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jewelry&chocolate 撮影。


2016年2月に開催される「jewelry&chocolate」
次回で3回目の開催となり、そのメインビジュアル撮影を行いました。


前日未明。
引き続き参加してくれる作家さん、
新たに参加することになった作家さんの作品を広げ眺めてみる。
作品の周囲をうろうろしつつ、時に手にとってみる。
頭のなかで描く降っては消えるイメージは粉雪のよう。
それぞれの作品は目の前で個々に主張し、中心が見当たらない。
そのことが頭のなかをふっとよぎった時、それかもしれない…と感じた。


撮影当日の朝。
家のうらに住む老人、ミウラさんちの未熟な無花果を数個ちょうだいし、
たくさんの荷物を積み込み出発。
「これも持ってけ」という父親の手の中にはみかんが。
無花果は食べるんじゃないんだけどな…と思ったけれど、
気遣ってくれた父親のみかんを断るのも悪いので、ひとまずいただくことに。
父親の姿が見えなくなったところで車を一旦停車し、
みかんをすぐさま口の中に放り込み消化。
気をとりなおして出発。


現場に到着。
頭のなかに描いたイメージは、作品をもって中心をつくらず、
けれどしっかりとした背骨をつくること。
そこから始めようと思った。



撮影開始。
いつものメンバーに、新たにひとり加わり、順調に事は進んでゆく…と思いきや、
予期せぬ出来事に周囲が凍りつく。破裂音。
凍りつくメンバーの表情の先には破裂音の元。
それは、つくろうと思ってもつくることのできない、奇跡。
なにが起きたかここでは書けないけれど、
そのことに笑みがこぼれ、可笑しくて仕方なかった。
俄然テンションあがり、ついでに方向性もはっきりとした。
ラッキー過ぎる出来事だった。


出来上がったメインビジュアルは、
ところどころ生々しく、鮮やかな表情を見せていた。
なにより現場は生もので、そこにしかない昂揚感がちりばめられていた。

撮影に参加してくれた皆さま。
いつもながら長時間お付き合い下さってありがとうございました。



撮影後の晩は、カメラマンの大野さん夫妻とスタッフT夫妻とで晩餐。

撮影時の奇跡の話や、10月の開催のこと、お互いが出会ったきっかけ、
などなど話は多岐に渡り、うまい料理と酒と共に夜は更けてゆく。

その後、「終電が…」というスタッフT夫妻を見送り、しばらくしてお店を出て解散。

「終電もなくなってしまったし、
 ちょっと行ったところで実家に電話して迎えに来てもらいます。」

と、大野さん夫妻につげお別れ。

ふたりの姿が見えなくなったところで、
そそくさと携帯を取り出すと電源が切れていた。
「あれま〜」と暢気に思い、
「しかたねえな〜」と財布の中を見ると、
28円の小銭とTSUTAYAのポイントカードのみ。

「おかしいな〜」と、
左のポケットをまさぐると何もない。

「やばいぞ…」と、
右ポケットさぐると食べかけのフリスク。

深夜の国道に立ち尽くす30後半の男。
財布の中身は空で、あるものと言えば、食べかけのフリスク。

笑えない情けないの、ないないづくし。

気をとりなおし、
「白いラインの上を歩いて帰ろうか…」と決め3時間半後、
夜も明け始める頃に実家に到着。

玄関ドアを開けると、みかんをほおばる父親がそこに。

「おまえ、なにしてんだ?」
「いや、なにも…」

長い一日のおしまいは、
父親のおはようと共に。


名倉







くらしの教室告知開始。


ようやく告知が始まりました。

くらしのこと市にて行われる「注連縄かざりのリース」の教室。 

これまで東京・雑司ケ谷では開催したことがありましたが、今回は静岡にて初挑戦。
様々な種類の、たくさんの植物から自由に選び取って、ひとつひとつ丁寧につけてゆきます。

