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3月31日 (無題)


ここ最近は事務局に籠りきりの時間が多く、
毎年恒例の事務局裏のひとり花見すら出来ておりません。

ひとり花見。

いきつけのインドカレーのテイクアウトに、
サッポロ黒ラベルをおひとつ。
気持ちが良ければ、アイスも食べます。
フランス人ばりに2時間かけることはありませんが、
普段は早食いのところ、この時ばかりはのんびり食事。
たまには、そんなのもいいものです。




明日はスタッフ高木くんによる
「g r e e n」のルポをお届け致します。

すでに原稿をもらい、読ませてもらいましたが、
前後編あわせて本当に良いものに仕上がったと思います。

(そして、不意打ちもくらいました。読めばわかる、ソレ。)

彼自身、静岡スタッフとして、まだ1年ちょっとですが、
今では随分前からいたような感じすらします。

記事の更新は、明日、4月1日。
前編に引き続き、後編は4月5日の更新となります。

是非ともご覧下さい。


名倉哲



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "




ARTS&CRAFT静岡手創り市





g r e e n つくり手の声 : まとめ


2015年春「g r e e n」出展者よりスタッフがQ&Aを行いました。

題して、
「g r e e n  つくり手の声」

*画像をクリックしていただくと該当する記事をご覧頂けます*



※ 会場全体のエリアごとの出展者紹介は【こちら】clicks!!をご覧下さい。



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "




ARTS&CRAFT静岡手創り市

 




「まちきれない!おやつセット」「おやつブレンド」参加者発表!!

2015年春季ARTS&CRAFT静岡手創り市でもやりますよ!!



【 まちきれない!おやつセット 】14:00 start!!

きょうもしあわせなじかんがやってくる

きょうのおやつはなんだろう

3時のおやつまであと少し


焼き菓子屋さんを中心とした

おやつのセットの販売は14時より開始。

数量限定となりますので予めご了承下さい。



F−4 te.to.te   /   F−7 standard e

F−10 うめぼしの松本農園   /   F−11 種萬 廣田本舗

F−16 La pause   / F−21 skywalker bakery&cafe

F−23 焼き菓子 ひより工房




【おやつブレンド】 14:00 start!!


おやつと、珈琲

ゆっくりと、ゆったりと

そんな時間をすごしてもらえたら


まちきれない!おやつセットの販売が始まると同時に、

自家焙煎の珈琲屋さんのおやつブレンドの販売も14時よりスタート!!


鳥仙珈琲



14時からのARTS&CRAFT静岡会場。

のんびりとお楽しみくださいね。



スタッフまき






新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "




ARTS&CRAFT静岡手創り市





森のCAFE。きっかけ。

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今回の企画「森のCAFÉ」は、

エリア6と池のほとり(通称「出島」)に対して

何かきっかけをつくり繋がる、

新たな空間を生み出したいと思ったのが始まり。

その何かとは、珈琲と焼菓子。テーブルにならぶ本。



もともとあった空間を新たに再定義。

のんびりとくつろげる、

そんな場所になることを願って。



今回、エリア6とフードF21〜25の出展者有志の方々には、

greenに関する本の提供。

greenにまつわるQ&Aをお願いしました。

(Q&Aは、まとめ冊子として閲覧出来るようにご用意致します)


作家さんとのやり取りを重ねていく中で、僕は感じていました。

これを「g r e e n の輪」と名付けました。


作家の皆さんが、それぞれに「森のCAFÉ」のこと、

「g r e e n」のことを考え想像したことで、

円を描くように繋がっていったんだと。


この輪の中には「g r e e n 」をきっかけに、

さまざまな繋がりとくつろぎの場が詰まってます。


来場者の方々には、思い思いにお過ごし頂けたらと思っています。



今回、エリア6とフードF21〜25の出展者有志の方々にご協力を頂きました。


貸し出し頂く本をご紹介致します。

タイトルだけでもワクワクしますね。

本には作家さん本人からの紹介文付きです。


本とQ&Aのまとめ冊子を是非お手にとってご覧下さい。


エリア6−2 タケムラユリカ:新しい明日へ

エリア6−3 パシュラールーム:樹木図鑑

エリア6−4 mokumoku望月若子:さくらももこいきもの図鑑

エリア6−5 marumi03 (Q&Aをご協力頂きました)

