち並ぶ感じとか。そこにもっと光が入ったりだとか、自分の個人的に好きな作家さんがいらっしゃって、その方をエリア5に出展させてくださいって言ってみたりとか、エリア5をもっと魅力のあるエリアにしたいなと思います」

「他のスタッフたちも自分の考えている事が言えるようになって来た。回を重ねるごとに打ち解けるじゃないですけど。自分で言える事になってきたら、エリア5だけじゃなくて全体ももっと良くなっていくのだろうなって」


s_rupo2012.04-6.jpg


昼休憩が終わり、みんながそれぞれトランシーバーを装備し、看板を持って持ち場に行く。これから、初日搬入時を、実際名倉君の運転する車を利用して、シュミレーションするのだ。

会場に散り散りになっていくスタッフの一人、山梨さんに僕は声を掛けた。

前回の開催はいかがでしたか? 

「前回は緊張し過ぎてほぼ、会場の中の作家さんとお話することも出来ず、自分の場所、やることで精一杯だったんですけど、今年は少し余裕がある気がしますが、シュミレーションになったらなんだか緊張し始めました」

スタッフとの距離は縮まりましたか?

「スタッフホントみんないい人たちで、すぐ教えてくれたりとか、すぐ仲間として受け入てくれたことが嬉しかったです。月一会とかにときどき参加させて貰っていて、くだらない話とか、手創り市の話とかいろんなことを話すうちに、かなり打ち解けました」

山梨さんは将来、カフェを経営したいと言っていましたが?

「いずれかは出来たらいいなと思っています」

手創り市から将来の希望に吸収する部分は多くありそうですが?

「器とかスプーンにしてもそうなんですけど、その作家さんの一人一人の思いを見たり感じたりすると、大切につくられたものとかを自分のカフェに取り入れたいと思いますね。

全てにおいてひとつひとつのものが大切にされている。機械でつくっているものではなく、真心の入ったものを、大事に使いたいし、お客様にも大事に使って貰いたい。背景にあるつながりっていうか。そういうカフェのイメージがより強くなって来ました」

様々な物の背景が感じられるカフェ。そこには物語があり、その物語ごとカフェのお客さんが味わう。素敵なビジョンだと僕は感じた。


次に僕は、今回からスタッフとして参加する事になった小川さんに話を聞いた。

「三月の頭に面接しました。もともと手づくりのも好きっていうのがあるし、去年お客さんとして来て、結構楽しかったんです。何回も会場をぐるぐる回って。手づくりのものって温もりがあるし、作家さんと話してると一つ一つ思い入れがあることがわかる」

シュミレーションが始まってみてどうですか?

「不安だっだり、イベントスタッフをやったことなかったんでドキドキだったんですけど、

結構皆さん、親しみやすい方達ばかりで、みんな優しいですね」

今回の開催で楽しみにしていることは?

「私もつくってるんで、作家さんと話してみたいとか。地元でワークショップみたいなものがあれば、どうかな? って思ってたりもするんですけど。あまり興味がない人も、やってみて楽しくなるってあると思うし。そういう機会が増えるきっかけになれば」


次に僕は今回二回目参加の小林さんに話を聞いた。

「前回はわからない所がいっぱいあって、流れもわからずミスばかりしていました。でもミスはするけど、周りのスタッフがフォローしてくれて。今回はそれもあって、周りの流れがわかって来ました。手創り市のイベントが上手くいくようにしたいと思います。前よりは看板も増えて、誘導しやすくなりましたし、入ってちゃいけない所にポールも置きましたしね」

この半年間意識して来たことなどあれば?

「反省会等のイベントに参加できなかったので、自分なりに反省をまとめて、それをメーリングリストにメールで送りました。みんなそこで話し合って頂いて」

今回期待している点は?

「前回より20店舗くらい増えたので、また手創り市が賑やかになってくるのかなと期待しているところ、それにともなってお客さんの数を増えたらいいなということですね」

 

次に僕は小林さん同様、今回二回目参加の白鳥さん話を聞いた。

「前は初めてだったんですけど、今回のシュミレーションの方が、なんとなくこうなるんだろうなってことがわかりました」

前回の思い出を聞かせてください。

「前回はいっぱいいっぱいでした。記憶がなくなるくらい、覚えてない。今回は作家さんの運搬を手伝えるくらいになれたらなと思います」

今回期待している部分は?

「まずは前回よりもこのエリアは作家さんが増えてるんで、最初とにかくしっかり入れる事と、しっかりお店も見たいです。前回落ち着かず雰囲気がつかめなかったので」


次に僕は、名倉くんと共にこの静岡の主催者を勤める高山さんに話を聞いた。

「前回良かった点は、うーんって考えちゃうんですけど、普通に出来ることがどちらかというと当たり前になって来てしまっていて、強いて言うならば、静岡のスタッフのみでまかなえたのが良かった点だと思うんですけど、それ意外に思いつく点は特になかったのかなぁ。逆にそれはいい事で、特にまずかったことがなかったということ。そういう意味では平穏無事に二日間を行えたということは良かったかなと」

この半年間、やって来た事、意識して来た事は?

「今回の手創り市に関しては、「むすぶ」をはじめた。会場のマップとか、他のこととおざなりになっていたのが動き出した。静岡のスタッフが増えてきて、静岡のスタッフで出来ることが出来るようになったのが良かったかなと」

選考会はどうでしたか?

「選考会は、実は、今まで出展数に対して申し込み数がぎりぎりだったんですよ。今回、第四回目になって、出展数に対する応募数が大幅に増えまして、逆にいうと、選考からもれてしまう作家さんが大幅に増えた。応募数が増えることは自分達にとっては、とってもありがたいことなんですけど、それと反比例して、選考からもれてしまう作家さんが増えてしまうことは、自分達の責任も大きくなることなのでそう言う点ではかなり今まで以上に緊張しつつ、今までよりも段取りを考え、よりちゃんと観て、自分達の手創り市に来て頂きたい作家さんかどうかっていうのを緊張感を持って選考できたかなと」

意見は分かれました?

