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1月31日 本日、選考会


おはようございます。名倉です。

前回の選考会より、あれから半年。
本日は、2015年春季ARTS&CRAFT静岡手創り市「g r e e n」の選考を行います。

写真は前回選考会の様子。

黒板のもろもろはふざけている訳ではなく、
ピリッとした選考会の場に、
どこかリラックスするような抜ける空気が欲しくて描いています。
(必要かどうかは・・・ともかく)

適度な緊張感は絶対に必要だとして、それも行き過ぎれば堅くなるばかり。
堅いままでは、個々の視界は狭くなるばかりで、それではイマジネーションに役立たず。

一日かけての長丁場。
集中しつつも、リラックスして、じっくりと行います。

出展者発表は2月8日。
しばらくお待ち下さいね。


それからもう一点。
名倉個人企画の宣伝をさせてください。

2月5日〜2月24日までジュエリーとチョコレートの展示会、
「jewelry&chocolate」をキャトルエピス静岡店にて開催致します。


開催まであと5日。
皆さんの心にせまるような空間をつくりたいと思っています。

キャトルエピス店内でも宣伝をはじめてくださったそうです。
こんな看板。



ありがたいことですね。

それではまた。






2015年春季開催 " g r e e n " 申込は締め切りました

*2015年春季申込は1月28日にて締め切りとなりました*

*たくさんのお申し込み有り難う御座いました*



2015年春季ARTS&CRAFT静岡手創り市では、

会場全体を " g r e e n " をテーマにして開催致します。


g r e e n  = 緑


緑は新緑から時間をおうごとにその色合いを深め、変化してゆくように、

私たちも第一回目のはじまりより、少しづつ成長し、変化を重ねてきました。


2015年4月11日・12日。

第10回目をひとつの節目に、

これからも静岡縣護国神社の地で皆さまと共に開催し続けてゆくこと、

変わり続けてゆくことの象徴として、 " g r e e n " をテーマにかがげます。


皆さまと共にある、ひとつの会場づくり。


是非ともご参加下さい。


◯一般部門(工芸・クラフト)

「つくること、グリーン。」

*応募について*

出展の際には、通常作品のほか、green をテーマにした作品のコーナーを

つくって頂きます。

作品そのものがグリーン。グリーンをイメージしたもの。

はたまた、ブース全体をグリーンにまとめてくださっても結構です。

広くて深いグリーンをご提案ください。



◯フード部門

「 薫るグリーン、味わうグリーン 」

*応募について*

ビジュアルで green をあらわしたもの。香りで green をあらわしたもの。

食を通して幅広い green をご提案していただきます。

(すべての商品が green でなくてもけっこうです)



◯ワークショップ部門

「 ふれる、グリーン 」

*応募について*

一般参加兼ワークショップを行っていただきます。

 green をテーマにしたワークショップであれば限りは御座いません。

さまざまな角度から green をつくること。楽しみにしています。

(ワークショップのみの出展をご検討の方は、まずはご一報下されば幸いです)



そのほか、会場でのインスタレーション。ライブ。

小屋企画など多種多様の green をつくり、会場を盛り上げてゆきます。



2015年春季開催日は2015年4月11・12日となります。

お申し込みは、2014年12月28日〜2015年1月28日必着まで。



お申し込みについて、そのほかお問い合わせは

ARTS&CRAFT静岡担当 shizuoka@tezukuriichi.com まで

お気軽にお問い合わせ下さい。







1月28日 締切



1月28日。
2015年春季ARTS&CRAFT静岡手創り市の申込を締め切りました。

昨年10月より伝えてきた「g r e e n」のこと。

出来る限り、言葉を尽くして伝えること。
わかりやすさだけに陥らないこと。
つくり手に対してのシンパシー。

それらのことを意識して過ごしてきた。


2009年秋よりはじまった
半年に1度のARTS&CRAFT静岡手創り市も
今回で第10回目。

未熟から成熟への入口にたった私たち。
スタッフひとりひとりが今できることを進めています。


まずは週末の選考会へ。

お申し込み書に綴られた想いのこもった文章。
本当にありがとうございます。






森のなかで喫茶…



前回の記事では、スタッフ川手さんの担当する企画を紹介したけれども、
今回の記事では、スタッフ一生君による「森のカフェをつくろう」プロジェクトを
ご紹介したいと思います。

