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春季A&C静岡開催ルポ:前編


2013年春季ARTS&CRAFT静岡ルポ:前編(4月13日)


朝七時、搬入を終えた作家さん達のブース、そのいたる所から、金槌で何かを叩く音が聞こえる。テントのペグを打つため、そして什器を組み上げるための音だ。

その音が響く境内を歩き、ブースをつくる作家さん達を眺めていると、ひとつだけ、早くも完成しているブースが目に入った。Co.&Kokoroneさんのブースだ。

基本、オーダー靴の受注をメインにつくられたそのブースは、L字型に置かれた什器の真ん中に広いスペースが空いている。この空間は、オーダーの作業をするための空間。お客さんはこの場所で実際に靴を履き、また自由に歩いて貰ったりするとの事。



「靴を履いてもストレスにならないスペースづくり。靴は履く物なので、あまり高い位置には置かない。自分の足元をイメージしやすくなっているといいなと、思っています」


そんなCo.&Kokoroneさんに、始まったARTS&CRAFT静岡に対する意気込みを聞いた。


「今までは革小物なども置いていたのですけど、今回から靴だけで出展する事にしました。」

「出展五回目にして」


その出展スタイルの変化には、何か理由があったのですか?


「去年の秋から工房を構えた事によって、ある程度什器なども揃えたので、早くたくさんつくれる様になったのと、お客さんにも来て貰える様な場所も構えたので、メインの大人靴を力入れてやろうかな、と。で、たまたま今回のここが、大人靴メインでがっつりやるのが初めての場所なんです」


更なる試みの場として、3メートル×3メートルのブースの広さ、その広さを活かした

ブースづくりを展開するCo.&Kokoroneさん。そんな彼らのブースから離れ、僕は本堂の方へと足を進めた。


本堂前の大きな駐車場。昨日の前日準備で、僕はこの場所のライン引きをスタッフと共に行った。その駐車場に今、100台近くの車が停まっているのを見て、僕の中にこみ上げるものがあった。それは、イベントを形にしようと何かをし、それが実際に機能している現場に立ち会った時ならではの感覚。ビフォー・アフターじゃないけど、確実にこの市の一部をつくっているという実感がこみ上げたのだろう。(ただのライン引きだけど)


駐車場のスタッフは、精一杯の笑みで作家さんを向かえている。その笑みは、はじまった今回の開催がよりよりものになるようにという意気込みの表れのように僕には感じられた。



八時、ぞくぞくとブースが出来あがっていく。

そんな中、去年の11月に「くらしのこと市」会場となった木藝舎の八木さんに話しを聞いた。

今回、ARTS&CRAFT静岡の受付小屋とその隣の休憩所をつくって頂いた木藝舎さん。

その試みの発端は、八木さん自身からの手創り市に対する投げ掛けだと言う。


「今回は出展はしないので、別の形でもいいから、何か関わりたかった。そこで名倉さんに「何か出来る事はありませんか?」と相談を持ち掛け、今回の小屋と休憩所を作る事になりました」


この小屋をつくるにあたってのコンセプトや工夫点は?


「四面を別々の古材でつくっています。正面は足場の板。壁面はパレットだったもの、というように、小屋自体が木のサンプル的な要素もあるようなつくりにもなっています。みんな再利用です。そこでこの小屋ならでの味を出しました」


ARTS&CRAFT静岡に対する感想を?


「手創り市ならではの出会いがある事ですかね。作家さんやお客さんはもちろんなんですが、つい最近住宅の引渡しをしたお客さんと会いましてね、意識が近いのだなと嬉しくなりました」


「買って来た物を売るってなるとライバルになってしまうんですけど、手創り市はそういう事はなく、同じ木を扱う作家さんとも刺激し合える。そこがいいですね。物づくりする人達だからでしょうね。ひとつの共通点がある」


八木さんの「買って来た物を売るってなるとライバルになってしまうんですけど」という台詞が心に残った。それはこの社会のいたる所で見る競争原理の様なものだ。そこからひとつ距離を置いた所に手創り市はあるのだろうと、僕は個人的に考えた。もちろん、競争が皆無という訳ではないのかもしれないけれど、それは互いの作家さん同士の競争ではなく、作家さん自身と作品の中にある戦いの様なものに置き換わるのではないか? より良い物をいかにつくるか? が、まずあり、そしてそれをいかにお客さんに喜んで貰うか? が次に来るのではないか? そんな事を八木さんの台詞から考えさせられた。


九時になった。ARTS&CRAFT静岡、一日目の開幕だ。

お客さんも好調に出だしている。お客さん一人一人が、各ブースをゆっくり見て回る、その穏やかな速度がここARTS&CRAFT静岡の印象でもある。道幅の広さ、ブースの広さが良い様に左右していると感じる速度だ。

かたやフードエリアでは早速行列の出来るブースも出始めていた。


僕は会場をぐるりと何週もする。

去年あまり人の溜まらなかったエリア6にも、今回は人が予想以上に流れているのが目に付いた。嬉しい光景だ。



今回、そんなエリア6に出展している、おもに花をモチーフにしたアクセサリー作家さん、

ハナザラさんに話しを聞いた。



「出展して五回目なんですけど、五回目って転機なんですよ。今までと同じ事をやっていても飽きられるし、より良い物を作らないと常連さんも離れていく。ARTS&CRAFT静岡は私にとって、挑戦の場なんです」


「ARTS&CRAFT静岡が色々な事を教えてくれる場になってる。雨が降ったら落ち葉を水溜りに染み込ませる対策とか、お客さんでも、ただ見に来るお客さんと手に取ってくれるお客さんがいて、そのお客さんをいかにして買って貰う所まで持っていけるか、二日間掛けて肌で学ぶことが出来る場です。ARTS&CRAFT静岡では、芯をつくろうと努力しています。芯がしっかりしていればどこへ行っても揺るがないから」


「六時間位、お客さんが来なかった時もありました。そんな時でも他のブースを回って、価格の設定だったりとか、人が集まってるブースは何が違うのか? とか、考えるのがすごく楽しくて。あと、他のブースを回ると惚れる作家さんに出会えるんですよ。その出会いが刺激や目標になって、あ、自分も頑張ろうと思えるんです」


作品のコンセプトは?


「大人の方でも使える物。安い物。気軽に壊れるまで使える物。布花って結構高いんですよ。そこはつくり方とか仕入先を工夫しています。高価な物は、室内の展示などの時にとっておいて、手創り市では、「買えないやぁ」ってがっかりしない物を置くように心掛けてます」


ARTS&CRAFT静岡のコンセプトは「つくる事を生業にしている人。またはそれを目指している人」とあります。そこで、ハナザラさんの今の生活の状況を教えてください。


「今は、主人の家計からも独立してやっています。ちょうど、ARTS&CRAFT静岡に出始めた時からです」


その自立心というか、動機は、どういう所にあったのですかね?