エリア6−6 鈴木萌子:目であるく、かたちをきく、さわってみる。

エリア6−7 linenu works:ku:nel

エリア6−8 サトウカヨ:1. 有元葉子の野菜教室 2.日本の生きもの図鑑

エリア6−9 Handwork Stilla:ノスタルジックガーデン

エリア6−10 Atelier Sacco:神様のボート

エリア6−11 plant pot. :KINFOLK

エリア6−12 仕草:魚たちの家

エリア6−14 hanna:ひらがな暦 三六六日の絵ことば歳時記

エリア6−15 cottind (Q&Aをご協力頂きました)

エリア6−16 鶫 tsugumi 銀小物製作所:1.Landsacapes 2.アイヌ神洋謡集

エリア6−17 魚谷 あきこ:森の絵本

エリア6−19 non (Q&Aをご協力頂きました)

エリア6−20 FILIGRANO:純銀の世界

F ー 21 skywalker bakery&café:alexander girard designs for herman miller

F ー 23 焼き菓子 ひより工房:THF CAMP STYLE BOOK 3

F ー 24 鳥仙珈琲:むしくいさま

F ー 25 杜屋:自休自足・2010年夏号


出展者の皆様、ご協力ありがとうございます!!


森のCAFEにてお待ちしております。


「森のCAFE」担当 鈴木一生



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

" g r e e n "




ARTS&CRAFT静岡手創り市





ともあれ、執着 。



昨年の9月より動き出した「g r e e n」も、あれから半年が過ぎました。
会場シミュレーション後にお邪魔する、我らスタッフの憩いの場であがった言葉。

「未熟から成熟へ」

成熟とはなんぞや?と言われても、はっきりと答えることはできなく、
今回の開催を終えても、「これが成熟です」とお皿にもって
説明することは出来ないだろう。

けれど、この半年間進めてきたことの大事なことに、執着というものがある。

今回の「g r e e n」で、私個人のことで言えば、木々と水辺の食事会を企画したけれど、
あとはそれぞれの担当スタッフと相談しながらつくりあげてきたもの。
今もなお、各担当スタッフはつくることの真っ最中。
(四苦八苦していることでしょう。きっと。)

すでに更新を終えた「つくり手の声」にしても、
それぞれスタッフの視点で描かれていて、普段見えない表情が感じられ面白い。
きっと私が一番楽しんでいたと思う。

先ほど執着という言葉をあげたけれども、
言い換えればそれは、「平易の中の執着」というのが正しいのかもしれない。

それぞれやっていることは、突飛なことではないし、
もちろん不可能を可能に!!という代物ではない。

なんというのか・・・

普段であれば見過ごしてきたであろうディテールを、
「ちょっと待って」と立ち止まり、再考・修正する作業。

そんなことを積み重ねてきた。

半年に一度開催されるARTS&CRAFT静岡手創り市は、
「あれをやっておけばよかった…」と思うと、たいてい次もない。
その時々、やれることをやれるだけやらなければ、次の半年へ進んでいるから。
地続きでいられるのか、途切れてしまうのかは、おおよそ本人次第で、
私自身も、外に見えない他人の心まで覗き込むつもりはない。
(無責任なようだけれど、私たちはつなぎ手である以上、舞台の主役ではない)

私たちスタッフは、作家さんの様に器や匙や鞄など、
具体的なモノをつくっている訳ではない。
けれど、足跡を残すことは出来る。

春の開催まであと2週間ほど。

未熟な足跡を残しつつ、いつか振り返った時に成熟していることを感じられるよう、
ひとまずの終わりやってくるその時まで、もう少し執着して臨みたいと思う。

春はそこまでやってきました。
なにかひとつでいいから掴みとりたい。

それではまた。


名倉



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

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ARTS&CRAFT静岡手創り市





森のCAFE (エリア6の池のほとり)

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日時  :2015年4月11・12日
場所  :エリア6 池のほとり