年の瀬、というにはまだ早い11月下旬ですが、過ぎてゆく時間を思い返し、のんびるとお茶とお茶菓子をいただきながらご参加頂けたらなと。

当日参加はもちろんのこと、事前予約も可能です。

ぜひご参加ください。



今日も今日で、くらこと開催にむけて参加作家さんから預かった器を撮影。
写真の器は上から、松本美弥子さん。次は寺嶋綾子さん
それぞれの個性がひかります。

それではまた。

名倉






くらことカフェにて。


11月21・22日に開催される「くらしのこと市」
そこでは担当スタッフたちによって運営される2日間限りのカフェがある。

今年のお題目は「どんぶり×うどん」。

カフェでつかわれる器は、くらことに参加する作家さんの協力によって貸し出され、
その器があって初めて動き出すもの。

作家の器を預かる緊張感と、うちからやってくる昂揚感。
それがカフェスタッフの醍醐味だろうか。

現在、事務局では空いた時間を見て、いや、隙を見て、作家の器の撮影を進めている。

撮影された器たちは、カフェメニューの作家紹介という形で反映されるらしい。

作家ごとに紹介されるのか?
はたまた、おおよその器のサイズであわせて紹介されるのか?
まずは撮影を終えてみないことにはわからない。

ごくかぎられた時間のなかでの撮影は緊張感がただよう。
だから、病みつきになる。ひりひり。



明日、10月24日は「くらしのこと市ブログ」にて、
くらしの教室第1弾をお届け致します。
ご覧ください。

それではまた。

名倉哲

追伸:秋季開催の日記はまだか!?とおしかり(?)をうけました。
   11月上旬に行われる反省会後に改めて書こうと思います。たぶん。







くやしさをバネに。(はしもと)


今年の秋のこと。

振り返ると、とても悔しい。

その悔しさは、自分にむけて、内側のこと。


あえてBlogで公開することではないかもしれないけど、

こんな悔しかったことはこの5年無かったので、

長くなってしまうけども、少し書かせてくださいね。


11回目のA&C静岡、

私個人はスタッフとして5年目、ピタッと10回目の参加。

春のgreenもそうだったけど、今回の方が自分にとっては節目だった。


「器に対する興味がまだ湧かないんです…」と公言していた最初の頃から、

作家さんのことをまだ知らない、わからないから、

それならばと、当日の現場のまわし方に注力してきた。


スタッフが1時間ごと持ち場を変えるローテーションも毎回考える。

初日の搬入がおわってから、誰がどこでなにをしてるかの流れを想像し、

何時にどこに誰がいて欲しいか考えてつくる。

突発的なトラブルはつきものだから、

ボスが手を離せないのなら、出来ること、わかることは、

私も応えていこうともしてきた。

(全部は、やっぱりできないけれど...)