「分かれましたよ! 静岡のスタッフは良くも悪くも自分達の意見をはっきり言う人達なので!私はこう思うっていうのをはっきり言うので。そういう意味では静岡のスタッフはいいメンバーが集まっているのだと思いますね」

今日のシュミレーションはいかがですか?

「前までは午前中から日が暮れるまでどっぷりやっていたんですけど、今回は、見ての通りさくさく進んでいくので。みんな前回やった持ち場なのでわかってるんですよね。おさらいをすればわかってしまうし、新しく変える所があっても、前の経験がありますから特に違和感なくできるんですね。ある意味、慣れて来ている。それが逆に油断につながらなければいいですけどね」

慣れから初期衝動をなくす事を高山さん自身危惧していると、以前ブログにありましたが?

「手創り市に携わったことによって、考え方が変わった所もあるんですね。今まではなんとなく仕事をやってきたんですけど、作家さん達っていうのは、自分達で物をつくって自分達で販売してるじゃないですか? 自分も物はつくれないんですけど、ウェブっていう所で物をつくって、自分で販売するというか、それを運営していくことを出来るようになりたいなって思う様になったんですよ。前の会社だと全体の一部をつくっているだけだったので、物づくりの全体ができるかといったらそうではなかったので、ウェブだったら頭から全部自分で製品としてつくることが出来るんで、そういうのをやりたいと思って転職したんですけど」

「今は、そっちに比重がかかっている部分もありますし……初めてのこと、新しい経験って面白いので、慣れて来てしまうと、半年間ルーチンワークでループで周って来てしまうみたいになってしまって、あんまり面白くなくなって来てしまうんですよね? 手創り市がこの先どのような発展を遂げるか? 明確なビジョンとして見えない部分もあって、自分が続けていくにあたってまた半年同じ事の繰り返しになっていくのは、自分にとってやっていく意味があるのかな? って考えちゃったりして」

そこで何かアクションを起こされましたか?

「それがひとつ、「むすぶ」ってことだったりしたんですけど。まぁ、なかなか、そこがわからないところもあって。今色んなスタッフから色々な言葉を貰ったり、作家さんのアトリエ訪問を読んだりして、手創り市をやることによって、スタッフや作家さんとつながることが出来る所に続けていく意味があるのかなっていう風には考えていますね」

「それが実現するかどうかはわからないんですけど、当初目標では手創り市がらみで色々あがってたんですよ。なのでそれが上手く実現して、手創り市のサイドワークというか、派生した何かによって、もっと楽しい事が生まれていって、自分だけでなくスタッフも含めて、実りあるというか、新しい経験を積む一年になったらなと思っているんですけど」

ちなみに、そのサイドワークというのは?

「木藝舎さんとの企画だったりとか、「むずぶ」をもっと大きくサイト展開することだったりとか、他にもありますが、今は言えません(笑)」

最後に、作家さんやお客さんにメッセージがあれば?

「意見が欲しい。作家さんもお客さんも楽しいって感想はくれるんですけど、ネガティブな意見が欲しくて。そういう意見が手創り市をよりよくしていくと思うので。そういう意見を言って欲しいです。今回はアンケートを取ろうとも思っています」

 

実は「今は言えません」の中身を僕はこっそり聞いて知っています(ニヤリ)。それは、手創り市もまだまだ変化していくのだなと感じる、胸踊る企画でした。


s_rupo2012.04-4.jpg

 

次に話を聞いたのは、正面鳥居前にスタンバイする泉谷さんだ。

「最初に参加した時には、正面鳥居前に渋滞を起こしてしまったので、今回はそれが和らげれるようにスタッフと連携を取りたいと思います。今回3回目ですけど、周りのスタッフも2回目、3回目、4回目ってなって来ているので、通じ合う部分があったのかなと思いました」

「色んな人もいるし突発的なこともあると思うけど、でも前よりは冷静にそこまでテンパらなくてもいけるように思ったり思わなかったり、ですね」

この半年間意識した事や個人的な変化はありましたか?

「手創り市に関係しそうなお店の情報は自然に入るようになったりだとか、今までは開催中にあんまり作家さんに話しかけるタイプじゃなかったんですけど、今回は、興味のある作家さんを下調べして、お店に行って、話し掛けて、買って、その作品にある背景も知りたいなと思っています。それが大きな意識の変化です。深く作家さんに入ってみたいなっていう気持ちが生まれました」

その気持ちが生まれた理由は?

「手創り市が日常的になったからだと思います」


次に僕は正面鳥居の更に道路側にスタンバイする米澤さんに話を聞いた。

「前回、初日の朝、このシュミレーション通りにいかず、搬入はわかってたはずなのに、本番いざやってみると混乱しました。ここは二人の先輩がいるのでフォローされフォローされフォローされでした」

前回の開催時、特に記憶に残ったのは?

「一日目終了した後、皆で反省会をしたんです。みんな疲れてるのに、「こんなことあったんだよね」とかネガティブなことだけど、しょうがないよねって話し合えてそれが一番楽しかった。でも開催中は自分の事でいっぱいいっぱい」

この半年間、意識してやって来た事は?

「認知度を高める。新たにチラシ設置店を二箇所探して、お願いしました。ブログも更新しました。高山さんが忙しいし、名倉さんも雑司ヶ谷と静岡、二つ書いているし、更新がないと静岡が止まってしまうから、まずは更新を止めない様にしたかったんですよね。始めたきっかけは。今は楽しくてやってますけど。自分の為もあり。ツイッターは出展者さんにコメントを貰って。あと、出展者さんって夕飯どうしてるんだろうって思って、色々なお店をツイッターで紹介します。あまりにも去年何も出来なくて、なんて使えないツイッターだって思って、今年は使えるツイッターになろうと思っているんです」

今日のシュミレーションどうでしたか?

「今日が来るのが本当に嫌で、というのは去年居残りさせられて、全然出来なかった。今年どうしよう?って。だけど身体も覚えるし、たいしたことなかったです。大丈夫でした」

今年の開催に期待する事は?