「保育園の申請の時「フリーマーケットの様な趣味でしょ?」って見られてて、それで保育園を通すのは……という感じになったのですね。私は信念も向上心もあるし、どちらかというと職人になりたいので。ってとこが考えさせられるきっかけでしたね」


ARTS&CRAFT静岡の問題点や改善して欲しい点などあれば?


「作家さんの名前はブースナンバーから調べる事が出来るんですけど、スタッフさんの名前がわからない。何度も来て頂いてるのに名前を覚えていなかったら失礼じゃないですか? そういった意味も含めて名札みたいな物が欲しいです。どうせならスタッフさんと声を掛け合いたい。こういう性格な者ですから、ちゃんと名前を呼んで挨拶しないとむずかゆいんです(笑)」


自分でパーツを選んでつくれるアクセサリーも人気ですが。


「これは、以前出展した時、六時間くらい暇な時間があって、その時に主人と考えました(笑)暇そうにしている子供達が遊ぶ感覚でつくれたらいいよね? うちの娘ならやりたがるよねって考えたものなんですけど、今は大人の方にも人気で(笑)そういう風に、次は何やろう? 次は何やろう? って考えながら主人も協力してくれるので」


最後に何か言い足りない事があれば。


「金曜日に前乗りして、米澤さんのツイッターに紹介されていた、二階にカリモクの家具が置いてあるお店に行ったんです。そこでいい家具を見付けちゃって! 二日間の売り上げで買おうって始めは言ってたんですけど、その場で買っちゃったんです! それを米澤さんに伝えたいのですけど、どなたか米澤さんかわからなくて……やはり名札は欲しいですね(笑)」



終始、笑顔を絶やさずアップテンポで語ってくれたハナザラさん。作家さんとの出会いはこのルポの醍醐味でもありますが、まさに今回のARTS&CRAFT静岡も、たくさんの魅力的な作家さんに出会える予感がしました。

ハナザラさんの言葉で特に印象的だったのは、「六時間くらいの暇な時間」、その使い方でした。ただ店番をするのではなく、様々なブースに出かけていって人の溜まるブースの秘訣を考えてみたり、自分達に出来ること、例えば、子供でも参加できるパーツを選ぶアクセサリーのコーナーだったりと、次へ次へと進んで行こうとするその向上心でした。


(手創り市写真部撮影、会場のひとコマ)



次に声を掛けたのは、若いご夫婦のお客さんだ。


僕が「手創り市のライターのうえおかです」と声を掛けると、「ARTS&CRAFT静岡のブログを見て知っています」と返してくれたのが印象的でした。


「先日、米澤さんが書いていたブログで(シミュレーション後のブログ記事)、うえおかさんが静岡のスタッフの前で議題を持ち出したら、そこで静岡に流れが生まれたってあったので、覚えてました」


いやいや、あれは、東京・千駄木で開催している&SCENE手創り市の話しをしただけなんですよ。&SCENEはスタッフの誰もが何かしらの企画に関わるという集団で、そこでやって来た事を話しただけなんです。でも、覚えて貰えてくれてて嬉しいです。

では質問に入ります。ARTS&CRAFT静岡に来てみての感想を?


「主人は二回、私は四回来ているのですが、ロケーションがすごく良くて、空間に身を置いている事が楽しい」


素敵な台詞ですね。お住まいはどちらなんですか?


「近くなんですけど、一番近い神社ではないので、手創り市を通して初めて来ました」


旦那さまの感想は?


「僕も自営業でやっているんですけど、こういう風に小さな資本で頑張ってる人がこんなにたくさんいるんだなって思いましたね」


どんなお仕事をなさっているんですか?


「僕はフリーランスでグラフィックの仕事をしているのですけど」


フリーランスの大変な所は? 仕事を取って来たり、頼まれたり?


「そういう人とのつながりですね」


そこで何か注意してる事ってありますか?


「その都度その都度、精一杯仕事するってだけですね」


いい言葉ですね。ありがとうございます!では、今回会場を回られてみてどうです?


「最初の頃は、出てる作家さんも東海地方を中心だった気がしました。でも今回は埼玉が多かった! 私が埼玉出身だから目に留めてるだけかもしれないけれど。前回は北海道の方もいましたし、出展者の方も広がって来てるし、お客さんの人数も増えて来てる。その中でレギュラーの方もいて、新しい方もいるなと」


次に、会場を見て回っての不都合な点や問題点などありましたら。


「11時なんですけど、焼き菓子のお店でもう完売しているお店があって、ちょっと残念だった。初めて出られた方

かもしれないのですけど。ちょっと寂しいなと」

「いや、多分お客さん達が狙ってたんだよ」

「でも初日でしょ? ちょっと寂しいよ」

「でもこれは不満じゃないです」


「あと、珈琲屋さんが3店ありますよね? みんな珈琲が好きなのかな?」

 

と言うと?


「紅茶屋さんや、静岡なのでお茶屋さんとかないんですかね?応募がないだけかもしれないkけど、せっかくの茶どころなのに。あと、最近は国産の紅茶の生産が見直されて来てて、静岡県産の紅茶とかも増えてるみたいなんですよ。だから珈琲以外のお店もあってもいいかなって。これは不満じゃないです。ただの感想でした(笑)」



次にお話を聞いたのは、金工の作家さん、星ノ肌さん



まず、屋号の由来を教えてください。


「私のつくるコンセプトが、日頃、日常を見つめ直したいっていうのがあるんですけど、私達の踏み締めてる地面もそもそもは地球の上にいるんだっていう」


それで、星ノ肌! いいですね〜。そういう発想好きですよ。


「そういうベースから見つめ直してみようという感じで付けました(笑)」


お客さんと話す上で、気を使っている点は?


「作品のお手入れとか、この先、作品とどう付き合っていけばいいのか?という事もアドバイスしています」


つくる事の喜びや動機はどこから来ますか?


「作品を手に取って貰えるのも嬉しいんですけど、その時にコミュニケーションが出来るのが嬉しくって。そこからもっとつくりたいとか、こうしなきゃとか、色々浮かんで来ます」


お客さんから注文や感想などあったりします?


「あー、感想から違う話に展開したりして。それも面白いです」


お客さんって作家さんの事を知りたいと思うんですよ。作家さんも同時にお客さんを知りたいものですか?


「そうですね。そして、こちらの事も身近に感じて貰いたい」


ARTS&CRAFT静岡のコンセプトは「つくる事を生業にしている人。またはそれを目指している人」とあります。星ノ肌さんは、これ一本で食べていってるんですか?