森のCAFEは珈琲と焼き菓子が集まるエリアのくつろぎの場所です。
 エリア6と通称出島のフード出展者さん有志の方より
 森のCAFEの場でお読み頂ける本をお貸し出し頂きます。


イラスト:ゆもとかなえ
企画  :鈴木一生&名倉哲



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

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g r e e n つくり手の声 その18:Rust (エリア1−25出展)



2015年春季「g r e e n」の全出展者より

A&C静岡スタッフがピックアップしたつくり手の声をご紹介。


今回はthe green な「Rust」大林さん(以下、大)と

スタッフ關によるQ&Aをお届け致します。





「g r e e n」というテーマからみなさんはどんなことが思い浮かびましたか?

ぱっと色を浮かべたり、木々を連想したり、また、深く意味を掘り下げて考えてみたり…

それぞれに思うこと、考えることが違うと思います。

今回の静岡手創り市では、そんな風にgreenというテーマを受けて、

様々な捉え方から作品や出展品で表現してくださった出展者さんが一同に集結します。


その中で、植物を取り扱っていらっしゃるthe! greenな出展者さん、

「Rust」大林さんにインタビューにお答え頂きました。



關:まずはお店のことについて紹介いただけますか?


大:静岡県浜松市入野町にあるグリーンインテリアショップ「Rust」です。

  本店は豊橋の「garage」です。

  "植物と暮らす"をテーマにいろんな角度から植物の魅力やインテリアの提案を

  させて頂いております。

  植物、切り花、インテリアの販売他、外構、花壇の植え込み、店舗のディスプレイ

  などもしています。

  また定期的にクラフト教室を行ったり、作家さんと共にクラフトイベントを

  開催しております。



關: 植物を軸にして色々な活動をしていらっしゃるのですね。

  今、"植物"と暮らし"というテーマが出ましたが、

  植物は暮らしの中でどんな役割をしているのだと思いますか?


大: 暮らしの中に植物を置くか置かないかでその全てが変わってくるように思います。

  あるかないかで生活が変化する、例えば店舗などのディスプレーだと、

  インテリアを全て配置して、最後に植物を置きます。

  1本の植物を最後に置いてあげるだけでも見え方が全然違うんです。

  植物があることで全体にまとまりが生まれるように思います。

  なので植物なしのディスプレーは今では考えられなくなりました。

  植物の力をそういう所で感じますね。





關: Rustさんの植物は今回出店いただく他の多くの作家さんたちの"作品"とは

  また別のものですが、お客さんの手に渡って、その人の暮らしの中に溶け込んだ後は

  同じような存在なんじゃないかなぁと思います。

  当日、来場するお客さんに是非その植物の力を伝えて下さい!


大: はい。インテリアとして植物を置く事がブームということもあって昔と

  比べれば段々とは広がってきているのですが、

  全体的にみればまだまだ手に取ってくれる人は少ないと思います。

  少しでも魅力を伝えて行きたいですね。


關: 最後にARTS&CRAFT静岡手創り市「g r e e n」2日間への思い、

  意気込みをお願いします。


大: 春は植物が一番輝く季節です。花物から庭木、観葉植物、多肉植物まで

  いろいろお持ちします。 

  植物の魅力をインテリアや鉢とうまく組み合わせることで最大限に魅せることが

  できます。

  インダストリアルなものジャンクテイストなものキレイめなものまで

  幅広くお持ちしお客様にあったものがきっと見つかるはずです。

  お客様と話しながら植物を通じていろんな方々と繋がって広がって、

  素敵なご提案ができるよう心がけたいと思います。



關: お忙しい中ありがとうございました!




Rustさんの植物を見ていると、暮らしについて色々な想像が膨らみます。

皆さんもぜひ、植物の魅力を感じ、こうしたい、ああしたい、

と暮らしについて想いを巡らせてみて下さい。

greenに染まった春の静岡手創り市でお待ちしています。


スタッフ關



ここまでご覧頂き有り難う御座いました。

明日は今回よりエリア6の池のほとりで新たに企画されます

「森のCAFE」をご案内致します。

是非ともご覧下さい!!