「休憩が長くなるといいな。去年は休憩が終わる10分前に呼び出されたりしたんですよ、それはしょうがないことなんですけど。だから知ってる作家さんとみんなと話したい。静岡来てくれてありがとうって言いたい」

作家さんに伝えたい事があれば?

「応募してくれてありがとう。静岡を選んでくれてありがとう」

何か言い足りない顔をしていますね?

「今日シュミレーションをやって見てすごい楽しみになっちゃった。ここの奥に、この鳥居の奥に作家さんがいるのが当日見えるんですよね? それ考えたら早く開催日が来ないかなって」


スタッフ達が持ち場から、わらわらとこの鳥居前に集まって来た。前回は日が暮れる寸前迄やっていたシュミレーションも、今回は、各個所一回ずつやっただけで、終わりだったという。みんなの顔に去年見た様な疲れはない。

スタッフ達が持ち場の看板を車の中に片付け始める。その空いた手を狙って、古株スタッフ、万記さんに声を掛けた。

「前日準備が毎回苦痛ですね。人数が少ないから。当日は、始まっちゃえばどうってことない。前回は、静岡だけで作り上げてるのがよかったです。ちゃんとローテーションが組めるようになり、休憩も取れるようになり、楽しめる事もあるし、仕事に専念できるし」

「変わった点はフードエリアを任されたんですけど、私自身、仕事が変わったり、結婚したり、結婚式の準備したりで忙しく……フードエリアに新しく出展してくれる人を開拓しようと思っていたんですけど、それがなかなか出来なかった。なかなか動けなくてそれが心の残りです。次は、素敵なお店を見つけて、ぜひ出展して貰いたいです」

万記さんから見たいいお店のポイントってどこですか?

「いいお店のポイント? 来てくれたお客さんが喜んでくれるお店。年齢を問わず、性別を問わず、楽しめるお店。みんなが食べれるものがあるお店かなぁ」

今回の開催で楽しみにしている事は?

「素敵な作家さんがたくさん来るのでそれが楽しみです!」

万記さんもいち作家さんとして出たいとか?

「ホットケーキ屋さんをやりたいです。それかワッフル? たくさん好きなジャムをかけ貰って。来年の春目標で!」

スタッフから作家さんへの移行だなんて! スタッフ目線を活かした素敵なお店が出来そうな気がします。

 

そして次に僕は、神社前の駐車場を担当する鈴木さんに話を聞いた。鈴木さんは今回会場のマップづくりも担当しているとのこと。

前回の開催はどうでしたか?

「思ったよりも楽しめなかった(笑)。ずっと遊びに来てたもんで、そう言う感覚で来たらちょっと勝手が違ったかな? って。基本、人と接するのってそんなに得意じゃないなっていうのがあるんですけど、迎えなきゃいけないから笑顔でやるんですけど」

半年間、意識した事、やって来た事は?

「作家さんと話すのは積極的にやっているつもりなんで、雑司ヶ谷にしても、行った先で、静岡に誘ったりしたりしているもんで」

今回の開催に期待している事は?

「手づくりの物やアートの物の価格がまだ高いので、より一般の人にとってその溝が埋まることですかね?」

最後にこのルポを観てくれている方に言いたい事があれば?

「僕が惹かれるポイントは、作品が5で人が5で10って観るんですよ。作品だけ良くてもダメだし、人だけ良くてもダメだし。そのバランスが自分の中で重要になって、そういう所で作家さんとの対話をして物を買うっていうのは理想かなと思いますね」


僕はこのシュミレーション会場の最後に、再び古株スタッフ川手さんに話を聞いた。

「いよいよだなって感じです。みんがわかってるから、疑問があってもすぐに解決できる感じがあって、何かあってもみんなから意見が出てくるし、それがよかったですね」

本当にみんな積極的に発言していたし、その積極性や成長が今回シュミレーションの収穫かなと僕も思いました。

「手創り市を静岡のみんなでつくってる感じがすごいしますよね」

これから先の手創り市を想像していますか?

「続いていくことはイメージしています。基本的なことは変わらないけど、一回やって改善していかなきゃならない部分は変えて行きながらやっていきます」


s_rupo2012.04-5.jpg


五時過ぎ、夕暮れである。シュミレーションは僕の浅はかな予想を大きく裏切る形で、スマートに終了した。

そして僕は帰りの車で、名倉くんにインタビューを行った。

「前回の開催で良かった事は・・・静岡のスタッフだけで開催できた事」

この半年間意識して行動して来た事は?

「ブースの数を110ちょっとから130へ。それが護国神社の会場で出せる最大の数、今回の開催で出来たらいいなって思ってたんで、それはひとまず形がつくれた事と、正面鳥居前、あそこはキャトルエピスさんだけ出てたから、そこに計7店舗、食品も結果的に増えた」

今回ARTISTS部門も加わりましたね?

「静岡の手創り市はARTS&CRAFT静岡って言うけど、もともとARTS&CRAFTて言葉は、イギリスのウイリアム・モリスの生活と芸術の一致という思想と実践でARTS&CRAFT運動ってのがあって、それがモダンデザインの源流とされていて、日本にも当然その影響ってのが大きくて。そのARTS&CRAFTっていうのがもともと本流であるんだけど、現代のARTS&CRAFTって何だろうって考えた時に、現代のっていうと大上段だけど、自分にとっていわゆる工芸・クラフトと、絵描きいわゆるアート、表現として境目はないと思うんだよね。静岡の会場は工芸・クラフトの人が主。その前提で、あの会場の中に、作品を持って来て、ちゃんとしたプレゼンというか、展示が出来る人に出て貰いたいなと思って」

「今回の場合初めての試みなので、これは良し悪しだけれど、今まで自分と一緒に仕事して来てくれた人、清水さんだったり、湯本さんだったり、丸山さんだったりにいちから会場でやることをプレゼンして貰って、その上で参加を決定してるんだよね。ARTISTS部門は工芸・クラフトとは違って、出たいと思った人がこの会場でどんな事が出来るか、どんなことをしてみたいか、会場でプレゼンをして貰うっていう、そんな部門を作りました。これから静岡の作家さんを自分で捜してゆきたいと思ってます。」

プレゼンはオーディションの様な物ですか?