「今はアルバイトをしていて、もうすぐ辞めて独立しようとしています。それに向けて今迄準備して来たので、このARTS&CRAFT静岡が節目というか」


卒業みたいなものですかね?(笑)


「はい(笑)」


どうして独立しようと決めたのですか?


「接客業などをやっていたんですけど、それをやめてもっと自分の表現を磨きたいとか、色んな人の声を聞いていたいとかいうので。もっと極めたくなりました。ですし、色んなイベントにお客さんとして出向いた時に、距離感が気になって」


作家さんとお客さんの距離感?


「はい。どうもツンとしたような作家さんのイメージがあったりすると、私ならこうじゃないかなとか浮かんだりします」


そういった作家さんを反面教師にしながら。


「そうですね」


工房はお持ちなんですか?


「いいえ。家のキッチンなどでやっています」


ARTS&CRAFT静岡の問題点や改善して欲しい点などあれば?


「逆に良い話でもいいですか? 今日の搬入の時もスタッフさんにすごく親切にして頂いて、皆さんすごく優しくて。

それが印象的でした」


ありがとうございます。スタッフに伝えます。他に要望点などあれば?


「トイレの場所がわかりずらいので、所々に、目印があってもいいのかなと思います」



次にお話しを聞いたのは、ツイッターでもお馴染みのスタッフの米澤さんだ。


休憩で会場を回っていかがでしたか?


「お客さんが多くて嬉しいです。前回はエリア6の端にお客さんがいないというのが反省点でもあったのですけど」


今回は、石の判子の作家さん……


「カキノジンさん」


人が溜まってましたね。


「そうですね。こちらで特別何かしたという訳ではないのだろうけど、結果、満遍なくどのエリアにもお客さんがいて嬉しいです」


搬入はどうでしたか?


「今回、一番始めに作家さんと接する位置にいたのですけど、「よろしくお願いします!」という声が多かったし、それは今までになかった。新しい作家さんが今回は多いのだと思います」


では、次の質問です。今ARTS&CRAFT静岡の代表は名倉くん、高山さんだけど、高山さんが諸事情あってなかなか動けないというのがあって、その高山さんの位置に今米澤さんがいる、という様な事を名倉くんから聞いたのですが、その位置にいる事で生じる意識というか責任感みたいなものをどういう風に感じてるのかな?


「高山さんだったらどうしてここでどうしてきたのか? とか、高山さんだったらここで何て言うんだろうとか、考えるんですよね。その時って名倉さんのサポートなんですけど、名倉さんと別の意見を言ってみたりとか」


わざと?


「過去に一回あったのは、名倉さんがある意見を述べて、名倉さんが言うならいいんじゃないって思った事があったんですよ。そうしたら高山さんが、「いや、こういうのもあるよね?」って。その時高山さんに、名倉さんの意見がすべてじゃないから突っ込まなきゃダメだよって言われたんですね。それから名倉さんがAって考えたら、一瞬Bって考えたりしています」


名倉くんがAを言う。米澤さんが敢えてBを言う。それによって幅を持たしたいのかな?


「そうですね。選択肢を増やしたい。手創り市の幅を広げるために、疑うって言ったらおかしいけど、一回は別の選択肢を考える様にしています」


それは高山さんの影響なんだね。


「そうですね。後はスタッフへの配慮。みんな仕事して忙しいし、私はずっと手創り市の事を考えてるから、気付ける事があったら、気付いて、みんなにインフォメーションします(笑)みんなを引っ張っていくってのはないですね。まだそれほど場数を踏んでないのは自分でもわかるし、名倉さんもそう思っているだろうと思うので。私はスタッフの中では小学四年生なんです。だからまだわからない事もあるし、先輩スタッフに聞いたりしますしね」


手創り市が重荷になった事はある?


「あぁ、回らないって時はありましたけど、そんなにその状態が続く事はないから。全然ない。2、3日とか(笑)」


以前のシミュレーションの後のブログで、「静岡が動き出した気がする」と書いていましたが、そのあたりの話しを聞かせてください。


「今回の企画、「まちきれないおやつセット」と「おやつブレンド」がみんなで夕飯を食べた後の会議で決まって、静岡が動き出したなと私は勝手に思ったんですけど。まず「おやつセット」は、私がポロッとスタッフがこんなこと言ってたよって言って始まったんですけど、そしたら、ロゴをつくってくれた鈴木さんが、第一案を見て欲しいって言ってくれたんですよね。私がセットの事を考えた訳でもないのに、私が言ったからって見て欲しいって言ってくれたんですよね。それが嬉しかった。で、第二案、第三案ってどんどん見せてくれて、どんどん良くなっていって、今のロゴが出来たんですね」


デザインに対して意見は言ったの?


「あ!デザインをする前に「おやつ」ってどういうイメージって聞いてくれたんですね。おやつについてすごく話し合ったんですよね。おやつとスイーツは違うの?とか。で、私は、おやつは『時間』だって事に気付いたんですよ。二時から四時くらい、三時前後に食べる物。それは甘くてもしょっぱくてもおやつ」


おお!なるほどね。説得力あるね。


「で、開催前に必ず3時にツイートをしたんですよ。私は個人的にツイッターで「おやつ部」ってやってて、みんなに3時といえば「おやつ」って刷り込みたくて(笑)そういう話しも含めて鈴木さんと「おやつ」について話し合いながら出来たのが嬉しかった。つくり上げてる感じがした。&SCENEのみんなはこうやってつくり上げてるんじゃないかって、イメージですけど、そう思ったり。みんながみんなそうなればいいかっていうと、難しいのだけど、少数の単位で企画があって、密にそうやって出来たら楽しいよなぁーって。だから今回すごい楽しみだった。すごい不安だった。まだ3時になってないので、わからないですけど」


では最後に、ARTS&CRAFT静岡の問題点。


「名倉さんがいなくても動けるようになりたい」


それはいいね。


「名倉さんが「こういう事をやりたい」って言ってやるだけじゃなく、誰かが言い出してもいいよね、とか。そういう感じかな」


ありがとうございました。



次にお話しを聞いたのは、焼きものの作家さん、早川靖さんだ。



野外のイベントに出るのは初めてと聞きましたが、実際感触はどうですか?


「四季を肌で感じられるっていうのがあって、そういう中で展示をしていると、お客さんもスッーと入って来れる、敷居が低くなるというか、それを感じます」


早川さんの作品のコンセプトは? 普段使いの器と聞いていますが?