なんとなく、うまく流れてきた10回目まで。

なぜかしっくりまわらなかった11回目。



初めてやった前日準備。午後休とって会場へ向かう。

それは、今までやってくれていたスタッフができなくなったから。

やってみて、初めて身にしみるありがたさ。

これがあるから、初日の搬入を迎えることができる。

今まで分かってるようで分かっていなかったこと。


もう一つ、初めてちゃんとわかったこと。

私が先陣切ってまわしていたと思い込んでいた現場は、

私だけじゃなくて、みんながいたからできていたこと。

阿吽の呼吸とでもいうような、それがあったからできてたんだな、と。

特に、一緒にハルコヤをやった2人には、とっぷりと寄りかかっていた気がする。

1だけ言っても残りの9を汲み取ってくれた。


色んな場面で言われるけれど「失って初めて気がつくこと」って本当にある。

今だからやっと見えたこと、実感したこと、そしてできなかったこと。

その全部が悔しい。そう思う。


とてもありがたいことに、少しずつ少しずつ、

ARTS&CRAFT静岡はここに根付いてきたのかなと、そんな実感もあるこの頃。

色々なSNSでも、たくさんの方が話題にしてくれるようになったし、

作家さんからの嬉しい報告もよくきけるようになった。

私自身も、お話できる作家さんも増えて、昔はなかなか手が伸びなかった器も、

その楽しみ方が分かってきた。


新しいスタッフが増えた。

みんなそれぞれよく気がついて動いてくれる。

ひとつひとつ、意識的に。

先輩スタッフ達も泥だらけになりながら、

ほとんど休憩返上で動き回ってくれた。

私が色んな悔しい気持ちにちょっとパニックになってしまった時は、

大丈夫って背中を叩いてくれた。


だから。

もう一度、ちゃんとスタッフとコミュニケーションを取ろう。

阿吽の呼吸が染み込むように。


新しいこと、変わっていくこと、

それは当たり前にやってくるのだから。


大丈夫。次に向けて、もう一度。

今度は、ただ悔しい思いはしないように。


スタッフ はしもと



次回開催は2016年4月9日10日。

お申し込みの開始は2015年12月27日からとなります。

詳細は「こちら」をご覧ください。


ARTS&CRAFT静岡手創り市 
 mail : shizuoka@tezukuriichi.com 
 twitter : http://twitter.com/a_c_shizuoka




2015年秋季開催を終えて(荒巻)


2015年秋季ARTS&CRAFT静岡手創り市が終わりました。


春から秋までの、半年の準備期間もあっという間だけれど、

開催二日もあっという間にすぎてしまった。

楽しいことはあっという間に過ぎ去ってしまうなあ。



今回の開催は、はじめてがたくさんあった。

スタッフの入れ替わりがあって、

4人の新しいスタッフにとってはじめての開催であったこと。

出展する作家さんに、はじめましての方が多かったこと。

ほか、いままでの開催ではなかったことがたくさん…いやあ、びっくりびっくり。


4人のスタッフもはじめてとは思えないほどよく動いてくれて、

頼もしいなあ!と感心しきりでした。

早いものでわたしも、もう中堅…

そうすると、やっぱりぐいぐい引っ張っていかなくてはなりません。

若手が引っ張ってくれることももちろんあります。

それが良いと思うし、そうであってほしい。

でも今までの経験があるからこそ、気づけること、言えることもあるわけで。


今回の開催では外側への反省というより、内側での反省が多かったように思える。

次に活かさなければ。



小屋企画・MY CUP IS ...にも、たくさんの方が足を運び手にとってくれました。

お気に入りのカップはあっただろうか。

お気に入りの作家さんはいただろうか。

そうであったなら嬉しい。

わたしも好きな作家さんが増えました。



個人的に思ったのは、静岡のこの地に手創り市が根ざしてきたな、ということ。

もっと前から充分根ざしているよ、と言っていただけたらとても嬉しいけども、

わたしの中でそれが実感できたのが今回の開催なのだと思う。


なぜだろう。


開催後の出展者アンケートや、

手創り市宛に送られたメールで心温まるエピソードが多かったからかもしれない。


今回の開催が、スタッフになってからはじめてリラックスして臨めたからかもしれない。



大野さんの「未来のあなたへ」で、照れくさいけど、

楽しそうに笑いながら写真に撮られているひと。

雨がふってもフードエリアに足を運び、出展者の方と楽しそうに話をしているひと。

ワークショップに朝早くから参加していたひと。


心に残る景色がたくさんあった。


続けてきたからこその景色だと思う。

これからも見続けたいな。

作家さんからこんなことがあったんですよって話を聞きたいな。


続けてきたこと。

これからも続けていくこと。


その意味を自分の中に見つけられた開催でした。



次回の春開催は2016年4月9、10日です。


来年もどうぞよろしくお願いします。



スタッフ 荒巻


ARTS&CRAFT静岡手創り市




次回開催は2016年4月9日・10日。

2015年秋季ARTS&CRAFT静岡手創り市は無事閉幕。


次回開催は2016年4月9日10日。

お申し込み期間等の発表は後日ご案内致します。



11月21日22日には、

ARTS&CRAFT静岡の今年の活動最後の

「くらしのこと市」at 木藝舎Sato

が開催されます。


ぜひともご来場下さい!!




2015年秋季ARTS&CRAFT静岡手創り市。
秋の入口、10月10日11日開催!!