(森のカフェをつくろうプロジェクトなる名称は、
 なんとなくそういうものなんだろうな…という印象を受けて、
 私が勝手につけたものです。正式な呼び名は後日発表。)

まずは、上記写真をご覧下さい。

対岸に見える岸を、スタッフは出島と呼んでいる。

正確に言いますと、エリア6の池のほとり。
(という呼び名も正確とは言い難いが…)

そこは、第一回目よりご来場者の皆様にとってのオアシスのような場所で、
前回、新たに染谷拓郎さんとたかはしまりすさんによるライブを行った場所でもある。



上記は、企画を担当する一生くんによるラフスケッチである。

そのラフスケッチからは、彼の頭の中がスコーンと景色として広がっている。

珈琲があって、
焼き菓子があって、
本があって、
周囲は緑に囲まれていて…

それらのイメージを広げ、
すでにある環境を難しく捉えることなく、
シンプルに活かすこと。

この付近の出展者にとって、ご来場者の皆さまにとって、時にはスタッフ、
会場にいるすべての人々にとっての憩いの場所となるような、そんな空間。

とはいえ、ただただシンプルなだけじゃ、今回の「g r e e n」にむけて
物足りない気もするから、きっと更なるアイデアがあることでしょう。

もしかすると、エリア6にご出展いただく作家さんと一緒に場を作って
頂く様にもなるかもしれない(?)。

今回が初の試みでも、次回へ続いてゆくような発展性のあるものになればいいな。
そんな風に感じております。




新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "


お申し込み締め切りは1月28日事務局必着!!





名倉哲






池のほとりで、レストラン



以前より感じたいたこと、ご意見を頂いてきたこと。


『どこの会場に行ってもフードの出展形態って、おおよそ同じじゃないですか?』


それぞれの土地には、それぞれのルールがあって、

(イベントのルール、都道府県の条例など…)

安全性や足並みを揃えることを考えると、仕方がないことかもしれない…。


けれど、そろそろ我慢も限界だ。

現場が違えば、ルールも違う。

どうにかしなければ。


自分たちも周囲も、ここ数年そのことに対して、違和感を覚えているのに、

放っておくなんて、自分たちが自由と責任をもってやっているのにどういうこと?

気づいていて何も変化をもたらさないなんて、本当に馬鹿げてる。(自戒)


周囲に変化や理解を求める前に、自分たちで変えたらいい…。


それが、私たちの本音。



詳細は後日発表となりますが、


2015年春季「g r e e n」では、


通常のフードエリアの出展形態とは別に、

その場で調理をし、出展作家の器を使って料理を供する。


そんな空間をつくり、魅せることを始めます。



料理と空間をつくるのは、





この2人にお願いすることになりました。


改めてのご紹介は後日行うとして、今までにない空間をつくり、

これからの静岡会場のフードエリアの可能性を広げる

試みとなるようチャレンジします。


ご期待下さい!!



*次回の更新は26日・今度こそスタッフ一生くん企画のご案内となります*



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "


お申し込み締め切りは1月28日事務局必着!!





名倉哲





響きあうこと…



2015年春季開催「g r e e n」の申込締め切りまであと1週間と迫ってきました。

事務局には連日お申し込み書が届いており、封をあけ、グリーンについての
つくり手の考察・提案を拝読しております。 

と同時に、個々のスタッフが主体となって進めている様々な企画も徐々に進行。
それぞれの進行具合にスピードの差はあれど、確実に前進しているのを感じます。

そんな中でも、スタッフ川手企画として進めているものを、少しだけご紹介。


今回会場全体のテーマを「g r e e n」とし、その中でも、
これまで彼女自身が一緒に仕事をしてきたつくり手たちと共に、
ひとつの空間をつくることを進めています。

上記写真がそのラフスケッチとなりますが、
個々の作家のブースがありつつも、
企画者・川手とつくり手が一緒につくりあげる空間、
それは普段であれば受付の小屋としてして使っているものですが、
今回は展示の空間として会場に建つことが決まっております。


ひとつの企画として、ひとりひとりが責任をもって、
つくり手と共に進めているそれぞれの企画は、最終的に、
お互いの作品が共鳴しあうような場であるべき、と思っておりますし、
そこに導く為の担当スタッフ(=企画者)だと。

責任は別の角度で置き換えれば、自由とも言えます。

ひとつのものごとを作り上げることは、
そのほとんどが大変なことばかりかもしれません。

ましてや、それが他人と交わって作るのですから、尚更。

けれど、だからこそ、完成した時の感覚、その爽快感にぐっとくる、はず。

場はひとつの小屋(箱)ですが、
それぞれの作品と想いがぎゅっと詰まったものを発信出来たら…
そう願っております。


次回のブログ更新は1月24日。
エリア6の池のほとりで行われる、
スタッフ一生(いっせい)の担当企画を少しだけご紹介(予定)。
是非ともご覧下さい。



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "


お申し込み締め切りは1月28日事務局必着!!