「のようなものだね。音楽やってる人であれば、音源を聞かせて貰って、この会場の景色とそこで起きる音色をイメージ出来るかどうか? そういう人を望むし。例えば演劇であれば、この会場を活かしてやれたらいいと思うし。工芸・クラフトとは違った形で、お客さんを楽しませるっていうのがあると思うので、会場で事前にプレゼンして貰います。今回、参加するのは3ブースだけど、空間とのマッチングが大切だと思います」

質問が少し重複しますが、この半年間意識して来た事は?

「例えば川手さんであれば毎月一回、スタッフで集まろうって、月いち会を川手さんが色々考えてやってて、実際スタッフ間の交流って意味ではシュミレーションなんかよりもよっぽど意味があるからね。普段スタッフである立場とは別の側面を見ることが出来るから、そうした機会は大切にしたいなと思って、なるべく参加するようにしたいしね。どうでもいい話も、どうしてゆきたいかってゆう話も自分がいる時はしてこかなと」

「あと米澤さん。ブログ、ツイッター、すごく前のめりというか、ブログであれば、不特定多数の人が観るって事も意識してるけど、それ以上に、自分の感じたことを自分の中でしっかり咀嚼した言葉を出してる。それをすごく感じるし、スタッフとして関わっていく上で、私はやりたいっていうのをすごく感じる。それは当然受け止め、応援するべきで、そういう人を大切にしなきゃいけないでしょ。ま、単純に米澤さんの今後が楽しみかな。という訳で、静岡は個人個人が変化して全体を引っ張ってくれてるよね」

今回の開催で楽しみにいている事は?

「まず、スタッフに言えることは、前回静岡のスタッフだけで初めてやって、初日はある程度の混乱があって丁度良かったよね。とはいえ、あまり会場が観れなかったりというのがある。二日目はある程度観れたと思うのだけど、そこはやるべきことを当たり前にやりつつ、もっと会場のことを観て欲しい。作家さんの事もそうだけど、お客さんの様子とか、会場の光や影や音を含めた景色を。ミクロの視点とマクロの視点、両方で見て欲しい。そして自分にとって気持ちいい景色を見つけたら教えて欲しいよね。そういう良かったを聞きたい」

「ARTISTS部門でいうなら、この会場は工芸・クラフトが主たる作家さんであって、その中にたかが三つかもしれないけれど、三人の絵描きが出展して、そこでその絵描きは平面の物もあるけれど、立体の物もつくろうとしている。立体を主としてる作家さん達がいる場所で平面の作家が立体を出すというおこがましさ、恐れ多いよね(笑)みたいなものを感じつつ、楽しい部分、面白い部分を出そうと思っているんだよ。きっと、それは技術とかじゃなくてさ。そういう事を工芸・クラフトを観る視点でお客さんにも楽しんでもらいたいし、ARTISTS部門の三人も楽しんでもらって何かに繋げて欲しいよ」


そして次に僕はARTISTS部門に今回出展する三人の中の一人、湯本さんに話を聞いた。

「今回は名倉さんに出ませんかと誘われて、はじめどうしようかと迷いました。ただ絵を展示するだけなら意味ないよなって。そういう展示は前回したので、今回は前回とは違う展示の仕方にしないといけないと思って、どうしようって。思い浮かんだのでやりますと答えました」

それはどんなものが思い浮かんだのですか?

「私は大まかな漫画のストーリーを考えて、コマ割りをして、絵を入れて書いていくんですよ。まず。吹き出しの中は何も台詞を入れない様にしていて、それを当日、各コマ別に、プリントアウトして、そこにお客さんに即興で台詞を入れて頂いて、回収して、それを後日私が適当にチョイスして突発的でシュールなストーリーを組み上げたいと思ってます」

 それは製本、もしくは展示で発表されるんですか?

「製本して、ZINEにして売って、ブログにもアップしていくんですね。第一のストーリー、第二のストーリー、第三のストーリー。台詞入れた方に、よかったらブログ観てくださいって。「私の台詞載ってんじゃん!」ってブログで確認して頂いて、パンケーキマンいいじゃない! と愛着持って頂けたらと」


次に話を聞いたのは、絵描きの丸山さん。今回、粘土で立体の作品の展示も行うという。

手創り市参加は今回初めてですね?

「手創り市に行った事がないので、不安は今でもある。だけど、野外で展示する機会ってあまりないと思ったので、背景が壁とかじゃないところでやることはしてみたいと思いました」

植物のような粘土の作品があるとか? 背景に混ざりそうですね?

「粘土は外に置いた方が面白いなと思いました。絵が描けない時に粘土で植物を作るのが楽しくて、続けていたので、この機会に飾ってみようかなって」

絵を描く感覚と粘土をつくる感覚は同じですか?

「感覚は同じです。粘土の方が気楽に出来ます。絵を描いてるとなんか疲れるんで、休みたい時にやります。形を作るのは前から好きなので、絵を描くより工作の方が好きだったので、その流れで」

今日シュミレーションをしてみてどうでしたか?

「自分でも蓋をあけてみないとわからない。今日見て大分、なんとなくイメージはできたんですけど、どう言う風に解け込むかはわからないですね。そこが楽しみなところでもあります」

ちなみに今回のARTISTS部門には、もう一人、絵描きの清水美紅さんも参加します。彼女は前回の開催時に展示された、大きな8枚の布に絵を描いたインスタレーション「ゆらぎ」の作者でもあります。今回は絵に描かれているものを手に取って楽しめる様な展示だとか。楽しみです。


そして再び話はシュミレーションへ。

今回のシュミレーションの総括の意味も込め、再度名倉くんに聞いた。

「実際さ、出来ない訳はないでしょ?って。とは言え、半年前にやったきりだったので、確認はしなきゃならないよなと。スタッフに、気になった事があったら連絡して、といつも言ってるけど、その気になったことってのが、頭の中だけじゃ気付かない、と思ってるから。実際シュミレーションやることによって改めて、あ、ここが気になるとか出てくるし、今まで経験しているスタッフは出来て当たり前、だからこそ、改善・工夫できる所を新たに見出して欲しい。で、実際一部のスタッフから改善・工夫の声があがってるから、多少はその辺りもできたシュミレーションだったと思う」

シュミレーションにおいて大事にした部分は?