全国のつくり手、140組を越す出展者が参加しております。


以下画像をクリックして頂くと該当する詳細ページをご覧頂けます。

 
 
 

↓こんなのもありますよ↓ リアルにつないで、SNSでもつながれる。

 

静岡で、くう・ねる・あそぶをぜひどうぞ。

 





「お願い」
ARTS&CRAFT静岡会場にはご来場者専用駐車場は御座いません。
参加者の方、またその作品を撮影の際にはひと声おかけしてご確認下さい。




2015年 秋季ARTS&CRAFT静岡閉幕。ありがとうございました!!

10月10日、11日の開催をもって、2015年 秋季ARTS&CRAFT静岡の開催を閉幕致しました。参加いただいた作家の皆様、来場者の皆様、誠にありがとうございました。

今回も、前回と同じく天候には恵まれず、1日目は雲天、2日目は雨天となりました。
ですが、多くの来場者にお越しいただき、楽しく充実した開催とすることができました。 

次回は2016年4月9、10日。
次回も、皆さまのご参加と御来場をお待ちしております。 

ARTS&CRAFT静岡手創り市 
 mail : shizuoka@tezukuriichi.com 
 twitter : http://twitter.com/a_c_shizuoka




森のcafe -言葉と絵の実-



【 森のCAFE -言葉と絵の実- 】


エリア6と池のほとり(通称「出島」)に対して

なにかきっかけをつくり、繋がるを目的に始まった森のcafe




今回は、「言葉と絵」で繋がります。


作家さんの作品を購入したワクワク感

美味しいお菓子、食事を食べた満足感、

友人や家族に紹介したり伝えたい気持ち。。。

etc…


会場にて、生まれる気持ち、思いは幾通りもあると思います。

その場で感じたことを、「言葉と絵」でちょっと、書き出してみませんか?



1.テーブルにある、好きな色えんぴつ・名刺サイズの紙(○・△・□・葉っぱ)を選ぶ



2.言葉や絵で自由に描く。(「作家さんの器を初めて買いました。」。みたいな?)



3.書き終わった紙は、落葉が敷き詰まったテーブルに並べる。





落葉テーブルには、お客さんの沢山の「言葉と絵」の実が並びます。


それは、この場でしか見れないですし、出会えないんです。

正にリアルなSNS。

なんだかワクワクしませんか。


もちろん、コーヒーを飲みながら書いたり、くつろいだり、

「言葉と絵」を見るだけでもオッケーなんです。



お客さんの書き残した「言葉と絵」が豊かな繋がりを生む、

「森のcafe」を是非お楽しみ下さい。 



担当スタッフ

一生


*森のCAFEの場所はエリア6の出島・★印の場所になります*





「お願い」
ARTS&CRAFT静岡会場にはご来場者専用駐車場は御座いません。
参加者の方、またその作品を撮影の際にはひと声おかけしてご確認下さい。





2015年秋季全出展者紹介・まとめ


2015年秋季ARTS&CRAFT静岡手創り市出展者のまとめを改めて公開。
エリアごとの画像をクリックして頂くと該当するエリアの出展者をご覧頂けます。
ご来場時の、前の、参考にしてもらえたら幸いです。

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「お願い」
ARTS&CRAFT静岡会場にはご来場者専用駐車場は御座いません。
参加者の方、またその作品を撮影の際にはひと声おかけしてご確認下さい。





未来のあなたへ + 写真展 by OHNO CAMERA WORKS



未来のあなたへ

「ひと もの つなぐ

 〜かさねたときを写真にこめて〜」



ひと と もの 

手創り市がつなぎ

そこにつどう人たちが

みずからの行為で

未来のあなたへ

とき を紡いでいく


ひと もの とき

すべてを記憶にとどめておきたいけれど

はしのほうから

しずかに しずかに 音もなく 消えていく

そんな こぼれおちそうな

記憶を未来にのこして

未来のあなたへの

思いとともに


OHNO CAMERA WORKS



未来のあなたへ。

今回はこれまで撮影した中から選んだ写真をもとに

小さな白い小屋で写真展を開催致します。


日時: 2015年10月10・11日 9:00〜15:00(雨天中止)

料金: 2500円(写真+マット代含む・送料別)

受付:「未来のあなたへ」撮影場所で行われます。

撮影場所: A&C静岡会場・フードエリア印の場所




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