「実は大学時代に絵を描いていたんですよ。カテゴリで言うと、どちらかと言うとファインアートというものですけど。その中で最終的な着地点、誰に向けてこの絵は描いていて、どういう物であるのか? っていうのに悩んだ時期があって、別の表現方法を探したんです。で、これだって行き着いたのが陶芸だったんですよ。何故陶芸かと言うと、優れている物は美しいですし、鑑賞に堪え得る、なおかつ普段手に取って繰り返し味わいを楽しめる、そういう着地点がある表現活動はやっぱりいいなと思ったんですよ。で、使って頂ける方と自分の気持ちが通い合って、「この前の器、使いやすかったよ」とか言って頂けると嬉しいですし、そこを共有したいです」


それが早川さんのつくることの動機にもつながりますよね?


「はい、そうですね」


ARTS&CRAFT静岡のコンセプトは「つくる事を生業にしている人。またはそれを目指している人」とあります。

早川さんは、これ一本で食べていってるんですか?


「以前広告の仕事をしていたんですけど、一から十まで自分でつくりたいという想いがあって、三年前に本格的に陶芸の世界に飛び込みました」


まだ、三年なんですね!


「それまでは陶芸教室に通っていたレベルです」


ブースづくりに気を使った点は?


「ブースに草木を置く事によって、屋外である自然との境界をつなぐ様な接点が出来て、楽しげな空間になればと思っています」


この風景と混ざり合う感じがありますね。抜け間があります。


「自分としては、あんまり情報過多っていうか、みっちりし過ぎるよりは、少し空間も楽しんで頂いて、ぽっと物が目につくような加減になればなと思ってやってみたのですけど」


その加減はいい具合に着地していると思います。ありがとうございました。



次に僕は若いカップルのお客さんにお話しを聞いた。


ARTS&CRAFT静岡に来たのは何回目ですか?


「二回目です」


どちらから?


「名古屋から来ています」


名古屋から! わざわざ来て頂いた理由は?


「好きな作家さんのブログを見て」


「あまり地元でこういうイベントがないので」


手づくりの物がお好きなんですか?


「最近、陶芸の体験教室にも行きました」

「難しかったです。なかなか思うようにいかなかった」


手づくりの物に惹かれる理由って何ですかね?


「あったかさ、かな?作家さんあったかさが伝わるので」

「他にふたつとないところですね」


ARTS&CRAFT静岡に要望があれば?


「ワークショップがあったら面白いかもしれないですね」

「アクセサリーとか」

「判子とか、時間も掛からずいいかもしれないですね」



次に声を掛けたのは、雑司が谷の常連さん、女性の方だ。


「鬼子母神に出てる方というよりは他の地域の作家さんが多いので新鮮で面白いです!」


いつも鬼子母神に来てくださってますものね。

他に何か目に付く問題点はありましたか?


「フードエリアで並んで行列が出来ていて、諦めようとか、そういうのはありましたね。人気のある方はすぐ終わって閉めちゃってたりとか」


今回「まちきれない!おやつセット、おやつブレンド」がありましたが?


「すごくいい企画ですよね!二つとも買いました!珈琲におやつはつき物なので、セットで買うっていいですよね」


ARTS&CRAFT静岡の感想を。


「雑司が谷とは全然違うものなので、静岡には静岡の色があって、広いし、人と人がすれ違う時にぶつかならないし、私は好きです」


ありがとうございました。



この日最後に声を掛けたのは布・革小物の作家さん、中澤京子さん



中澤さんは、雑司が谷によく出て頂いてますよね?


「丸三年くらいですね」


どうして今回ARTS&CRAFT静岡に?


「そろそろ遠征してみたいなと思ってたので、出てみる前に秋の開催に遊びに来たのですね。

そうしたらとても気持ち良くて。で、応募して出る事になりました。ここは、3メートル×3メートルという、普段の1.8×1.8よりは大分大きいので、自分の作品が間が持つかというのが少し抵抗があったのですけど、実際見てみて、みんなやりくりしながら素敵に見せてるっていう様を見て、やる気になったので、出てみたいなと思いました」


お客さんとしても楽しめました?


「すごい楽しかったです! 季節が良かったっていうのもあるんですけど、ここに午前11時に着いて、4時までじっくり楽しみました。同じ場所をまわったり、作家さんと話したりして」


もう少し細部を聞きたいですね。


「作家さんとの交流ですね。どういう想いで作品をつくっているのだとか?自分が普段伝える立場だったりするんですけど、そういうのも聞けた所です。あとディスプレイをよく見れた所と」


ARTS&CRAFT静岡のコンセプトは「つくる事を生業にしている人。またはそれを目指している人」とあります。中澤さんは、これ一本で食べていってるんですか?


「比重としてはこっちの方が大きいですけど、フリーでデザインの仕事もしています」


それは完全に移行したいと思いますか?


「現実的にというか、デザインの仕事も嫌いではないし、好きなので、最終的にそうなればいいけれど、デザインをやっていれば叶えられるものもあるし、なんとなくバランスって事で大切ですし、自分のつくる事で無駄な事はないと思うので」


では最後に、ARTS&CRAFT静岡の問題点があれば?


「搬入もブースの近くまで車を入れられるし、お客さんもすごい賑わっているので満足です」



午後4時、会場にはまだお客さんが残っているのが目に付く。

今日一日、前回の秋期開催よりもたくさんのお客さんがこのARTS&CRAFT静岡を訪れた。

それは目に見えるシンプルな変化だったが、その裏には、様々な要因があるはずだ。

前回のシミュレーションルポで、多くのスタッフ達は、ARTS&CRAFT静岡が浸透して来たと見解していた。良いものは自然に口コミで広げたくなるというスタッフもいた。

正解はわからないが、確かに人の出が多かったのは事実だ。

それは単純に嬉しい事だと思った。


これで、第六回ARTS&CRAFT静岡・第一日目のルポを終わります。


うえおかゆうじ


(手創り市写真部撮影、会場のひとコマ)


・・・


次は10日後。

2013年春季ARTS&CARFT静岡、14日・後編ルポをお届け致します。


*ご意見ご感想は下記mailまでお気軽にどうぞ*


※2013年秋季開催のお申し込みは7月1日よりスタート!!