「シュミレーションで大事なのは初日の搬入。エリア1から6、フードエリアA・B、正面鳥居がある。全て搬入時間が設定されてて、出展者へも案内をしている。その枠組の中であれこれやるんだけれど、時間設定であったり、こう言う風に車を入れなきゃなんないとか、何故そうなるって言うのを理屈としてちゃんと覚えて欲しい。何故理屈として覚えて欲しいかというと、理屈がわからなければ更なる改善と工夫までは見えてこないから。それに、スタッフとして作家さんやお客さんに色々説明する場面も当然あるでしょ?その時に理屈がわかってないと相対する人にちゃんと説明できない。ちゃんと説明する、ってのはマニュアル通りの一方通行の説明をしろって事じゃなくて、相手に理解してもらう為に相手の立場に立ちつつも、最終的には現場で形にすると決めた事をスタッフとして実行するという事。それが出来てはじめて現行のルールから更に一歩進める方法を見つけることができる。で、それが次に繋がってゆく。ただ継続してるだけじゃあ次には繋がらないよね。継続は大事だけれど、継続する内容に具体性がなければそれは絵空事だから。自分にとって、皆に説明する役割をしつつも、今回を次に繋げる景色のイメージづくりとしてシュミレーションをやってるんだと思う。本番は実務とイメージした景色の確認じゃないかな」


スタッフ一同、その理屈を身体の芯まで染み込ませ、今回の開催に向かう事でしょう。長くなりましたが、これでシュミレーション・ルポを終わります。今回ルポを通して僕自身一番やりたかったことは、開催前を控えたスタッフ、全員の生の声を拾うということでした。幸い、僕の緊張を他所に、シュミレーションはスムーズに進み、スタッフのインタビューもスムーズに行う事が出来ました。

この日、取材に協力してくださったARTS&CRAFT静岡手創り市のスタッフの皆様、そして今、このブログを最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

ARTS&CRAFT静岡手創り市の開催日は、4月7日(土)、8日(日)の二日間です。

ぜひ会場に遊びに来てください! 心に残る何かに必ず出会えるはずです。

そしてその何かが、明日を少しだけ、もしくは大きく変えてくれるかもしれません。

皆様のご来場、お待ちしております。


うえおかゆうじ


・・・・・

長々とお付き合い頂き有り難う御座いました。
このルポを通して普段のスタッフの取り組みをご想像して頂ければ幸いです。
いずれは開催日会場、現場のルポをお届けしたいなとスタッフ一同考えております。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

ARTS&CRAFT静岡




静岡市のお食事処

ARTS&CRAFT静岡まであとわずかとなりました。

出展者のみなさまや遊びに来れられる方々も静岡への計画を立てているころでしょうか。

そこで、ARTS&CRAFT静岡チラシ設置店をはじめ、静岡ならではの御飯が食べられるお店をご紹介します。

県外から静岡へ訪れる出展者の方には1日の最後にゆったり過ごして頂くのもよし。

またはみなさんで楽しくお食事されるよもよし。

もちろん、地元静岡のみなさんや遊びに来られる方がお茶をするのにおすすめしたいお店を集めました。

ぜひ、ご参考にしてください。


※営業日・営業時間等は各お店へお問い合わせください。

 お席のご予約をおすすめします。



【チラシ設置店】

・D&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKA

静岡店は店内から富士山が見えます!のんびり過ごしたい方に。お子様も◎

http://www.d-department.com/jp/shop/shizuoka/



・LE CHAMP VOLANT

店内ではパンと一緒に有機栽培のオリジナルブレンドコーヒーやランチがいただけます。

http://www.lechampvolant.com/



・GENERAL RESTAURANT 枇杷・中華料理

お洒落な空間でカジュアルに中華料理を味わえます。

http://r.tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000654/



・リベラル食堂

店内外にデザインが溢れている!以前絵描きの勝山さんと湯本さんの展示を行いました。

のんびり過ごしたい方に。

http://www.liberaldining.com/



・ロコマニ

地元静岡産を中心に、野菜をたっぷりと使ったおいしくて体に優しいヘルシーご飯が

食べられます。ロコマニのごはんを食べると心も体も満たされます。のんびり過ごしたい方に。

http://rokomani.exblog.jp/



・池田の森ベーカリーカフェ

天然酵母と国産小麦にこだわり、素材の味を生かしたシンプルでおいしいパンが食べられます。4月7日(土)はイベントも開催しています。お子様も◎

http://www.ikedanomori.com/cafe/



・つきさむ

珈琲と軽食のお店。月替わりのランチがおすすめ。

お店でゆっくりされたい方はランチタイム以降をおすすめ。

http://tsukisamu6.exblog.jp/




【静岡ならではのごはん】

・静岡おでん

静岡おでんの特徴は、牛スジでとったスープに、黒はんぺんやナルトなどを使用し、

串にさされたおでんダネをカツオなどのだし粉と青のりをかけて食べます。

おでん街には、伝統の味を守っているお店が今も軒を連ねています。

黒はんぺん→サバやイワシを主原料に皮や骨ごとすり身にしている為、黒っぽい

白はんぺん→サメを主な原料とし、長芋を混ぜている為、白色に仕上がる


静岡おでんをもっと詳しく

http://oden.cocolog-shizuoka.com


静岡おでんが食べられるお店

http://www.tnc.ne.jp/special/gotouchi/oden/index.html



・丁子屋(とろろ汁)

東海道五十三次の東海道の中で最も小さい宿場町であった“丸子(まりこ)宿”跡にあります。

かやぶき屋根の古民家をそのまま利用した店内。みなさんでどうぞ。お子様も◎

http://www.chojiya.info/



・河岸の市(清水港市場併設)