新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

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ARTS&CRAFT静岡手創り市





g r e e n つくり手の声 その17: y u t a (ミドリノヒビキ)



2015年春季「g r e e n」の全出展者より

A&C静岡スタッフがピックアップしたつくり手の声をご紹介。


今回は金工作家の「yuta 須原」さん(以下、須)と

スタッフ川手のQ&Aをお届け致します。





現在は大阪にお住まいのyuta 須原さん。

ARTS&CRAFT静岡手創り市には第一回目から参加して下さっています。 



川:まず、簡単な自己紹介をお願いします。


須: 金属を使い、生活の道具やアクセサリーを作っています。

       今回の静岡では、真鍮を使った生活の道具を展示させていただきます。



川:今回、静岡手創り市では初めてテーマを持っての開催となります。 

  「green」と聞いた時に、どんなことを想いましたか?


須: greenと聞いた時にまず想い浮かんだのは、護國神社の景色です。

  別世界に誘うように参道を覆う木々と、そのすき間から溢れる陽の光。

  本殿の向こうに腰を下ろす、大きくて優しい山と、救われるような青空。

  そんな想いを巡らせた後に、さて自分の作品はどうしよう…と。

  どうなったかは、是非当日にご覧いただけるとうれしいです。





yutaさんの景色の描写、すごくステキですよね…。

会場である護国神社の風景が、ありありと目の前に広がってきました。

今回greenというテーマが決まったあと、「緑って、既に会場に溢れてるよね…」

と、私自身思いました。そんな緑溢れる場所で、緑を表現して下さいって、

結構難しいのでは…とも。

ただ、そこから、作家さんたちが色んな想いを膨らませて下さっていること、

とても嬉しく思います。

当日、yutaさんがどんな表情の作品を見せて下さるのか、とても楽しみです。



川:では、yutaさんご自身の、通常の作品つくりに対してのテーマはございますか?


須:自分の作品に対してテーマを設けることはあまり無いのですが、

  大切にしていることは「静けさ」です。

  それも、今気付いている部分ということで、他の部分もこれから見えてくるかも

  しれません。美しいものがつくりたいと想います。




yutaさんの作品を前にした時、自分の背筋がぴっと伸びるのを感じます。

作品と対峙した時に生まれるその緊張感は、静けさを大切にしている

yutaさんの想いからくるんですね…。

ですが、例えばyutaさんのスプーンを実際に使った時、口に入れた瞬間に

すっと馴染むんです。

緊張感があるのに、人に寄り添うものである。

そのバランス。

yutaさん自身が作品に現れているのだろうなと思います。


春の会場で、yutaさんの黄金色の世界を見られることを楽しみにしています。

yutaさんありがとうございました。


スタッフ川手



ご覧頂き有り難う御座いました。

「g r e e n つくり手の声」も残すところあと一回。

明日の更新を是非ともご覧下さい!!




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未熟から成熟への象徴としての

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g r e e n つくり手の声 その16:近藤康弘 (ミドリノヒビキ)



2015年春季「g r e e n」の全出展者より

A&C静岡スタッフがピックアップしたつくり手の声をご紹介。


今回は焼きもののつくり手「近藤康弘」さん(以下、近)と

スタッフ川手のQ&Aをお届け致します。




焼きものをされている「近藤康弘」さん。 

静岡手創り市には第一回目から参加して下さっています。



川:まず、簡単な自己紹介をお願いします。


近:益子で作陶しています。風土性のあるくらしに即した器づくりを心がけています。

  制作する原料をみじかな場所で採取する時が何より楽しいです。

  そしてそれが焼く事によって生まれ変わった表情となり、さらに使う事ができる。

  使ってもらえる。尽きぬ魅力を感じます。



近藤さんは、知れば知る程、その人柄の温かさを感じます。

そして、近藤さんとお話すると、その後ろに自然が広がるのをいつも感じます。





川:近藤さんは植物を育てていらっしゃいますよね。

  そのことが、作品をつくっていく上で影響していることなどはありますか?