新しい倉庫のこと

こんにちは。名倉です。

静岡の開催終了後、東京・雑司ヶ谷の手創り市の準備やら(結局中止)、古い倉庫の片付けと同時に、新しい東京の倉庫の作業をしていました。

現在、静岡の会場はARTS&CRAFT静岡とくらしのこと市の2会場で、この什器やらなんやらの荷物は無理矢理実家に詰め込んでいて、父親にはこう云われている。

「俺と母さんの寝る所だけは残しておいてな!!
 荷物の方が偉いんだからかなわねえよ。まったく。」

確かに段々と増えてゆく荷物を見れば、その心配もわかるけれど、そこまで浸食はしていないけれどなあ・・・というところ。とはいえ、まだこれから増えてゆくだろから今後の検討事項。

そして、東京。
毎月開催される雑司ヶ谷の手創り市と、隔月開催の千駄木の&SCENE手創り市の2会場があり、これまで使っていた倉庫は荷物で溢れかえっていた。
文字通り足の踏み場はないし、奥のものを取り出そうと思うものなら、まず冷や汗、次にほんとの汗がにじみ出る。
毎月、荷物の出し入れを手伝ってくれる雑司ヶ谷スタッフのIくんには申し訳ないなあ…と思いつつ、笑ってごまかしていた。でも、そろそろ笑っていいとも(?)とは云えない状況だったので、新たな倉庫へ引っ越した。
自分の拠点はなかなか巡り会わないけれども、倉庫とはすぐに出会ったのがなんだかな・・・という感じ。まあ、見つかっただけでも良しとしよう。

そんなこんなでここのところ、作業作業片付け片付けの時間を過ごした。

おつかれさまでした。自分。

4畳半の部屋は荷物置き場というよりも作業場的なスペース。テーブル2台置いてみた。

以前、まとめ買いしたHORSE BRACKET(うま)が大活躍。

2台置いたテーブルを1台にしてみるとすっきりとした空間に。これでいこうと思う。

不器用な私をいつも助けてくれる工具。おつかれさんでした。壊れないでね。


さてさて、今週末、4月28日は東京・千駄木での&SCENE手創り市が開催。
東京にお越しの際には是非ともご来場下さい!!


*4月12・13日のA&C静岡会場ルポは今週末より公開致します*

※2013年秋季開催のお申し込みは7月1日よりスタート!!





2013春季ARTS&CRAFT静岡のこと:後編

*淡々と【前編】は「こちら」clicks!!までどうぞ *

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ストーブの火を見つめ、足元の砂利をいじっていると視界の片隅に靴が見えた。
スタッフの忘れもの?そんな馬鹿な。靴を履き忘れるスタッフ、なんて頼りない…
もしや作家さんの身に何かあった?縁起でもない…
そんなことをぼんやり思いながらひょいと靴をつかんでみると「この靴知ってる!!」驚いた。
あの人の靴だ。信じられない…なにが悲しくて靴を忘れてゆくのか?
それより、実際問題今なにを履いているのだろうか?裸足?そんなはずないことを願うばかり。
朝の搬入が始まる時に聞いてみよう。
(誰とは言えませんので、これ以上はご勘弁を)


静岡の会場のコンセプトはものづくりを生業とする、または生業とすることを目指すつくり手が参加をする場。
今回、北は北海道、南は福岡まで全国より127組の出展者が会場にやってきた。私たちスタッフは半年に1度の開催の為に日々活動し、積み重ねたことを会場で形とする。

東京・雑司ヶ谷の手創り市をはじめてもうすぐまる7年、静岡のARTS&CRAFT静岡がはじまって3年、昨年より東京・千駄木にて新たに&SCENEが始まった。

雑司ヶ谷の会場はすべてのはじまり、
&SCENEはスタッフ主導による様々な企画を、
ARTS&CRAFT静岡の位置づけはどこにあるだろうか?
夜間警備をしながら考えてみたが答えはすぐに見つかる訳もなく、朝がやってきた。

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二日目の搬入は7時よりはじまり、初日の搬出で畳まれたテントが続々と立ち並び形になってゆく。会場内の茂みには春の草花が生いしげり、華を添える。

とある作家さんがこんなことを言っていた。

「この景色は素敵ですね。もったいないからテントを
 外してしまいました。借景ですよ、シャッケイ。」

開催直前。私は「テントについて」の記事をブログで書いてみた。
出来るだけわかりやすく、でも書きたいことは全部書きたい、と交わりづらい気持ちで書いたものなので、どれだけの人が見ているのか?と思ったけれども、話した作家さんとは「テントについて」の記事を読んでみて自分なりに考えてみました、という声を頂き嬉しかった。
私は答え合わせをしたい訳ではない。単に考えあってみて、そこから何らかのアイデアが生まれればいいと思っている。それに、二日間の開催で会話出来る人の数は余りにも限られている。
だからこそ、自分の考えていることを書いて伝える場をつくってゆきたい。

ここらで会場に出展していた方々をご紹介。

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埼玉・秩父より出展のmonomさん。

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木工作家のkochiさん。小屋の佇まいがいい。

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常連の出展者、accessories MAU さん。

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静岡在住の作家、ココココさん。今回初出展。

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木工の作家、森想 Think!Forestさん。

それぞれ作家さんは自分のジャンルの得意な形、特徴をブースの什器やあちこちに落とし込んでいた。特に、木工作家さんのブースづくりにその傾向は強く、工夫と面白さを感じた。


今回、開催前のシミュレーション後に急遽行うことが決まった「おやつ関連の企画」があった。
開催一ヶ月前をきったにも関わらずお声掛けさせてもらった出展者さんは皆、協力的でそれぞれの解釈のもとに形づくっていただいた。販売当日の結果は、それぞれのお店で行列ができ、はじまってすぐに完売のお店ばかりであった。考える余地はまだまだあれど、次回以降もおやつの企画をやってゆきたいと思う。

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写真は鳥仙珈琲さんの「おやつブレンド」パッケージ。


作家さんの様々な声は後日更新されるARST&CRAFT静岡ルポに譲るとして、私たちスタッフのこれまでとこれからを記して、今回の開催のことを締めくくりたいと思う。

これまでARTS&CRAFT静岡は、自らの手で形作ることを目指し取り組んできた。
自分たちで決めたこと、会場の特性によって決まっていること、それらを忠実に実行すること。
言い換えれば、理屈をそのまま形にすることを目指してきた。
時に、もう少し幅があってもいいのでは?と思えることもあったけれど、限られたスタッフで、且つ、自分たちですべてを行うということは、理屈をそのまま形にする位の強い気持ちがなければ出来ないと感じている。どこかで適当に、ゆるく何かを行えば、形作ってきたものはすぐさま崩れてしまう。その心構えがあるからこそ、会場外の喧噪を会場内に持ち込まずにいられる。
緊張感は自分たちが引き受けること。
好きを形にするとは、ポジティブなことも、ネガティブなことも同様に引き受けることであり、それはコインの表と裏のようなもの。
表舞台は出展者の方々が、私たちスタッフは舞台の裏で動き回る。これからも。

これからの私たち。
基本はもう十分に身に付いたはず。(身に沁みた…)
これから目指すことは、これまでの形を踏まえつつ、更新してゆくこと。
課題は目に見えるものだけではなく、潜在する様々なことを想像してゆくことであり、
自らの手でつくりだしてゆきながら、スタッフの顔が見えるような会場にしてゆくこと。
スタッフは裏方であるけれども、顔が見えるスタッフというものになることによって、更に意識的に行動し、現場で活躍するはず。私も含めて、そうありたいと思っています。


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次回の開催は2013年10月12日・13日。

多くの出展者の皆さま、二日間お疲れ様でした。
そして、沢山のご来場者の皆さま、ご来場有り難う御座いました。

秋季開催にて皆さまにお会い出来ることを楽しみにしております。


※2013年秋季開催のお申し込みは7月1日よりスタート!!