新鮮でおいしい魚を気軽に食べられます。新鮮な海産物の販売もありますよ!

http://kashinoichi.com/



・くらさわや(桜えび料理)

静岡の名産で忘れてはいけないのが桜えびです。地元ではかき揚げやお好み焼きの具にも

使用します。ぜいたくなほど桜えびを使ったかき揚げは絶品です。

http://www.sakuraebi.org/



【その他の御飯処】

・つむらや(蕎麦、居酒屋)

手創り市忘年会では鴨鍋を頂きました。雰囲気といい味といい間違いない!

http://r.tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000532/



・らいみん(中華料理)

昔ながらの中華料理屋さん。巨大な肉団子と鶏の唐揚げが特徴。みなさんでどうぞ。

http://r.tabelog.com/shizuoka/A2201/A220102/22007793/



・22 VENTI DUE

鷹匠においしいピザ屋が出来たとのもっぱらの噂!

http://r.tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22016305



・戸隠そば

磯おろしそばが有名でランチ時はいつも行列!

http://r.tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22007973/



・お好み焼きあずさ

関西方面から、ソースなどの材料を仕入れているそうです。

焼きそばが旨い!みなさんでどうぞ。

http://www.at-s.com/gourmet/detail/1440.html



・Pisolino 静岡宮竹店

大きな石釜に おいしいピザ、パスタ。

地元の野菜を使った前菜とデザートはブッフェスタイルで!みなさんでどうぞ。

お子様用の椅子あります◎

http://www.at-s.com/gourmet/detail/1263.html



・マハラジャダイニング・カレー

静岡市民に愛されて20年!インド料理の老舗。

http://www.at-s.com/gourmet/detail/1541.html





より大きな地図で 御飯処マップ を表示

米澤あす香

mail: shizuoka@tezukuriichi.com

twitter: http://twitter.com/#!/a_c_shizuoka

むすぶ: http://infoshizuoka.blog9.fc2.com





2012年春季ARTS&CRAFT静岡:企画出展

2012年春季ARTS&CRAFT静岡:企画出展の皆様をご紹介致します。
会場にお越しの際には是非ともご覧下さい!!


2012年春季開催より新設された「ARTISTS部門」。
今回は3名のアーティストが参加致します。
詳細は「こちら」clicks!! までどうぞ。
ARTISTS部門公募をはじめましたので参加ご希望の方は是非ともお問い合わせ下さい。



静岡市にあります木材から家づくりまでを生業とする木藝舎が初出展。
詳細は「こちら」clicks!! までどうぞ。
2012年11月より木藝舎・SATOにて「くらしのこと市」を開催致します。



今回も行います、OHNO CAMERA WORKSさんによる会場撮影会。
会場内の様子を撮影し、後日A&C静岡HPにてご紹介致します。
詳細は「こちら」clicks!! までどうぞ。
※現在撮影会参加者募集中です。詳しくはOHNO CAMERA WORKSさんまでどうぞ。





「会場へのアクセス」は公共機関の交通をご利用下さい。



ARTS&CRAFT静岡




木藝舎、木材から暮らしまで

2012年春季ARTS&CRAFT静岡へ住宅設計・施行を行う「木藝舎」さんが出展を致します。


 

木藝舎さんは元々様々な木材を扱いそれを生業としておりました。

現在では住宅設計・施工を主な業務としておりますが

静岡・足久保にある倉庫に山桜、南洋材他様々な材木が大切に保管され

最近では古材の需要もあり杉足場板、米松古材等も扱っています。


木藝舎代表の八木さんとお話ししていると、先代社長から受け継いできた木への想い、

その根っこにある木への愛情が、聞いてるこちらにも熱く伝わってきます。

そして木藝舎のコンセプトとして「暮らし」において

の大きな形づくりとなる家づくりへと移っていったことが見えてきます。

今回、ARTS&CRAFT静岡に参加して頂くにあたって

様々な木材で制作した小屋を出展致します。

 

(小屋内部の写真だけをご紹介。)

 

また出展者の皆様にむけては、

作品の元になり、什器としても使用が可能な古木などの木材も展示致します。

会期中には木藝舎スタッフも会場に滞在致しますので、

木材についてのお問い合わせは木藝舎スタッフさんまでお気軽にお問い合わせ下さい。


*木藝舎さんの出展場所は正面鳥居はいってすぐ、受付の対面となります*

最後に、
私たちARTS&CRAFT静岡は

2012年11月より静岡市・足久保にある木藝舎・satoにて

「くらし」をテーマとする新たな発信の場を作ってゆきます。

発表は4月1日を予定。

もうしばらくお待ち下さい。


ARTS&CRFT静岡





OHNO CAMERA WORKS 撮影会@2012春季A&C静岡

【OHNO CAMERA WORKS 撮影会@2012春季ARTS&CRAFT静岡】


今回もやります。

OHNO CAMERA WORKS さんによる当会場撮影会。


本撮影会に参加する皆様によって会場の様子、出展者の皆様、お客様を撮影させて頂きます。

出展者様やお客様への撮影の際には許可を得た上で撮影させて頂きますので是非ともご協力をお願い致します。


また、撮影会が終わってからは OHNO CAMERA WORKS さんのラボでミニ展示、

そして、ARTS&CRAFT静岡ウェブ上での「小さな写真展」としても掲載させて頂きます。



※前回の「小さな写真展:2011秋季開催」については以下をご覧下さい。

http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=292



ARTS&CRAFT静岡

shizuoka@tezukuriichi.com





本番さながら

選考会前の事務局にてさくっと朝飯兼昼食をとる。
ペリカンの食パンに、前田美絵さんの器。珈琲豆をきらしていたので番茶をすすりながら。 

先日は4月ARTS&CRAFT静岡にむけての会場シュミレーションを行った。
前回とほぼ同様の配置・やり方だったのでそれほど執拗には行わなかった。
どちらかというと全体の流れの確認という程度であったと思う。