  実際に近藤さんの作品を使わせていただいている中で、それが暮らしにすっと

  馴染んでいくのは、環境が影響しているのかな、と思うところがあったので…。


近:自然はいじらず、自然のままにしておくのが一番だと思い込んでいるフシが

  以前はありましたが、 人が自然と共存していく為には自然のサイクルをよく知り、

  上手に手を加えていかなければいけないんだと最近気づきました。

  それはいろいろな植物を育てる事で、その苗に合う土地、日当りの加減など

  結構デリケートなものだとわかったからです。

  強いようで弱いとか素材の性質を見極めることは焼物も同じで、原料の見極めに

  役立っているのかなと思います。

  まぁ単純に喜びをもらっているだけかもしれません(笑)

  良い土が美味しい野菜を育ててくれるように、喜び溢れる良い環境を作る事で

  おだやかな器が作れたらいいなと思っています。」



自然と共に生きることで、自然を知り、そこへの関わり方が変わっていく。

その自分自身の変化を自然に受け入れ、作品づくりをしていく。

日々、自然体で作品づくりをしていることは、近藤さんの作品が暮らしに寄り添い、

日々使いたくなる器であることに繋がっているんだなと思います。


greenというよりはむしろearthである近藤さん。

春の会場で、どんな風景を見せてくれるのか、とても楽しみです。

近藤さん、ありがとうございました。


スタッフ川手



ここまでご覧頂き有り難う御座いました。

「g r e e n つくり手の声」も残すところ、あと2回の更新。

明日もご覧下さい。



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未熟から成熟への象徴としての

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g r e e n つくり手の声 その15:前田美絵 (ミドリノヒビキ)



2015年春季「g r e e n」の全出展者より
A&C静岡スタッフがピックアップした つくり手の声をご紹介。


今回は、焼きもののつくり手の「前田美絵」さん(以下、前)と

静岡で最初のスタッフ、川手のQ&Aをお届け致します。




前田美絵さん。

greenと聞いて、私は真っ先に前田さんのことが浮かびました。


緑色の、前田さんのお皿。


先日お会いした前田さんは、長かった髪をばっさり切っていらっしゃいました。

長い髪もステキだったけれど、短い髪もとても似合っていて、

その思い切りもステキだなと思いました。

前田さんはとても穏やかで、優しい雰囲気ですが、

でも芯のある、そして自分の言葉を持っている方だなと思います。

作品に惹かれているのはもちろんですが、その人間性にもとても惹かれます。


そんな前田さんへのご質問です。



川:最初に簡単な自己紹介をお願いします。



前:栃木県茂木町にて、

  日々移り変わる周りの自然を感じつつ、日々作陶しています。



川:今回、「green」というテーマで開催に臨みます。

  前田さんの作品は多様な緑色のイメージが強いのですが、

  色に対してのこだわりや、想いなどはありますか?



前:緑色であること、様々であることは

  今の自分にとって安堵を感じているのだと思います。


  でもこれからまた日々の中、

  色々なことに触れ、人と交わることで

  きっとそれは変化していくのだと感じます。

  意識的にも無意識的にも。



川:また以前、メールでのやり取りのなかで、今回のgreenというテーマに対して、

  前田さんがこのようなことをおっしゃていました。



前:緑色は酸化銅というものが主となって釉薬を作っています。

  これが土の種類を変えることでも違った緑色になりますが、

  この酸化銅は焼成時の季節の気温、

  湿度によっても変化が現れやすいと自分の中ではみています。

  最近はそれに委ねているところもあります。

  これからどの様に変化していくのかまだみえないところですが、

  それによって出て来た様々な緑色を並べられたらと思います。



自然を知り、自然に委ねながら、でも意志を持って、ただし、変化を恐れない。

そんな気持ちで作陶されているからこそ、

強く、穏やかな作品が生まれるのだなと思います。

前田さん、ありがとうございました。


ご来場のみなさまにも、前田さんの作品と、前田さんの人柄に、
ぜひ出会って頂きたいなと思います。 

スタッフ川手



ここまでご覧頂き有り難う御座いました。

「g r e e n つくり手の声」はまだ続きます。

明日もお楽しみに!!



新緑から時を経て深まる緑

未熟から成熟への象徴としての

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ARTS&CRAFT静岡手創り市









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