2013春季A&C静岡のこと:前編

4月13日・14日と開催されました2013年春季ARTS&CRAFT静岡。
前日準備より開催終了まで記してゆこうと思います。
それでは早速。


4月12日早朝。
東京の事務局に積まれた荷物をバンへ積み込み静岡へ出発。
平日の午前中ということもあり、首都高と東名高速の渋滞もなく、すいすいと静岡へ。

20130412-1.jpg
立ち寄った由比のPAにて。会場である護国神社まであと少し。

静岡へ到着して最初に立ち寄るのは我が実家。
預けてある大量の荷物と、前日準備で必要のない荷物を入れ替え会場へ。

昼前に会場に到着し、前日準備をはじめる。

20130412-2.jpg

前日準備は地味、且つ、たんたんとやってゆく作業であるけれども、すでにこの辺りで翌日から始まるARTS&CRAFT静岡をイメージ。
前日準備、最後はベンチ出し。
今回は神社の倉庫より40台ものベンチを設営しました。
次回はさらに増やそうかと思うけれど、そのことは一緒に作業するスタッフには黙っておこうと思う。出して並べるのは大変な作業だから。

前日準備も夕闇がやってくる前に終了し、神社に明日からの開催をご挨拶。
その後、前日準備組と共に清水港近くのお店で食事。
真面目な話もいつしか脱線し、笑い声。
一日の疲れを癒すひと時。


4月13日、開催初日。

いつものように丑三つ時に会場へ到着。
ひとり看板を並べていると「おはようございます」と挨拶をされ、ドキっとする。
少し話をしてみると、毎日この時間帯に犬の散歩をしているようで、今年もそろそろ手創り市が開催される頃か…と思っていたよう。
「また後ほどお邪魔しますね」「是非」と言葉を交わし、さようなら。

朝6時、搬入がスタート。
今回より新たなスタッフが2名参加する事になり、彼女たちの様子が気になったが、本番が始まってしまえば皆各自のポジションで精一杯やるしかないけれど、これまで参加してきたスタッフがサポートにまわるなどをし、無事完了。

(まだ搬入については改善する余地もあり、安全を第1にしつつも、
 出展者の方がやりやすい状況をつくってゆくことが延々と続く課題)

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会場である静岡縣護国神社には大きな鯉のぼりが飾られていた。
天気も良く、親子連れの方が芝生でくつろいでいる景色は気持ちの良いもの。

開催初日はいくらかの混乱がつきものだけれども(車の対応)、今回驚くほどにスムーズに対処できたことは、これまでの積み重ね故の成果のように思う。

今回より新たに作った小屋。
そこではOHNO CAMERA WORKSさんによる「未来のあなたへ ひと・もの・つなぐ」が行われていた。

20130413-3.jpg

20140414-2.jpg

記念の一枚を撮ること。
それは何も笑顔である必要はなく、無理に表情をつくる必要もない。
そこにあったのは撮影する人と撮影される人による静かなセッション。
(OHNO CAMERA WORKS・大野さんの【ブログ記事】も併せてご覧下さい)

16時になり、初日は終わりを迎える。
出展者の方々は自身のテントを畳み、片付けを終え、会場よりひとまず撤収。

すべての出展者を見送ったあと、一日の終わりを告げ、スタッフと共に晩飯をとることに。
晩ご飯は自炊で、いつも鍋。それは私の担当。
お腹を満たした後は、スタッフ一生くんの誕生日をおいしいケーキで祝い、夜も更け解散。


夜間警備。

夜の会場は寒さもなかなかのもので、夜間警備のスタッフも大変だったように思う。
仮眠をとった私は途中交代する為、会場へ戻り、茶を沸かし、なんてことのない会話。

二日目のスタートまであと少し。

20130414-6.jpg


※「2013春季ARTS&CRAFT静岡:後編」は4月18日の更新となります。







2013年春季ARTS&CRAFT静岡 閉幕


風が強い時間帯もありましたが、天気も良く、出展者、来場者にも恵まれ、楽しく充実した開催とすることができました。
出展者の皆様、来場頂いた皆様ありがとうございました。

開催の模様は、後日、ルポなどで紹介していきますので、お楽しみに!

次回は2013年10月12、13日。
次回も、皆さまのご参加と御来場をお待ちしております。

ARTS&CRAFT静岡
mail : shizuoka@tezukuriichi.com 
twitter : http://twitter.com/a_c_shizuoka
むすぶ:http://infoshizuoka.blog9.fc2.com/




2012年春季ARTS&CRAFT静岡 本日(4月14日)も開催します!!


昨日(4月13日)は、とてもたくさんの方にご来場頂き、
充実した市を開催する事ができました。

出展者の皆様、ご来場者の皆様、ありがとうございました。


本日(4月14日)も皆様のご来場をお待ちしております!



今回の出展者は全127組となり、北は北海道から、南は福岡までと
全国からつくり手がやってきます。
時間の許す限り、会場にて作品をご覧頂き、つくり手との会話を楽しんで頂ければ幸いです。


◯未来のあなたへ ひと・もの・つなぐ 
 by OHNO CAMERA WORKS 写真館
→ 詳細は「こちら」clicks!!までどうぞ。

◯まちきれない!おやつセット&おやつブレンド 
→ 詳細は「こちら」clicks!!までどうぞ。


◯受付小屋から休憩所まで。 
 by 木藝舎
→ 詳細は「こちら」clicks!!までどうぞ。


皆様、本日も、次回もよろしくお願い致します。

2013年秋期 10月12日(土)・13日(日)



ARTS&CRAFT静岡
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2013春季ARTS&CRAFT静岡開催!!(4月13・14日)


よいよ2013年春季ARTS&CRAFT静岡が開催されます!!

開催日は4月13日・14日。
会場は静岡縣護国神社。

皆さまのご来場をお待ちしております!!