名倉哲





g r e e n 作品について… 


2015年春季「g r e e n」の申込が始まり、3週間が経ちました。
締め切りの1月28日まであと10日間ほど。
引き続き、たくさんのお申し込みが届くことを願っております。

現在、事務局宛には「g r e e n」についてのお問い合わせを頂いておりますので、
その幾つかをブログにて参考までに書かせて頂きます。


例えば、焼き物の作家さんからは、こんな声を頂きました。

 

「普段は灰釉の作品を多く作っているのですが、
 今回は緑から黄色のグラデーションのグリーンを
 表現しようと思っているのですが、
 グリーンの範疇はどこまでになりますか?」

普段は制作していない緑の釉薬を使っての作陶。
緑からのグラデーションを黄色まで繋げてゆくイメージ。
まさに、新緑をあらわしているように感じましたし、
表現に限りはないはずです。
テーマは「g r e e n」という制約があっても、
その解釈とアプローチ、その先にある着地点は
人それぞれであって欲しいと思っています。


ほか、焼き物作家さんよりこんな声も…

「イメージしている作品が、グリーンそのものではなく、
 緑が映える作品と、そんなブースづくりを考えていますが、
 そのようなものでも今回の「g r e e n」の範疇に入りますか?」

当然、入ります。
なにも「g r e e n」だからといって、
緑の作品を作ってくれという訳ではありません。
ただし、ひとつ言えることは、来場されたお客さまは、
出展者のそれぞれのグリーンについて話しかけ聞くこともあるだろうし、
ブースをひと目見て、解釈される方もいらっしゃるかもしれません。
空間で「g r e e n」を伝えるのであれば、
実際に、空間をつくるシミュレーションが絶対に必要だと思います。
なるべく早いうちに…


 

最後に、フード出展をご検討の方と話したことを書かせて頂きます。

「今回は「g r e e n」ということで、
 新緑や春、それから静岡はお茶処ということで、
 お茶をつかったものを検討していますが、
 事務局さんで想像しているものを教えて頂けますか?」

フードで出展をご検討下さっている方は、
季節が春、新緑ということもあり、
グリーンを商品化すること自体は
比較的難しいものではないと思っています。
そう言ってしまうと失礼かもしれませんが、
実際問題、商品そのものをつくるよりも、
イメージやコンセプトを導きだすことが難しくありませんか?

…その後のやりとりは、ご想像にお任せ致します。



春季開催にむけて、普段はそれほど鳴らない電話が連日事務局内をリンリン鳴っておりますが、
電話の苦手な私も、姿の見えない方の話す言葉を一言も聞き逃すまい、時にはああ言えばこう言う的な場面ものぞかせつつ、対応させて頂いております。
そんな願いは叶わないとわかっておりますが、出来ることなら、電話口のむこうへ行って、ひとりひとりと気の済むまで話し、時には議論したい!!と、妙にテンション高めな気持ちもむくむく持ち上がり、すでにひとり、グリーンを抱えて電話口で闘っております。

改めて言いたいことですが、春季開催テーマの「g r e e n」は、世間一般的なイメージ?の、
エコ、優しいとか柔らかいとか、そのようなものではなく、すでに決められたテーマを前提とし、ある種の課題として自身の考えで取り組み、その過程を基にして、最終的につかい手の手に渡ってゆくものづくりだと捉えて頂きたいと思いますし、そんな会場づくりを、つくり手と共に出来たら、この先にあるだろうARTS&CRAFT静岡手創り市の成熟にも繋がるはず。


2015年春季開催は会場全体を「g r e e n」をテーマに開催致します。 
お問い合わせ、ご意見などなどありましたら遠慮なく下記Mailまでお問い合わせ下さい。