シュミレーション当日、スタッフ集合し、看板へのお知らせや注意書き等を書き、次に初日の搬入を車を使ってやってみる。
前回同様という態であったので、出来て当たり前だけれども、ここで大事な事は本番を想定してやっているかどうか。そうした姿勢。
車を運転するのは私のみなので、実際の初日搬入時のような喧噪は作り出せない。
けれども、意識の置き所によって実際の喧噪を想定したようなシーンは自ら作り出せる。
シュミレーションで大事な事はそうした意識の置き所である。

スタッフSがスタッフKにこう言っていた。
「本番さながらにやってほしい」と。

何かを間違えた訳ではない。
けれども、Kの動作にSは漫然とした様子を感じたからそう言ったのだろう。
実際、運転する私からも「その場所から合図していても運転席からでは見えないかもしれない」という状況だった。
きっと当日になればKは問題なくやれるだろう。
けれども、ここで大切な事は「本番さながら」な姿勢を他のスタッフに示す事と遠方から長い時間をかけて運転しやってきた出展者の目線を想像する、という事。
これは頭で理解するものではなく行いのみによって証明できるもの。

車の乗り入れをやりながら、各所のスタッフと気がついた事の意見を交わしてゆく。
すると、本番を意識している人間は更に工夫する点や予め決められた私のやり方に修正を施し相談しあってゆく。それが現場を受け持つ人間に必要な意識であり、それが出来て初めて他所のスタッフへ意識がむき、協力が可能になる。

あとは本番を迎えるのみとなってきたが、今回を次回に繋げるような意識をもっていちスタッフとして改めて臨みたいと思う。

開催まで10日ほど、
皆様にお会いできる事を楽しみにしております。

名倉




これでよかった


スタッフの米澤です。


18日に雑司ヶ谷の手創り市へスタッフの鈴木さんと行きました。


月に一度開催されている雑司ヶ谷の手創り市は、会場が2つに分かれている。

鬼子母神の会場では約160、大鳥神社では約40組が出展している。

スタッフになる以前、ARTS&CRAFT静岡を先に訪れたことのあった私はひとつのブースが静岡に比べて半分程のスペースである事とお客さんの多さにぎゅうぎゅうとしているように感じた。

そのぎゅうぎゅうはお祭りのようにわいわいとしている賑わいの雰囲気だ。



私は手創り市では必ず一人で行動したい。

一緒に訪れた友人や家族に、じゃあまた後で!と言って(しかも相手は会場に来たことが初めてだったりする)びっくりさせることもしばしば。

鈴木さんも同じ性格のようだったのでそれぞれで行動し、気がついたらいつの間に近くにいて、なにを見ているの?と話した。手創り市を楽しむにはこのくらいの距離感が良い。


そして会場をあとにしてからも別行動。スタッフとしてもこのくらいの距離感が良い、かな?


私はhimaarさんの個展へ向かうため西荻窪へ。

himaarさんご夫婦は4月に純子さんの出身地である山口県へ引越しをする。

純子さんは20年ほど西荻窪で過ごしてきたそうで、「東京は置いて行きたいけど、西荻は連れて行きたい」とおっしゃるほど西荻窪が大好きなのだ。


文俊さんと純子さんと立ちっぱなしで1時間以上お話をした。

山口県で喫茶(“カフェ”ではなく“喫茶”)と手創り市などで出会った作家さんたちの作品を置くお店、アトリエが併設される「ロバビル」を立ち上げる話、ARTS&CRAFT静岡に出展されたときの話、トレードマークのロバの話…とても楽しかった。


とても楽しいから、山口県へ行ってしまうことが寂しくて仕方がない。

まだ西荻窪に居るのに、ここに居るのに、目の前にいるのに、もう次へ向かっているお二人。

お二人を目の前に、どうしてもっと早くこうやってお話しをしなかったのだろうと悔やみ続けていた。



「これでよかったんです。」


galerie nonさんが言った。

個展をお誘いしたときにはもうお二人は山口へ行くことを決めていた。


「出会ってすぐにお別れになってしまったけど、これでよかったんです。この個展で西荻から送り出す事ができるから」

真っ直ぐに前を見ておっしゃった。


“これでよかった”