今回の出展者は全127組となり、北は北海道から、南は福岡までと
全国からつくり手がやってきます。
時間の許す限り、会場にて作品をご覧頂き、つくり手との会話を楽しんで頂ければ幸いです。


◯未来のあなたへ ひと・もの・つなぐ 
 by OHNO CAMERA WORKS 写真館
→ 詳細は「こちら」clicks!!までどうぞ。

◯まちきれない!おやつセット&おやつブレンド 
→ 詳細は「こちら」clicks!!までどうぞ。


◯受付小屋から休憩所まで。 
 by 木藝舎
→ 詳細は「こちら」clicks!!までどうぞ。



*次回、10月12・13日開催分の一般参加申込書を配布しております。
 数に限りが御座いますので予めご了承下さい。


※会場内にご来場者専用駐車場は御座いません。
 公共交通機関をご利用のうえご来場下さい。


ARTS&CRAFT静岡




受付小屋と休憩所 by 木藝舎

くらしのこと市会場である木藝舎・SATOさんがARTS&CRAFT静岡の為にひと肌ならぬ、
ふた肌ぬいでくれました。 

早速ご紹介致します!!


上記写真は今回より会場受付小屋として機能する木藝舎さん制作の小屋。
くらことの繋がりより、わたしたちのわがままを聞いてくれ設置することが出来ました。

受付小屋の対面には、同じく木藝舎さんによる様々な木材を用いた休憩スペースがつくられます。受付小屋と休憩スペースで、暮らしづくりをお手伝いする木藝舎さんの魅力が伝われば幸いです。




↓くらしのこと市会場であるSATOの写真↓


裏話。
木藝舎の社長の八木さんはいっつも笑顔で迎えてくれます。最近どうよ?ってな感じですが、
こちらが話をしだすとふむふむと聞いてくれ、もうそれは任せるから何か注文があれば言って、
と言ってくれます。それでついついわがままを言ってしまう。(わたし、名倉)

ARTS&CRAFT静岡




鷹匠町のご紹介!

ARTS&CRAFT静岡へは、静鉄電車が便利です!(会場には来場者専用駐車場はございません)日吉町駅、新静岡駅から歩いて行ける鷹匠町は、雑貨やお洋服、美味しいパン屋さん、古本屋さんなど魅力的なお店が集まっています。
そこで、スタッフおすすめのお店をご紹介します。
ARTS&CRAFT静岡にお越しの際は、鷹匠町の散策もお楽しみください!

 

・addition Neuf
鷹匠にひっそりと佇む、シンプルで落ち着くギャラリー + ショップです。
1Fギャラリーでは、毎回ジャンルの枠にとらわれない自由なスタイルで、展示会を開催。
2Fのショップも、ノンジャンルで揃えられたこだわりの商品が並びます。

静岡県静岡市葵区鷹匠2-10-25
TEL/FAX 054-221-4110
営業時間11:00_19:00
定休日:木曜日
http://a-neuf.com/

 

・anmikunpe
店内はミナの服を着る時に感じる様な心地良い引き出し空間に包まれています。
ミナの洋服・小物との出会いと店主さんの温かなおもてなしのアンミクンペのさんは、心と身体に幸せな出会いがうまれるお店です。

静岡市葵区鷹匠3-22-4  静香ビル2F
054-260-9231
営業時間: 12:00〜20:00
定休日:火曜日、第3水曜日
http://www.anmikunpe.com/

 

・Fosset(フォセット)
毎日使いたくなるもの、きどらず、気さくでやさしくて、使うたびに味わいが増していくもの、そんな日々の暮らしの雑貨やお洋服などを集めたお店です。
作り手と使い手を繋ぎたいという店主の気持ちが伝わってきます。
*4月11日〜21日まで『木・陶・硝子』うつわ三人展が開催されます。
(17日は定休日です)
加藤育子 木
前田直紀 陶
鈴木努 硝子
暮らしを豊かにする、お気に入りのうつわを見つけにぜひお立ち寄りくださいませ。

静岡県静岡市葵区鷹匠3丁目20-11
tel/fax: 054-293-5000
営業時間:11:00〜20:00  
定休日:水曜日
http://fosset.jp/

 

・PILOTIS(ピロティ)
販促物を主に手がけるデザイン事務所・海外の雑貨販売のお店。
オーナーのセンスで飾られた店内は隅々まで目が離せません。
毎日更新のブログも必見○

静岡市葵区鷹匠2丁目1−8  天松第一ビル1階
TEL:054-275-2336
営業時間:12:00-17:00
定休日:日曜日
http://pilotis1.exblog.jp/

 

・水曜文庫
古本屋さんです。
手づくり感のあふれる看板、店内、どれをとっても素敵な街中の古本屋さんです。
気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。
児童、芸術、文学や女性誌など、店主のセレクトした数々の蔵書が並びます。

静岡県静岡市葵区鷹匠2丁目1−7 つるやビル1F
営業時間:11時〜20時
定休日:月曜日
http://d.hatena.ne.jp/suiyouu-bunko/

 

・LE CHAMP VOLANT(ル シャン ボラン)
やっぱり人気のパン屋さん。メロンぱんは特にファンが多いもよう。
国産小麦と天然酵母を使用した、豊かな風味と食べごたえのあるパンがそろってます。
こだわりの焼き菓子もよかばいよ。

静岡県静岡市葵区鷹匠2-13-11 トピア鷹匠 1F
TEL:054-250-8334
営業時間:10:00〜19:00
定休日:日曜日
http://www.lechampvolant.com/

 

・Grenoble(グルノーブル)
ナッツが主役の焼き菓子とパンが並ぶ店内は、ギャラリーのような洗練された空間。
トレーは店主がコレクションした器から選びます。
おすすめは、サクサクとしっとりの2種類の生地が選べるスコーンと王冠の形のパンです。

静岡県静岡市葵区鷹匠3-19-5水野ビル1F
営業時間 月〜水曜・金曜:11:30〜19:00
土曜:11:30〜17:00
定休日:木・日曜日
http://grenoble.jp/#!/gallery

 

・PUPAN
麦、卵、牛乳、酵母やオーガニックの素材にこだわったパン屋さん。
週末は、その場で揚げパンを揚げてくれますよ。おみやげのつもりで買っても、香りにつられてお店を出てパクリ。

静岡県静岡市葵区鷹匠2丁目10-23 SECビル 1F
TEL:054-251-2533
営業時間:10:00〜19:00 (売り切れ次第終了)
定休日:月曜・隔週火曜
http://www.brot.jp/index.html

 

・breffeeSTORE
bread+coffeeのお店。鷹匠の大成高校のすぐ近くにあります。
棚に並ぶのはハード系を中心に食事にもおつまみにもなる確かな味のパンです。
おススメはクルミのリュスティック。
ドリップコーヒーを片手に静岡散策へでかけよう。

静岡市葵区鷹匠3丁目11-26
Tel&Fax 054-665- 4039
営業時間 11:00〜19:00
定休日 毎週月曜日・第1 / 第3の日曜日


下記地図を参考に回って見て下さい!