2日間のことを… 荒巻


1月11日。


天気も良く、時折強風が吹くその日、護国神社にて今年最初の打ち合わせがありました。


その中には、去年の小屋企画(通称ハルコヤ、アキコヤ)で使われた小屋を、

再び白い小屋に戻す作業もありました。


ついにこの日が来ちゃったなー。

ちょうど11日は別の予定を考えていたので、本当は清水さんの絵に直接さようなら

を言えないなって思っていたんです。

それに、自分の手で消すこともできればしたくなくて。

次見たときに「あー、消えちゃったんだなぁ」って、自分の中で無理矢理にでも

整理できる状況になっていることを考えていたんです。


でも日が迫ってくると、それでいいの?ってモヤモヤしだして、結局手帳を見ながら

予定を組み立てて、急遽、11日に参加することを決めました。


清水さんが足久保の山に籠って、壁面の制作をしていたとき。

筆に絵の具をとり、ひとつひとつ丁寧に色を重ねて、長い時間をかけて完成した壁面が、

呆気なく白いペンキに覆われてしまいました。

いやはや、なんとスピーディなことでしょう。

あっという間でした。



ぽかーんとしながらも、自分の手でこの作業をやってよかったなと思えました。

白いペンキを塗りながら、消えるといってもちゃんとそこにあるんだなって

考えることができたんです。


目を凝らせばうっすらと、清水さんの絵が見えるんですよ。



お昼をはさんで午後は、なんともステキな企画の打ち合わせのため池のほとりへ。

説明を聞きながら当日はどんな景色になるのか、とても楽しみです!


20150113-4.jpg



次の日、わたしは新スタッフの松村さんとキャトルエピス富士店に

併設されている「野菜食堂」へ。

ここではその名の通り、お野菜たっぷりのランチを召し上がることができます。

しかも!ARTS&CRAFT静岡手創り市でもお馴染みの作家さんの器で出てくるんです!



美味しいご飯を食べながら、今月末に行われる選考会のこと、くらしのこと市のこと、

いろいろなことを話しました。

わからないこと、当日の流れ、持ち物、などなど。

これは、わたしがスタッフになったばかりの頃、卒業していった米澤さんがわたしに

してくれたことです。


そのあとは松村さんと富士宮の街をぶらり。

浅間神社にお参りをしたり、酒蔵を案内してもらったり。

そして最後に松村さんのお祖母様の住むお家にお邪魔しました。

前からすごく風情のあるお家であることは聞いていたのですが、実際に訪れてみると!

とても趣きのあるお家で、お部屋を案内されている間ずっと、

「ステキ!」

「いいねぇ〜」

「いいねぇ!」

を連発していました。

(お家を見るの好きなんです。間取図だけでも面白いですよね。)


お祖母様はとてもハキハキとしていておしゃべりで、掘り炬燵に蜜柑にお茶という

冬定番の三種の神器と共に、楽しい時間を過ごさせていただきました。



次会うのは春季開催「g r e e n」の選考会。

それまでもきっと各々がそれぞれのやるべきことを進めていると思います。

春開催まであと3カ月。

今年は“g r e e n”をテーマに。


当日の風景を思い浮かべながら、さらに一歩進んだその先へ向かっていきます。








1月11日 重ねる、一歩。 橋本

20150113-1.jpg


連休まんなか日曜日。

護国神社へ集合の日。

ちょっと早めに着いたスタッフと、本殿へお参りに。


いつもありがとうございます。

今年もまたお騒がせしますが、無事開催できますように、と。


スタッフとして9回目を迎えるのに、

ちゃんと本殿まで足を向けたのは

これが初めてだったかも。


そんな爽やかな朝を経て、

今日は男性スタッフメインに続々集合。

ついにこの日を迎えてしまいました…


ハルコヤ&アキコヤ を支えてくれた、

清水さんの絵を消してしまう日。


1年前。

消すこと前提に清水さんに絵をお願いしたとき、

"punkだねっ"と笑った清水さんの笑顔は忘れられない…


ハルコヤ担当だった私、はしもとと、

アキコヤ担当だった荒巻ちゃんはちょっと怯みながら…

だから最初の一塗りはこの人が。


20150113-2.jpg


男性スタッフの手も借りて、

靴にも服にもペンキを飛ばしながら、

あっという間に元の白い小屋に。


20150113-6.jpg


いろいろ思いはあるけれど、

次へ進むための大事なひと塗りだったかと。


20150113-3.jpg


春は一回お休みのこの小屋も、

彼がベースを作り、

みんなの手や思いが重なりもうすぐ2年。


少しずつ少しずつ。

これからも変化し続けるのでしょう。


冷たい風に煽られながらお弁当を食べ、

ボスがスタッフの溺愛娘(2歳)をギャン泣きさせて、

(危機管理能力の高い娘ちゃんです、ホント)