私がhimaarさんと出会ったのは昨年の秋頃。

自分の名前が入った手創り市の名刺を受け取ったとき、これからは自分から名乗ってお話しをしなければならない場面があることがわかった。

出来るのかな…という不安。

いや、やるしかないし、出来る自分になりたかった。


そこで、まずは名刺入れを作ってもらうことにした。

作ってもらう事で自分を追い込めたかったこと、お気に入りが出来れば活動も変わると思った。

鬼子母神、大鳥神社の両会場で名刺入れを作ってもらう作家さんを探した。

そこでhimaarさんと出会った。


作って頂いた名刺入れはスタッフとして外へ出るときに持っていく。

一人でいても私をスタッフにしてくれる。


初めましての方とお会いすることが不安で憂鬱になることもある。

傍にいてお守りになってくれる。



出来事に遅いも早いもなくて、自分がどう受け止めるかだ。

作って頂いた名刺入れ…himaarさんは傍に居てくれるから。

himaarさん、私はこれでよかったと思っています。



私もhimaarさんのように次へ。


スタッフになりたての頃は置いてかれないように着いて行きながらも、この先どんな準備がまだあるのか…霧の先に微かに見える開催日を待っていたようだった。


今の私は、自分から開催日に向かっている。

誰かと一緒に歩くときもあるし、勢いよくダッシュしているときもあるし、疲れて休むときもあるし、後ろを振り向いてみたりするときもある。

それが記事によく現れていると思う。



名倉さんの言う自由と責任の関係性をわかってきた今日この頃。

スタッフの面接のときに「自分の“好き”に責任を持って下さい」と言われた。

好き = 記事、twitterを書くこと

特に記事を書いて掲載されたあとの責任の重さをよく感じている。

掲載後の3日間は落ち着かない。


スタッフとして余裕が出てきてからは、大いに手創り市を利用しようじゃないかと思っている。

個人のブログよりも圧倒的に多くの方に読んでもらえる環境があることはありがたいことだ。


名倉さんが記事を期待してくれているらしい。そんな人がいるなんて贅沢な身分だ。

その分の責任やプレッシャーなんかおまけみたいなもので、それすらもありがたく頂戴しよう。



米澤あす香





第四回 ARTS&CRAFT静岡手創り市参加者紹介 フードエリアB

第四回 ARTS&CRAFT静岡手創り市の出展作家紹介、最後はフードエリアBに出展する作家の方々を紹介します。
当内容を参考に、当日会場を回って下さい。

■ブースNo.1
作家名 :SPICE6
ジャンル:飲食(カレー など)
都道府県:静岡県

■ブースNo.2
作家名 :無添加LOHAS食材のドリームファクトリー
ジャンル:飲食(ソーセージ)
都道府県:大阪府
HP   :http://plaza.rakuten.co.jp/osakadream


■ブースNo.3
作家名 :mignon
ジャンル:食品(パン など)
都道府県:東京都
HP   :http://www.k-mignon.jp



■ブースNo.4
作家名 :鳥仙珈琲
ジャンル:飲食(珈琲)
都道府県:静岡県
HP   :http://torisencoffee.com



■ブースNo.5
作家名 :シイたけぞう
ジャンル:飲食
都道府県:静岡県
HP   :http://shitakezou.exblog.jp/
※土曜のみ出展



■ブースNo.5
作家名 :夕顔
ジャンル:飲食
都道府県:東京都
HP   :http://fujimayuka.com
※日曜のみ出展



■ブースNo.6
作家名 :yatai Che
ジャンル:飲食
都道府県:静岡県
HP   :http://ameblo.jp/cafebar-che



■ブースNo.7
作家名 :大鈴屋
ジャンル:食品(豆腐、豆乳、豆乳プリン など)
都道府県:静岡県
HP   :http://www.suruga2525.com


会場にはご来場者専用駐車場は御座いません。ご注意ください。


ARTS&CRAFT静岡
mail : shizuoka@tezukuriichi.com
twitter : http://twitter.com/a_c_shizuoka
むすぶ:http://infoshizuoka.blog9.fc2.com/




第四回 ARTS&CRAFT静岡手創り市参加者紹介 フードエリアA

第四回 ARTS&CRAFT静岡手創り市の、フードエリアAに出展する作家の方々を紹介します。
当内容を参考に、当日会場を回って下さい。

■ブースNo.1
作家名 :菓子処 白木屋
ジャンル:食品(和菓子)
都道府県:静岡県
HP   :http://www.at-ml.jp/58669

■ブースNo.2
作家名 :大国屋
ジャンル:飲食(和菓子)
都道府県:静岡県
HP   :http://www9.plala.or.jp/daikokuya


■ブースNo.3
作家名 :ふくらしや
ジャンル:食品(甘食、パウンドケーキ など)
都道府県:静岡県
HP   :http://momohadu.exblog.jp/

■ブースNo.4
作家名 :IFNi COFFEE STORE
ジャンル:飲食(珈琲)
都道府県:静岡県
HP   :http://ifni-coffee-store.com
http://ifni-news.jugem.jp/



■ブースNo.5
作家名 :焼き菓子 ひより工房
ジャンル:食品(焼菓子)
都道府県:静岡県
HP   :http://www9.plala.or.jp/hiyorikoubou

■ブースNo.6
作家名 :ユーカリカシテン
ジャンル:食品(焼菓子)
都道府県:静岡県
HP   :http://ucaly.exblog.jp



■ブースNo.7
作家名 :椿坂 久保田
ジャンル:飲食(弁当)
都道府県:静岡県
HP   :http://tubakizaka.exblog.jp

■ブースNo.8
作家名 :Chipakoya
ジャンル:飲食(ジャム、ドーナッツ など)
都道府県:静岡県
HP   :http://chipakoya.jugem.jp




会場にはご来場者専用駐車場は御座いません。ご注意ください。


ARTS&CRAFT静岡
mail : shizuoka@tezukuriichi.com
twitter : http://twitter.com/a_c_shizuoka
むすぶ:http://infoshizuoka.blog9.fc2.com/




第四回 ARTS&CRAFT静岡手創り市参加者紹介 フードエリア・正面鳥居

第四回 ARTS&CRAFT静岡手創り市の、フードエリア・正面鳥居に出展する作家の方々を紹介します。
当内容を参考に、当日会場を回って下さい。

■ブースNo.1
作家名 :Ristorante Salepepe
ジャンル:食品(ピクルス・焼菓子)
都道府県:静岡県



■ブースNo.2
作家名 :standard e
ジャンル:食品(焼菓子)
都道府県:静岡県
HP   :http://standard-e.com
http://wwwstandarde.exblog.jp



■ブースNo.3・4
作家名 :キャトルエピス
ジャンル:飲食(クレープ・焼菓子)
都道府県:静岡県
HP   :http://quatre-epice.com

■ブースNo.5
作家名 :te.to.te
ジャンル:飲食
都道府県:埼玉県
HP   :http://members2.jcom.home.ne.jp/te.to.te2004
※土曜のみ出展



■ブースNo.5
作家名 :静峰園 椿の里
ジャンル:食品(弁当)
都道府県:静岡県
HP   :http://www.seiho-en.com
※日曜のみ出展


■ブースNo.6
作家名 :cafe CAPU(カフェ・カプー)
ジャンル:飲食(カレー など)
都道府県:静岡県
HP   :http://www.cafecapu.com



■ブースNo.7
作家名 :エリジュスケータリング
ジャンル:飲食(ケバブ)
都道府県:東京都
HP   :http://erciyes-catering.net


会場にはご来場者専用駐車場は御座いません。ご注意ください。

ARTS&CRAFT静岡
mail : shizuoka@tezukuriichi.com
twitter : http://twitter.com/a_c_shizuoka
むすぶ:http://infoshizuoka.blog9.fc2.com/







Profile
New Entries
Archives
Category