より大きな地図で 鷹匠案内 を表示


会場にはご来場者専用駐車場は御座いません。ご注意ください。


米澤 あす香
mail : shizuoka@tezukuriichi.com
twitter : http://twitter.com/a_c_shizuoka
むすぶ : http://infoshizuoka.blog9.fc2.com/





静岡市のお食事処(2013年春季まとめ)

ARTS&CRAFT静岡チラシ設置店をはじめ、静岡ならではの御飯が食べられるお店を

ご紹介します。

県外から静岡へ訪れる出展者の方には1日の最後にゆったり過ごして頂くのもよし。

またはみなさんで楽しくお食事されるよもよし。

もちろん、地元静岡のみなさんや遊びに来られる方がお茶をするのにおすすめしたい

お店を集めました。

ぜひ、ご参考にしてください。


※営業日・営業時間等は各お店へお問い合わせください。席のご予約をおすすめします。


【チラシ設置店】


・D&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKA

静岡店は店内から富士山が見えます!のんびり過ごしたい方に。お子様も◎

http://www.d-department.com/jp/shop/shizuoka/



・リベラル食堂

店内外にデザインが溢れている!以前絵描きの勝山さんと湯本さんの展示を行いました。

のんびり過ごしたい方に。

http://www.liberaldining.com/



・ロコマニ

地元静岡産を中心に、野菜をたっぷりと使ったおいしくて体に優しいヘルシーご飯が

食べられます。ロコマニのごはんを食べると心も体も満たされます。

のんびり過ごしたい方に。

http://rokomani.exblog.jp



・池田の森ベーカリーカフェ

天然酵母と国産小麦にこだわり、素材の味を生かしたシンプルでおいしいパンが食べられます。お子様◎

http://www.ikedanomori.com/cafe/



【静岡ならではのごはん】


・丁子屋(とろろ汁)

東海道五十三次の東海道の中で最も小さい宿場町であった“丸子(まりこ)宿”跡にあります。

かやぶき屋根の古民家をそのまま利用した店内。みなさんでどうぞ。お子様も◎

http://www.chojiya.info/



【静岡おでん】


静岡おでんの特徴は、牛スジでとったスープに、黒はんぺんやナルトなどを使用し、串に

さされたおでんダネをカツオなどのだし粉と青のりをかけて食べます。おでん街には、

伝統の味を守っているお店が今も軒を連ねています。

黒はんぺん→サバやイワシを主原料に皮や骨ごとすり身にしている為、黒っぽい

白はんぺん→サメを主な原料とし、長芋を混ぜている為、白色に仕上がる


静岡おでんをもっと詳しく http://oden.cocolog-shizuoka.com/

静岡おでんが食べられるお店 http://www.tnc.ne.jp/special/gotouchi/oden/index.html



・多可能(居酒屋)

大正12年の創業以来、店主一家が4代にわたって、のれんを守り続けています。

おでん、マグロ、シラス、サクラエビ、黒はんぺんなど静岡らしいオーソドックスな酒肴や

鮮度よくボリューム感たっぷりの串焼きなど!

http://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22003465/



・大やきいも(甘味処)

大釜で焼くやきいもは、立ち上がる湯気の一筋にも100年近い伝統があります。年間を

通じてのおでんなど、多彩なメニューがあります。いずれも自慢の低価格。お子様◎

http://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000150/



・天神屋(弁当屋)

静岡のごはんは食べたいけど宿でゆっくりしたい、という方には天神屋での静岡おでんの

テイクアウトをおすすめ。静岡県民なら誰もがお世話になるお弁当屋さん。護国神社の

近くの曲金店は24時間営業!!

http://www.tenjinya.com/



・海ぼうず本店(居酒屋)

2008年おでんフェスタ・おでんバトルで優勝!静岡おでんのテイクアウトやお土産パック

もご用意。炭火串焼、地魚、地酒と静岡特産品メニューもあります

http://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22003250/



【魚料理】

・河岸の市(清水港市場併設)

新鮮でおいしい魚を気軽に食べられます。新鮮な海産物の販売もありますよ!

http://www.kashinoichi.com



・くらさわや(桜えび料理)

静岡の名産で忘れてはいけないのが桜えびです。地元ではかき揚げやお好み焼きの具にも

使用します。ぜいたくなほど桜えびを使ったかき揚げは絶品です。

http://www.sakuraebi.org



・地酒と地魚 鯛や(居酒屋)

お料理は駿河湾でとれたお魚。地酒のラインナップがすごい!お子様OK◎

http://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22012153/



・河童土器屋 (丼もの・刺身)

ファン多し!旬の魚介類や野菜をいかした海鮮丼、天丼など。

器も素敵です。お子様もどうぞ◎

http://www.at-s.com/gourmet/detail/2084.html



【その他の御飯処】

・つむらや(蕎麦、居酒屋)

手創り市忘年会では鴨鍋を頂きました。雰囲気といい味といい間違いない!

http://r.tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000532/


・ル・コントワール・ド・ビオス(フレンチ)

有機農業のビオファームまつきのカジュアルフレンチ。野菜ってこんなに甘いくて美味しい

のか!と驚きました。

http://bio-s.net/biofarm/le_comptoir_de_bios.pdf



・COO(パスタ)

パスタやデザートが美味しいお店。スタッフの食事会のときにも行きました。

女性におすすめしたいお店です。静岡駅から近い!

http://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000643/



・OVER LOOKS BIWA(中華料理)

お洒落な空間でカジュアルに中華料理を味わえます。

http://www.hotpepper.jp/strJ000042841/



・22 VENTI DUE (ピザ)

鷹匠においしいピザ屋が出来たとのもっぱらの噂!うわさじゃないよホントだよ。

http://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22016305/

・らいみん(中華料理)

昔ながらの中華料理屋さん。巨大な肉団子と鶏の唐揚げが特徴。みなさんでどうぞ。

http://r.tabelog.com/shizuoka/A2201/A220102/22007793/



・Pisolino(ピソリーノ) 静岡宮竹店

大きな石釜においしいピザ、パスタ。地元の野菜を使った前菜とデザートはブッフェ

スタイルで!みなさんでどうぞ。お子様用の椅子あります◎

http://www.at-s.com/gourmet/detail/1263.html



米澤あす香

mail : shizuoka@tezukuriichi.com
twitter : http://twitter.com/a_c_shizuoka
むすぶ : http://infoshizuoka.blog9.fc2.com/









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