慌ただしいお昼の後には、池のほとりで打ち合わせ。


20150113-4.jpg


A&C静岡が成長し続けるための"起爆剤"とも言えるひとつの企画。

詳細はまた後日。


新しいことをやる時は、

緊張も不安もぐるぐる渦を巻くけれど、

それを凌ぐわくわくがここにはあります。


この爆発が、連鎖していくことに期待を寄せて、

明るい間に解散。


で終わるわけもなく…


そろそろ周知のことかと思うけれど、

基本的にA&C静岡の打ち合わせは

長いのです。1日が。


場所を移して改めて。

今春は、2名のスタッフがそれぞれ主軸となって、

2つの企画が動きます。


2人のそれぞれの頭の中が、

そのノートやイメージシートに詰まっていました。

1人では行き詰まることもあるけれど、

誰かに話して、返ってくる言葉をかりて、

また一歩先に進んでいくこともある。


20150113-5.jpg


日も落ちきる手前に、打ち合わせ終了。


みんなで体を動かして、

頭の中のイメージを膨らませ、

次に会うのは選考会。

それまでに少しずつ少しずつ。

でも確実な一歩を重ねて、向かう先は春の緑へ。 



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "




はしもと





1月7日 さよなら、つくる人



Yと同様、2014年をもって卒業したスタッフがもうひとり。 

この写真の持ち主であり、
(写っている人ではないので悪しからず…)
A&C静岡スタッフの「つくること」のベースを生み出した人。

辞めていったスタッフのことをいつまで書いているんだ?と思われるかもしれませんが、
昨年から、そしてこれからも続く、ARTS&CRAFT静岡手創り市にとって、
大切な置き土産をおいていったので、これっきりということでお付き合い頂ければ幸いです。




彼の名は、鈴木みつとし。
スタッフの間ではおみつさん。
または、親しみと幾らかの敬意をもって(?)、棟梁と呼ばれていた。

いなくなって改めて思うけれど、彼はとても不思議な存在だった。
はじめて会った時のことは覚えていないけれども、
口数が多い訳ではなく、率先して意見を言うものではなかった。
もちろん、先頭を歩くタイプでもなかったが、
人の後をついてゆくだけの人間でもなかった。

なんといえばいいんだろう?…

端的に云えば、マイペースな人であるし、その表現はきっと正しい。
けれど、彼の本質は「行間をよめる人」という姿がより明確なのだと思う。

行間をよめる人。
それを料理のレシピに置き換えれば、
きる、ゆでる、わかす、など一見単純だと思われる作業の中にも、
「いかに、どうやって?」「どのタイミングで?」などと、
目の前に書き記されていないことを、自ら考え想像し、行動することができる。
自ら何かを生み出す為に絶対に必要な、自分で考えるという作法を心得ている。
そういうことだと思っている。

そんな彼であったから、ARTS&CRAFT静岡のスタッフとして、
まず優先される現場の原理原則を徹底することに、
違和感を感じていたこともあっただろうし、
(それはそれで会場のベースとなることなので、なくてはならないこと )
そんな中で、彼なりの「つくる」意識をもって、ここ数年取り組んでくれた。

彼と話す時間はそれほど沢山あった訳ではないが、
交わす言葉は短くも明確であったし、打てば必ず返ってくるものがあった。

ARTS&CRAFT静岡手創り市が抱える財産のひとつ。
昨年1年を通して活躍した白い小屋があり、彼がその制作者。

2014年は小屋を通して、ハルコヤアキコヤと、
担当スタッフを中心に、つくることを始める年であった様に思う。

2015年春。テーマは「 g r e e n 」。
未熟から成熟への入口にたった私たちの第一歩。

彼が置いていったバトンを、皆で受け取り、歩んでゆこうと思う。

ありがとう。
ひとまずサヨウナラ。


2015年はARTS&CRAFT静岡手創り市として、
ここで続ける意義と、いわゆるクラフトフェアの必要性を考えてゆく年になりそな予感。

それではまた。



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "




*2015年春「g r e e n」についてのお問い合わせは下記mailまでお気軽にどうぞ*


名倉哲








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